大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0701 昭弘鉋の台打ち

2019-08-21 16:21:52 | Weblog
この鉋刃は富岡八幡骨董市で手に入れた物だ。 結構研ぎ易くて 切れる様に思う。 そこで別の台を流用して削りの確認を行っていた。  暫く使って後はそのまま放置して有った。 

さて最近 近所のソロの木を伐採してその一部をもらって置いた。 そのソロの木で 子供の椅子やヘラや玩具を作った。 あんまり味の無い木だが 案外使えそうだ。  導管が目立つ様でも無い。 この木は鉋台に使えるだろうかと考えて 捨てずに取って置いた材を3枚接ぎ合せた。 それを削って広めの台を作った。
台は 全長 315ミリ 幅 97ミリ 厚み 27ミリ程度とした。 今回は少し長めの台だ。 刃幅も76ミリ 有るから 幅も広くて 掴み難いが 材に当てた時に割と安定する。 取敢えず刃は台に仕込んだ。 少し安定するまでこのままで置く予定。  はたして 捻じれや反りが出るか心配しているが、まだ良く判らない。  台が良く動く様ならば、海外の鉋に見る様に下端に溝を切り 横木を差し込んで捻じれを押さえられ無いか 実験しようと思っている。 ソロの木は 一般にはシデともいうそうだ。 農機具の柄などに使われる雑木らしい。  それが鉋台に使えれば 材料は沢山有るし 台も打ちやすいと思うのだが。 試しに台を作った感じでは そんなに粘りは無くて欠け易いかも知れない。 珍しいソロ鉋台の 昭弘鉋が出来た。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする