０７１１ 鉋刃 銘 百万力 八分

台風が過ぎ去ると　暑い夏が戻って来た。　昨日久し振りに大和骨董市に行って見た。　相変わらずの人出の様だ。　　道具類は余り無いように思う。　台の頭部に割れが有るこの鉋を入手した。　５００円だった。　　裏金も付いて居るからまあ良しとしよう。　それに台割れは　いつ発生したか判らないが、　まったく修理した形跡がない。　なのであるいは、業者に引き取られた後で　割れた物かも知れない。　または割れたので　お払い箱にしたのだろうか。　余り手入れして無かった様だ。

台は修理中なので　取敢えず鉋刃をここに乗せて置こう。　少し研いで有る。　裏も修整して有る。　　銘は　百万力　右に高速度鋼　左に油焼と有る様だ。刃幅７０ミリ　全長９０ミリ有るから　まだそれ程使い込んだ物では無いと思う。　裏金を見ると　みき正と有る。　この鉋は関西　三木で作られた物の様だ。　案外と研ぎ易い鉋だ。　まだ台の整備が終って無いので　全体を載せるのは次回としよう。　　現状修理で押し棒を抜いているが、　どうも裏金の押しが強すぎて　割れた様な気もする。　新たに穴を開けて　付け直そうと思う。　暫く鉋いじりが出来そうだ。

虎之助鑿に桂付け

この鑿の為に桂を探したが、我が家には　適当な桂が無い。　売っている所も無く　骨董市で古い鑿を買って桂を取る事にした。　昨日久し振りに大和骨董市に行って来た。　暑さは相変わらずだ。　　骨董市も何時もの様子の様だ。　　広場の脇で古鏨を購入した。　３００円だった。　　それ以外にも柄だけを３個入手した。　　一番上が今回　桂を付けて使える様になった虎之助鑿です。　　その下は　桂取り様に入手した彦次鑿です。その下は桂と口金の再利用を考えて入手した鑿の柄になります。　　これはサービスで入手しました。　　まあこれで一応使える状態です。　　当面使う予定は無いので　引出に仕舞って置く予定です。　　まあ錆が心配ですね。　鑿の数も増えて来た。　こうして修理したり研いだりするのが　楽しい訳だ。