今回はコロナ感染への自粛を段階的に解除するデンマークです。
6年前に埼玉自治体問題研究所で視察し、当たり前のことが当たり前に行われている国、自分らしく生きられることを基本にした国と感じたデンマーク。そのデンマークはコロナにどう自粛解除をしてるのか、探ってみました。
デンマークの現状は次のグラフの通りです。
また、5月23日現在の集計では次のようになっています。
デンマークの1,1 COVID-19最新統計
5月23日午後2時更新
数値は5月23 日午後12時15分に編集されました 。出典:Statens Serum Institut。
注:5月20日午後5時以降、シドマーク地域の入院患者数は更新されていません。
1)テストの数=個人は複数のテストを行った可能性があります。したがって、テスト数は、分析されている、または分析されるテストの総数を示します。
2)テストした人=テストした人の数の統計には、結果がまだ戻っていないテスト、またはテスト結果が決定的でなかったテストは含まれません。
3)確認された症例=数は、陽性反応を示した人の数を反映しています。統計には、テストを受けていない感染者は含まれません。
4)入院=毎朝7時に検査室で確認されたCOVID-19ケースで取り上げられた集中治療室のベッド数、および地域の他の病棟の統計には、COVIDで入院した両方のベッドが含まれます。 19の症状と他の病気。患者は日によって異なる場合があります。デンマーク保健局は、指定された人数の人工呼吸器に関する情報の有効性について、いかなる責任も負わないものとします。
5)COVID-19の病気が確認された患者は、陽性と判定されてから最短で14日後、「COVID-19からの回復」に分類できます。つまり、この数値に関して少なくとも14日間の遅延が生じます。2020年4月1日から1日にかけてのデンマークの疫学者傾向の「COVID-19からの回復」の定義を参照してください。。
6)死亡=死亡に関する統計には、COVID-19感染が検出されてから30日以内に記録された死亡が含まれます。ただし、COVID-19は必ずしも死因ではありません。
7)変更=更新の時間に応じて、前回の更新の時間に関連して変更。
2020年3月11日水曜日のコロナウイルス/ covid-19に対するデンマーク当局は封鎖の指示を出しました。
・すべての教育機関の学生が家に送られます
すべての公立青少年教育および高等教育などの生徒と学生は、2020年3月13日金曜日の2週間以内に、できるだけ早く家に帰されます。
・すべての屋内文化施設、図書館、レジャー施設などは閉鎖されます
・重要な機能を実行しないすべての公務員は家に送られます
重要な機能を実行しないすべての公務員は、できるだけ早く、2020年3月13日金曜日までに2週間、自宅に送り返されます。可能な限り、彼らは自宅で仕事をしなければなりません。
・民間労働市場
すべての民間雇用主は、輸出や配達などの契約上の義務に従って、できるだけ多くの人々が自宅で仕事をしたり、休暇を取ったり、休暇を取ったりすることを保証するように要請されています。
・学校と保育施設は閉鎖されます
すべての公立学校とデイケア施設は、2020年3月16日月曜日と2週間休みます。
・公共交通機関の限定使用
公共交通機関の使用は制限され、できるだけ多くの時間と容量に分散されなければなりません。より大きな容量での運転を含め、これを確実にするための行動がすでにとられています。
・特別養護老人ホームと病院の訪問に関する制限
・特別措置の賦課を可能にする緊急立法
・屋内での100人以上の集まりの禁止
そして、4月6日に封鎖解除の方針を発表しました。
再開は4段階あり、それぞれ政府と政党の合意の下で計画が作られています。
政府(社会民主党(Socialdemokratiet))とデンマーク自由党(Venstre)、デンマーク人民党(Dansk Folkeparti)、社会自由党(Det Radikale Venstre)、社会主義人民党(Socialistisk Folkeparti)、赤緑同盟(Enhedslisten)、保守人民党(Det Konservative Folkeparti)、新しい権利(Nye Borgelige)、自由党同盟およびオルタナティブ(Alternativet)は、以下のイニシアチブに合意しています。(「フェーズ1:デンマーク社会の管理された再開」より)
(英語の原文はこちら)
再開の4つの段階(在デンマーク日本国大使館 新型コロナウイルス感染症について デンマーク在住の方向け情報より)出典はこちら
第一段階封鎖解除 実施中(4月6日発表)
(4月20日から再開可能とされている代表的な職業)
(医療分野)
・理学療法士
・カイロプラクティック療法士
・作業療法士
・オステオパシー療法士
・栄養士
・フット・セラピスト
・眼鏡・コンタクト技師
・サイコロジスト
・歯科分野(歯科医,歯科技師等)
・聴覚分野
・私立の病院,クリニック
(自由業)
・美容院
・エステ,マッサージクリニック
・ボディケア
・クリニック
・スパ
・クリニック
・タトゥー,ピアッシングクリニック
・顧客との身体的接触を特徴とするサービスを提供するその他の施設,日焼けサロン
また,上記職業に加えて,
・教習用自動車による運転教習も再開することができるとしています。
(参考)
(4月17日付首相府プレスリリース デンマーク語)
http://www.stm.dk/multimedia/Endelig_aftale_1.pdf
【教育機関】
4月15日(水)から保育園、幼稚園、小学校5年生までの学校教育が再開し始めています。また,高校及び高等教育準備試験コース(HF)の 最終学年及び一部の医療科学課程の最終学年等も同様に再開可能とされています。なお,各自治体や教育機関によって,再開状況に差がありますので,詳細は各自治体等にご確認ください。
第二段階封鎖解除 5月11日から随時実施(5月7日、20日発表)
以下のイニシアティブがとられるとしています。
・小売業の全面再開(5月11日)
・レストランとカフェ等の再開(5月18日)
・6~10年生の開始(5月18日)
・物理的な出席を要求される授業および試験。さらに、STU(発達障害等により特別な支援が必要な生徒のための教育機関)、EUD(国際的な大学連携のための機関)、FGU(25歳以下の青年のための基礎・職業教育機関)の開始(5月18日)
・民間企業の在宅勤務
基本的により多くの民間の従業員が平常通り物理的に出勤を開始することができる。
・観客なしのプロ・スポーツ
・図書館の貸し出しと返却(5月18日)
・屋外のスポーツと協会活動
・国教教会と宗教コミュニティの開始(5月18日)
・寄宿学校(Efterskole, 14-18歳のボーディングスクール)の現行コースの修了
・客が車で輸送されることができる動物園施設は再開できる。
(参考)
(5月7日付首相府プレスリリース デンマーク語) http://www.stm.dk/multimedia/07-05-2020_Aftale_om_anden_fase_af_en_kontrolleret_gen_bning.pdf
当館仮訳はこちら。
5月20日,デンマーク政府は第二段階封鎖解除を以下の通り拡大することを発表しました。
●文化とアクティビティ
・例えば博物館、劇場、美術館、映画館、水族館は、即時に再開可能(5月21日~)
・その他の動物園、植物園等の施設は、即時に再開可能(5月21日~)
・屋外の遊園地(5月27日)
・子どもと若者のための夏のアクティビティ(5月27日~)
●出席が必要な公的な研究活動の全面再開(5月27日~)
●失業者を対象とする成人教育機関(AMU等)及び語学学校,国民高等学校等(5月27日~)
●DRとTV2の全面再開(5月27日~)
●青年教育機関(ギムナジウム(高校)、EUD)等)(5月27日~)
●高等教育機関は物理的な口述試験および物理的出席が必要な教育活動を実施できる(5月27日~)
●夜間学校、音楽・文化学校などの集会活動(合唱等は制限あり)、(ボーイ/ガール)スカウト活動等(5月27日~)
●首都圏地域およびシェラン地域を除く公的セクターの物理的出勤(5月27日~)
(参考)
(5月20日付首相府プレスリリース デンマーク語)
http://www.stm.dk/multimedia/Aftale.pdf
当館仮訳はこちら
【集会について】
・10人を超える集会は禁止とされています。(6月8日まで ※注1)
違反すると1,500クローネの罰金が課されますので,ご注意下さい。
・警察による集会禁止措置取締り強化場所(ホットスポット)が指定されています。
対象地域はこちら をご覧下さい。
・500人を超える大規模行事は禁止とされています。(8月末まで ※注1)
※注1:延長の可能性もあり得るとされています。
第三・第四段階封鎖解除 6月8日(第三段階)及び8月初め(第四段階)実施予定(5月8日発表)
感染者と入院者の増加が予想よりも大きくなく、国立血清学研究所(SSI)の専門家グループの数学的モデルが、第三段階に入ることは保健衛生的に適切であるとした場合、以下のイニシアティブがとられるとしています。
【6月8日~】
(注:下記の一部は,第二段階封鎖解除拡大の一環として,6月8日を待たずに再開されることが発表されています。詳細は上記の「第二段階封鎖解除」をご覧下さい。)
・集会禁止措置(の上限)の30~50人への引き上げ。 結婚披露宴、堅信礼等に関する勧告の発表を含む。
・文化と活動
博物館、劇場、アートギャラリー、映画館、水族館等
野外遊園地
その他の動物園、植物園など
子供と若者のための夏の活動
・特に“未処理の業務”を抱えている公的セクター
・出席を必要とする公的な研究活動の完全な開始
