富岡で買った二丁目の鉋がこれだ。 台に竹用とマジックで書いて有った。 竹を削るのに使った物か。 刃口は 随分広い。 それにこれは持ち主が自分で台を打った物の様に見える。 刃は 刃幅48ミリ 全長 75ミリ程度有る。 銘は無いと思ったが錆を落とすと 忠仂と読めた。 少し怪しいかも知れない。 取敢えず 台の反対側に 穴を掘って刃を入れれば使えるかも知れない。 現在刃を抜いて研ぎ直している。 使えれば良いのだが まだ判らない。
8月もそろそろ終わりだ。 やっと暑さも少しやわらいだだろうか。 今日は富岡八幡骨董市にやって来た。 何時もの業者から この鉋を買った。 500円だった。 裏金も付いて居るが、 台は良くない。 刃には厚く紙が挟んで有った。 それを取り除いて見ると 昭和38年頃の葉書だった。 この鉋は恐らく昭和30年代に 手に入れた物だろう。 台には焼印が有り 梅森となっていた。 刃を外して取敢えず研ぎ直している。 余り良い研ぎ味では無い様だ。 切味は期待できるかどうかわからない。 刃幅63ミリ 全長 100ミリ 程度有るから まだ余り使って無いと思う。 地紋を見ると渦巻き紋と梅花の紋が散らして有る様だ。 割と薄い鉋刃で古い物の様に見える。 刃先は少し斜めに研いで有ったので 少し直している。 台はいずれ作り直そうと思っているが 何時になるか判らない。