大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0488 富之島鉋の削り

2017-03-13 21:32:26 | Weblog
この鉋も刃は短く台も使い物にならず、前回台は打ち直していた。 それで削って見てもどうも今一さえないので、そのまま仕舞って有った。 今回取り出してもう一度研ぎ直して台の下端も調整した。 これでまあまあの削りは出来た。 削りの感触は 中程度の出来だと自分で勝手に判断した。 兎に角大極上では無いので中としたのだ。 この台は近所の公園に有った大きなどんぐりの実がなる、マテバシイの木だろうと思われる物です。 樫の木よりも若干赤味が強い様に思います。幅が足りないので右側2センチ程度木を張り足しています。 兎に角一応上手く削れて 何とかなって良かった。 だがまだ裏錆の影響が残る様に思います。
こうして色々な鉋を取り出しては削って感触を確かめて自己満足するという所でしょうか。
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0603 橘五郎鉋の削り

2017-03-13 17:38:07 | Weblog
橘五郎鉋は台が良くなかった。 先日たまたま有った欅材で台を打って見た。 この刃の裏が錆びに食われているので、使えず保管するだけでも良いかと考えて 欅を使った。 矢張り樫より軽く出来た。 暫く刃を入れて馴染ませていた。 それを取り出して下端を削り刃を再度研ぎ直して見た。 削って見るとしっとりした感触で結構良く削れる様に思う。 これは使える鉋だ。 これなら樫の木で台を打ち 使って見れば良かった。 この欅材がどの程度動くのか判らないが、これから暖かくなり湿度も高くなるとどうなるのか、確認して見よう。 それ程狂わない様なら少し使って見たい。  若干黄色い赤っぽい色の鉋で これはこれでまあ良いでは無いか。 橘五郎は良い鉋だと初めて 体験した。 大切にしようと思う。 
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善作の鑿(参考)

2017-03-13 08:55:04 | Weblog
昨日久し振りに京都に行った。 京都に住む道具コレクターにして研究家の方から関西の鍛冶屋道具の拝見と説明が有った。 関西の物は私は殆ど持って無いし、珍しいのでコレクションを拝見した。 この善作の鑿はその中の一つとなる。 全般に古い関西の道具類は余り残っておらず 情報も少なく定かな事は判らない。 それが今回の説明を伺った結論になると思う。説明者の話を聞くと もう少し断定的な事を言いたいが そう言ってしまうと色々差し障りが有ると言う口ぶりだった様に思う。 私はこれだけ 多くの物を集めて、貴重な時間とお金を使っているから 思う所を纏めて資料として残すべきだと思う。 まだ研究が足りないと言う事かも知れないが、まあこれからこう言うコレクションと研究を出来る人は現れないだろうから是非研究成果を文書で残してほしい物だ。
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