・失業者対象の成人教育(AMU等)および語学センター
・国民高等学校等
・屋内スポーツおよび協会活動(例:夜間学校)
感染傾向が予想よりも好ましく、数学的モデルが第三段階でより大きな再開の余地があると示す場合には、以下が検討され得るとしています。
・公的な職場における物理的な出勤の増加
・DRおよびTV2の完全な開始
次の制限は、8月の初めに始まる第四段階まで維持されるとしています。
・その他の教育全て
・ディスコ、賭博場、ナイトライフ
・その他の屋内スポーツやレジャー施設(ジム、ウォーターパーク、遊園地、スイミングプール)
・500人を超える人が参加する行事、イベント、アクティビティなどの禁止は、少なくとも8月31日まで維持。
(参考)
(5月8日付首相府プレスリリース デンマーク語) http://www.stm.dk/multimedia/Aftale_om_plan_for_gen_bning_af_Danmark.pdf
当館仮訳はこちら
デンマークでは解除の決定が専門家のアドバイスに基づいて、政府と各政党との合意の下で決められていること、自粛か解除かの二者択一ではなく、段階的に、業種も具体的にして進められていました。当然ことながら、コロナについては全国民いっしょに闘わなければならないので、合意は絶対に必要です。各政党合意の下というのは当然なのですが、日本では合意を大切にしているでしょうか。
しかも、5月7日に安倍首相は緊急事態宣言を5月31日まで続けると発表したのに、5月14日には39県を解除しました。そして、21日には関西は解除し、25日には首都圏も解除しようとしています。人口10万人当たりを言っておきながら他の要素が良ければ満たさなくてもいいようなことも言っています。解除基準は客観的でなくてはいけません。「総合的に」ということは客観的に挙げた根拠をあいまいにすることです。命にかかわることでは許せません。
状況に応じてというなら、最初から言うべきで、理由も示すべきです。そうでないと、みんなで一致団結してコロナに立ち向かうことはできません。一人一人の行動が他の人にも影響するので、一人一人の行動が大事なのですから。
(ここでは補償について触れませんでした。)
次回は台湾の「Public private partnerships to contain COVID 19」 (COVID 19を封じ込める官民パートナーシップ)に戻ります
6年前に埼玉自治体問題研究所で視察し、当たり前のことが当たり前に行われている国、自分らしく生きられることを基本にした国と感じたデンマーク。そのデンマークはコロナにどう自粛解除をしてるのか、探ってみました。
デンマークの現状は次のグラフの通りです。
また、5月23日現在の集計では次のようになっています。
デンマークの1,1 COVID-19最新統計
5月23日午後2時更新
数値は5月23 日午後12時15分に編集されました 。出典:Statens Serum Institut。
注:5月20日午後5時以降、シドマーク地域の入院患者数は更新されていません。
1)テストの数=個人は複数のテストを行った可能性があります。したがって、テスト数は、分析されている、または分析されるテストの総数を示します。
2)テストした人=テストした人の数の統計には、結果がまだ戻っていないテスト、またはテスト結果が決定的でなかったテストは含まれません。
3)確認された症例=数は、陽性反応を示した人の数を反映しています。統計には、テストを受けていない感染者は含まれません。
4)入院=毎朝7時に検査室で確認されたCOVID-19ケースで取り上げられた集中治療室のベッド数、および地域の他の病棟の統計には、COVIDで入院した両方のベッドが含まれます。 19の症状と他の病気。患者は日によって異なる場合があります。デンマーク保健局は、指定された人数の人工呼吸器に関する情報の有効性について、いかなる責任も負わないものとします。
5)COVID-19の病気が確認された患者は、陽性と判定されてから最短で14日後、「COVID-19からの回復」に分類できます。つまり、この数値に関して少なくとも14日間の遅延が生じます。2020年4月1日から1日にかけてのデンマークの疫学者傾向の「COVID-19からの回復」の定義を参照してください。。
6)死亡=死亡に関する統計には、COVID-19感染が検出されてから30日以内に記録された死亡が含まれます。ただし、COVID-19は必ずしも死因ではありません。
7)変更=更新の時間に応じて、前回の更新の時間に関連して変更。
2020年3月11日水曜日のコロナウイルス/ covid-19に対するデンマーク当局は封鎖の指示を出しました。
・すべての教育機関の学生が家に送られます
すべての公立青少年教育および高等教育などの生徒と学生は、2020年3月13日金曜日の2週間以内に、できるだけ早く家に帰されます。
