SACのなかま

SACの情報です

方位の話2

2009-12-15 12:46:49 | 日記
 何時から方位学というものがあったか、なかなか不明です。
 太公望が使ったという話がありますが、あまり古すぎるのでかえって信憑性を疑います。
 さて、これもホントか判らないのが、諸葛孔明が使ったといわれている奇門遁甲です。
 でも、吉川英治の「三国志」にも、孔明が奇門遁甲の立向天書によって、雲を呼び、六甲霊占の神通力によって、雲を晴らしたと話が敵の兵士の中で広まり、敵将、司馬ちゅうたつが、そんな馬鹿なと悔しがる話がありましたが、奇門遁甲も孔明が使ったとなるとはくがつくので、出来たのかもしれません。
 奇門遁甲と占術は、帝都物語にも登場します。
 皇帝の秘密の学問で、一般人は知ることを許されず、禁書を読めばたちどころに首が飛ぶといわれた話もありますが、ホントかどうかは歴史の先生にでも聞いてください。
 でも、兵書のたぐいも、江戸時代は一般には隠していたふしもありますから、本当かもしれませんね。
 遣唐使・遣隋使でも、見せてもらえなかったでしょうが、中国でなく、朝鮮半島ぐらいには伝わったかもしれません。
 奇門遁甲でなくとも、方位の術はあったかもしれません。
 明治だか、大正の時代になって、気学が台頭します。
 園田真次郎先生は、奇門遁甲や大乙神数を研究して、エキスの九星に手を加え、気学を創作したと伝えられています。
 というところで、次回に続く。

方位の話1

2009-12-15 02:03:47 | 日記
 入会希望の方もあったことで、方位の話をしておきます。
 方位・方向という言葉がありまして、動きを伴う移動の方位と、動かないで方向、向きをみる方位があります。
 初心者には、どちらも大事なことですが、巷間には、移動を伴う方位の本が多いので、その話です。
 一応、これから動く場所の方位をみて、方向を見ます。
 この場合、方向の区切りに色々と説があります。
 また、普通は8方位に分けていますが、30度・60度と分ける方法と、45度に分ける方法などがありますが、誤差・距離の問題もあります。
 
 どちらかの方位を決めて、移動した場合、どんなことが起こるとか、どんな影響があるかを観るのが方位学です。
 ところが、これが、方位を見れれば、ある程度、どんなことが起こるか選ぶことができると考えてしまって、色々と問題が起こります。
 考えてみてください。
 まず、右だか、左だかどちらかの道を選んで、恋人と別れたり、添ったりすることを選べるかとか、株でもうけたり、損したりとか。
 
 方位現象というのがあって、これはあります。
 証明は簡単で、たいてい現れます。
 でも、方位の影響・方位現象の存在の証明であって、運命の証明ではありません。
 初心者は方位の実験で、ちょっと移動してみて、方位現象を確認し、方災とか、凶方位を恐れ、吉方位を過大評価してしまいます。
 というところで、次回に続く。