大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0607 二枚刃平鉋 銘 利三郎

2017-03-05 20:39:12 | Weblog
3月になった。 久し振りに富岡八幡骨董市に行った。まだ春には程遠いと思うが、一時ほどの寒さは無く、人手もまあまあだろう。 気に入った物を手に入れ 廻りの食堂で昼食を取り軽く一杯やるのは 幸せな一時になる。 

そこで鉋2丁と鋸3丁を購入した。 これは何時も道具を買う業者から購入した。 この鉋はその中でも比較的手入れし易いと思われる鉋だ。 一丁は500円相当になる。 台は埃で汚れているが どうもそれ程古い物では無い。 それに余り使って無いと思う。 その理由は刃口の包み口が若干残って居るからだ。  刃も裏刃もしっかり出来ており、まあそれなりに高い値段で売られた鉋では無いだろうか。 この鉋はそれ程錆が酷くないし 台もしっかりしており、すぐに使えると思い購入した。 錆のひどい物は 使えるまで時間が掛かり 途中で諦める事も有るので、今回は避けた。 そう言う刃先に錆が厚くこびり付いた鉋刃は何丁か有った。 買いたい物も有ったが、今回は避けた。 手入れに時間が掛かり過ぎて 時間がもったい無いからだ。  刃は台に仕込まれて長く 馴染みの部分が緩い。 そこでパテを馴染みの部分に塗り調整している。 エポキシ代わりだ。 刃は研ぎ直しているが刃先に欠けが有り 削れるまでもう少し時間が掛かる。 上手く削れる様ならまた紹介したい。 こうして鉋を楽しむと もう切が無いなー。 そろそろ保管する鉋箪笥が満杯になるので どうしようか思案中だ。 ようするに道楽と言う事になるかな。 まあそれ程お金が掛からないから良しとしているのだが。

その後この鉋は引出に仕舞われて忘れていた。 最近出して刃を研ぎ直して試し削りして見たが 思った以上に良く切れる使い易い鉋だった。 これは使えそうだな。 仕舞って置くのは
勿体ないと思い 何時でも使える様にした。 これは関西の鉋だろうか。 出所は不明だ。
(2018/12/12)
コメント
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