・すべての屋内文化施設、図書館、レジャー施設などは閉鎖されます
・重要な機能を実行しないすべての公務員は家に送られます
重要な機能を実行しないすべての公務員は、できるだけ早く、2020年3月13日金曜日までに2週間、自宅に送り返されます。可能な限り、彼らは自宅で仕事をしなければなりません。
・民間労働市場
すべての民間雇用主は、輸出や配達などの契約上の義務に従って、できるだけ多くの人々が自宅で仕事をしたり、休暇を取ったり、休暇を取ったりすることを保証するように要請されています。
・学校と保育施設は閉鎖されます
すべての公立学校とデイケア施設は、2020年3月16日月曜日と2週間休みます。
・公共交通機関の限定使用
公共交通機関の使用は制限され、できるだけ多くの時間と容量に分散されなければなりません。より大きな容量での運転を含め、これを確実にするための行動がすでにとられています。
・特別養護老人ホームと病院の訪問に関する制限
・特別措置の賦課を可能にする緊急立法
・屋内での100人以上の集まりの禁止
そして、4月6日に封鎖解除の方針を発表しました。
再開は4段階あり、それぞれ政府と政党の合意の下で計画が作られています。
政府(社会民主党(Socialdemokratiet))とデンマーク自由党(Venstre)、デンマーク人民党(Dansk Folkeparti)、社会自由党(Det Radikale Venstre)、社会主義人民党(Socialistisk Folkeparti)、赤緑同盟(Enhedslisten)、保守人民党(Det Konservative Folkeparti)、新しい権利(Nye Borgelige)、自由党同盟およびオルタナティブ(Alternativet)は、以下のイニシアチブに合意しています。(「フェーズ1:デンマーク社会の管理された再開」より)
(英語の原文はこちら)
再開の4つの段階(在デンマーク日本国大使館 新型コロナウイルス感染症について デンマーク在住の方向け情報より)出典はこちら
第一段階封鎖解除 実施中(4月6日発表)
(4月20日から再開可能とされている代表的な職業)
(医療分野)
・理学療法士
・カイロプラクティック療法士
・作業療法士
・オステオパシー療法士
・栄養士
・フット・セラピスト
・眼鏡・コンタクト技師
・サイコロジスト
・歯科分野(歯科医,歯科技師等)
・聴覚分野
・私立の病院,クリニック
(自由業)
・美容院
・エステ,マッサージクリニック
・ボディケア
・クリニック
・スパ
・クリニック
・タトゥー,ピアッシングクリニック
・顧客との身体的接触を特徴とするサービスを提供するその他の施設,日焼けサロン
また,上記職業に加えて,
・教習用自動車による運転教習も再開することができるとしています。
(参考)
(4月17日付首相府プレスリリース デンマーク語)
http://www.stm.dk/multimedia/Endelig_aftale_1.pdf
【教育機関】
4月15日(水)から保育園、幼稚園、小学校5年生までの学校教育が再開し始めています。また,高校及び高等教育準備試験コース(HF)の 最終学年及び一部の医療科学課程の最終学年等も同様に再開可能とされています。なお,各自治体や教育機関によって,再開状況に差がありますので,詳細は各自治体等にご確認ください。
第二段階封鎖解除 5月11日から随時実施(5月7日、20日発表)
以下のイニシアティブがとられるとしています。
・小売業の全面再開(5月11日)
・レストランとカフェ等の再開(5月18日)
・6~10年生の開始(5月18日)
・物理的な出席を要求される授業および試験。さらに、STU(発達障害等により特別な支援が必要な生徒のための教育機関)、EUD(国際的な大学連携のための機関)、FGU(25歳以下の青年のための基礎・職業教育機関)の開始(5月18日)
・民間企業の在宅勤務
基本的により多くの民間の従業員が平常通り物理的に出勤を開始することができる。
・観客なしのプロ・スポーツ
・図書館の貸し出しと返却(5月18日)
・屋外のスポーツと協会活動
・国教教会と宗教コミュニティの開始(5月18日)
・寄宿学校(Efterskole, 14-18歳のボーディングスクール)の現行コースの修了
・客が車で輸送されることができる動物園施設は再開できる。
(参考)
(5月7日付首相府プレスリリース デンマーク語) http://www.stm.dk/multimedia/07-05-2020_Aftale_om_anden_fase_af_en_kontrolleret_gen_bning.pdf
当館仮訳はこちら。
5月20日,デンマーク政府は第二段階封鎖解除を以下の通り拡大することを発表しました。
●文化とアクティビティ
・例えば博物館、劇場、美術館、映画館、水族館は、即時に再開可能(5月21日~)
