大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0405 一枚刃平鉋 銘 藤宗

2011-08-20 21:16:00 | Weblog
大和骨董市の道具類は少なくなった様な気がする。 それでも色々探してこの鉋を見付けた。 刃が台に反対に入っていた。 刃裏を台のなじみに付けて入れて有った。 確かにこう言う使い方も有ると言う。 しかし刃表が外に見えるから 変な感じだし 骨董屋は銘も何も無いから  駄作と思ったのか 安く200円で売ってくれた。 家で錆を落として見ると結構良さそうな刃が付いていた。  刃幅56ミリ 全長80ミリとまだもう少し使えそうだ。 刃は結構大切れに研いであり、桐箪笥の削りに使って物かも知れない。
刃には 保険 本銘 藤宗 和鋼と刻印が有る。 台は桜の様な感じの材で樫では無いようだ。 この刃の感じからすると昭和の時代の物と思うが 結構古い物かも知れない。 もう少し刃を研ぎ直したら 台に入れて試し削りして見たい。 上手く削れたら結果を報告しよう。 
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0404  反り台鉋刃 銘 重保  刃幅 64ミリ

2011-08-20 13:03:23 | Weblog
反り台鉋を買って見た。 500円だった。 これは元は普通の鉋だったろうが、刃が短くなり、 使い難くなったので 台の反対側に 掘り直して反り台にした物らしい。 もう刃の全長が50ミリ程度で台も薄く無いと使えない。 錆を取り 銘を見るが 上手く読めない。 一文字目は半分つぶれている。 元は帽子頭の鉋だったかも知れない。 槌で打たれた 鉄がめくれてこうなった物だろうか。 銘は鏨で掘っている。 もう鋼の残りは15ミリ程度だがまだ使えそうだ。 研ぎ直して 反り台のまま置くか 台直しにでも作り替えるか検討している。  後で判ったのだが これは会津鉋 重保だった。 会津の鉋はめずらしい。
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かじ寅の釘〆

2011-08-20 12:49:26 | Weblog
急に涼しくなって来た。 外出には良いが 何となく湿度が高い様だ。 久振りに大和骨董市に行って見る。 土曜日は用事が有り何時もは行けないが 今日は運が良い。 一回りするが、以前と比べて 何となくガラクタが多くなった。 生活骨董的になって来た様だ。  古い面白い物が無くなって来たという事だろう。  さて道具類を置いてる露店でこの錆びた釘〆を見付けた。 錆びて読めないが この三角の様な模様に見覚えが有ったので 買って来た。 300円だった。 普通の人はまず買わない物だ。 帰り錆を落とすと 矢張り かじ寅と銘が有った。 大工道具物知り辞典 永雄 五十太著に このかじ寅の 名前が載っている。紋所に注意と書かれている。 珍しい物かも知れない。
かなり使われて 頭の鉄がめくれて居る。  今日に一番の買物だろう。
かじ寅を調べると 3代目が今も作っている様だ。 しかし銘を見ると3代目の作では無いような気もするが 確信はない。
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