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大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

これが香取屋のマークなのか?

2016-03-20 21:45:07 | Weblog
先日入手した鉋 和敬の表馴染みの上部に千鳥に香のマークが有った。 これが香取屋道具店の扱う鉋刃で有る事を証明する刻印かもしれない。ネットで調べると大正15年創業の合資会社で東京都江戸川区で営業していた。 通信販売網で有名になったと言う。 創業者は幸田守親と言う人だったらしい。私にもその程度の情報しか無い。

私の見付けて来たこの鉋が 或は香取屋の通信販売で前の持ち主に渡った物とすれば、この鉋は相当古い物だと言う事になる。 さて本当に香取屋の物かどうか。 

0569 二枚刃平鉋 銘 和敬

2016-03-20 09:45:50 | Weblog
これも大和で購入した。 二枚刃平鉋だが裏刃は無い。 使い込んで有るので 500円だった。 銘は和敬と読むかのかどうか不明。 刃幅70ミリ 全長68ミリ ほぼ使い切ったと思われる八分の鉋だ。 台尻には 丸に隆と刻印がある。 結構上手く使って有る様だ。刃もきれいにそれ程ベタ裏では無い。 鋼は比較的薄く付いている。 無理して裏押しすると切れるかも知れない。 そうならない様に裏出しと裏押しを行った。 両脇は少し擦っている。押さえ棒は抜いて位置を変更した様だ。 台が薄くなった為だろう。下端を見ると刃口に埋め込みがある。 白樫だろうが 結構古く変色している。 結構時間が経過した物だろう。 整備して試し削りを楽しみにしている。 裏刃も探しているがこれは何とかなりそうだ。
表馴染み側を見ると 千鳥に香の文字が有った。 昔の道具屋のマークだろうか。

その後 この鉋の整備を行った。 刃口も広すぎるので 少し狭めた。 馴染みの部分にパテを塗り 刃の挿入を調整した。 しかしそのまま暫く忘れていた。 最近取り出して刃を研ぎ直して削って見た。 どうも刃がゆるいのかしゃくれる様に削れる。その調整を行っている。余り上手く幅広の鉋屑は出ない。 知れでも削り肌は滑らかだ。 台が捻じれて居る感じもする。 出来たら台を打ち直した方が良いかも知れない。 刃もベタ裏で隅の方がもう少しで鋼が切れそうだ。 わざわざ台を作り直す程の事は無いかも知れない。 このままオリジナルの台で保管して置く事になりそうだ。(2018/12/12)
 

0568 一枚刃平鉋 銘 無し

2016-03-20 09:28:07 | Weblog
今日は雨だ。 それでも大和骨董市は開いている。 色々家庭の不用品を集めて安く売る店がある。 何時も人が集まっているが、これは古物では有っても骨董では無い。 台の上に濡れるのも構わず品物を並べる 若い女性がいる。 まだ高校生位か。 鉋が3丁有るので値段を聞くと 千円」だと言う。 高いから500円にまけてくれと言うとOKと返事が帰って来た。値付けはある程度任されているらしい。 そこで古そうな濡れ鉋を1丁購入した。刃幅56ミリ 全長105ミリ で余り使い込んで無いと思われる。 銘は無いが左下脇に東京と刻印がある。 台は古そうに見える。 丸に持と焼印が2か所有った。 持ち主の印だろうか。刃は極普通の物と思うが、まだ十分研いで無い。 刃が少し鋭角過ぎるので 起こして研ぎ直し中である。 これと言った特徴も無いが、最近この様な小鉋を集めている。 軽く小さく扱い易いので 女性が使うには良いかと思う。 試し削りまでにはもう少し時間が掛かると思う。 

その後台を整備して刃を研ぎ直して少し削って見た。 そこそこ良く削れる鉋だった。まだ刃口が3ミリ以上開いているのでもう少し詰めて見たい。 結構良く削れると思う。 使える物で良かった。