・その他の動物園、植物園等の施設は、即時に再開可能(5月21日~)
・屋外の遊園地(5月27日)
・子どもと若者のための夏のアクティビティ(5月27日~)
●出席が必要な公的な研究活動の全面再開(5月27日~)
●失業者を対象とする成人教育機関(AMU等)及び語学学校,国民高等学校等(5月27日~)
●DRとTV2の全面再開(5月27日~)
●青年教育機関(ギムナジウム(高校)、EUD)等)(5月27日~)
●高等教育機関は物理的な口述試験および物理的出席が必要な教育活動を実施できる(5月27日~)
●夜間学校、音楽・文化学校などの集会活動(合唱等は制限あり)、(ボーイ/ガール)スカウト活動等(5月27日~)
●首都圏地域およびシェラン地域を除く公的セクターの物理的出勤(5月27日~)
(参考)
(5月20日付首相府プレスリリース デンマーク語)
http://www.stm.dk/multimedia/Aftale.pdf
当館仮訳はこちら
【集会について】
・10人を超える集会は禁止とされています。(6月8日まで ※注1)
違反すると1,500クローネの罰金が課されますので,ご注意下さい。
・警察による集会禁止措置取締り強化場所(ホットスポット)が指定されています。
対象地域はこちら をご覧下さい。
・500人を超える大規模行事は禁止とされています。(8月末まで ※注1)
※注1:延長の可能性もあり得るとされています。
第三・第四段階封鎖解除 6月8日(第三段階)及び8月初め(第四段階)実施予定(5月8日発表)
感染者と入院者の増加が予想よりも大きくなく、国立血清学研究所(SSI)の専門家グループの数学的モデルが、第三段階に入ることは保健衛生的に適切であるとした場合、以下のイニシアティブがとられるとしています。
【6月8日~】
(注:下記の一部は,第二段階封鎖解除拡大の一環として,6月8日を待たずに再開されることが発表されています。詳細は上記の「第二段階封鎖解除」をご覧下さい。)
・集会禁止措置(の上限)の30~50人への引き上げ。 結婚披露宴、堅信礼等に関する勧告の発表を含む。
・文化と活動
博物館、劇場、アートギャラリー、映画館、水族館等
野外遊園地
その他の動物園、植物園など
子供と若者のための夏の活動
・特に“未処理の業務”を抱えている公的セクター
・出席を必要とする公的な研究活動の完全な開始
・失業者対象の成人教育(AMU等)および語学センター
・国民高等学校等
・屋内スポーツおよび協会活動(例:夜間学校)
感染傾向が予想よりも好ましく、数学的モデルが第三段階でより大きな再開の余地があると示す場合には、以下が検討され得るとしています。
・公的な職場における物理的な出勤の増加
・DRおよびTV2の完全な開始
次の制限は、8月の初めに始まる第四段階まで維持されるとしています。
・その他の教育全て
・ディスコ、賭博場、ナイトライフ
・その他の屋内スポーツやレジャー施設(ジム、ウォーターパーク、遊園地、スイミングプール)
・500人を超える人が参加する行事、イベント、アクティビティなどの禁止は、少なくとも8月31日まで維持。
(参考)
(5月8日付首相府プレスリリース デンマーク語) http://www.stm.dk/multimedia/Aftale_om_plan_for_gen_bning_af_Danmark.pdf
当館仮訳はこちら
デンマークでは解除の決定が専門家のアドバイスに基づいて、政府と各政党との合意の下で決められていること、自粛か解除かの二者択一ではなく、段階的に、業種も具体的にして進められていました。当然ことながら、コロナについては全国民いっしょに闘わなければならないので、合意は絶対に必要です。各政党合意の下というのは当然なのですが、日本では合意を大切にしているでしょうか。
しかも、5月7日に安倍首相は緊急事態宣言を5月31日まで続けると発表したのに、5月14日には39県を解除しました。そして、21日には関西は解除し、25日には首都圏も解除しようとしています。人口10万人当たりを言っておきながら他の要素が良ければ満たさなくてもいいようなことも言っています。解除基準は客観的でなくてはいけません。「総合的に」ということは客観的に挙げた根拠をあいまいにすることです。命にかかわることでは許せません。
状況に応じてというなら、最初から言うべきで、理由も示すべきです。そうでないと、みんなで一致団結してコロナに立ち向かうことはできません。一人一人の行動が他の人にも影響するので、一人一人の行動が大事なのですから。
(ここでは補償について触れませんでした。)
次回は台湾の「Public private partnerships to contain COVID 19」 (COVID 19を封じ込める官民パートナーシップ)に戻ります
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