趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

いよいよ・・・

2014-03-25 23:55:26 | 観劇
明日はとうとう、長崎千秋楽。
今日は一日が長かった・・・。仕事中も、じりじりと時計を眺めながら、あ~今頃はプロローグ~そろそろ一幕終わりか~~はぁ~毒入りワインの時間だ~~~今宵一夜~~~~・・・。と、ずぅ~っと考えてました(爆)。
本当は今日にでも飛んで行きたかったですが、明日の午前は仕事をせねばならず(涙)、昼過ぎの飛行機で、夜の大楽に駆けつける予定。
お願いだから、時間通りに飛行機飛んでよ~~っ!!(切実)

ともドレのお芝居、ビジュアル、お声、すべてがあまりに理想的過ぎて、どっぷりハマったまま抜け出せない・・・。
ほんとに、ちょっと前までドニーさんやってた人かと思います(笑)。
でも、ドニーさんも大好きだった!!・・・この極端な振り幅も、ある意味ともみんらしいですよね。どっちも究極(爆)。ものすごい役者さんに成長されたなぁ~♪

ともドレの面白いところって、とっても‘平民’なところなんですよね。
オスカルと対等にしゃべって並んでいるのに、やたらと平民感が出る・・・。
感情を隠さない素直な風情や、気取らず控えめな佇まいはもちろん、ともみんも、ものすごく‘平民’を意識して演じてるように感じます。
オスカルとは身分違いだ、というだけでなく、ジャルジェ家の中で、可愛がられておそらく不自由なく育ってはいても、やっぱり自分は平民なんだと、自覚しながら一歩引いて生きてきた気がする。
それでいて、同じ平民であるはずの、衛兵隊士たちとも、一線を置いている。貴族であるオスカルに属する以上、平民と同じ立場で貴族と対することもできない。
アランに「平民にあるまじき」と罵られて、怒りの感情をぐっと押し殺しつつ、そう言われても返す言葉なく引き下がるアンドレが、何だか切ない・・・。
一幕ラストの宮廷シーンでは、貴族社会の中にぽつんと平民で混じっている感が、すごく出てますね。
それでいて、二幕の冒頭、ブイエ将軍がオスカルを「上官侮辱で逮捕する!」と言ったときは、ほかの衛兵隊士たちのように、剣を抜いて阻止することができない。オスカルの危機ではあっても、そこで動けないところが、アンドレが貴族の使用人である、という立場なんでしょうね・・・。だから、ジャルジェ将軍がやってくると、すかさずご主人様への礼をとっている。
貴族ではなく、だからといって平民にも混じれず、唯一、オスカルにのみ属しているアンドレなんだなぁと、ともドレには思わされます。
そして、そんなアンドレだからこそ、毒入りワイン事件以降オスカルから身を引かざるを得なくなったことが、どれほど切なく身を切るような痛みだったか。
毒入りワインのシーンから、今宵一夜のシーンまで、オスカルとアンドレが一緒に居るシーンってないんですよね。それがものすごく‘別行動’的で、あんなにぴったり一緒にいた二人が、別々に過ごしている時間が多くなって、それぞれに離れたところから相手を想っているのかと思うと、たまらない・・・。
特に、アンドレはともかく、オスカルには、アンドレの不在がどれだけ心細く、頼りなく、落ち着かないものかを、思い知らされたんじゃないかなぁ。だからこその、今宵一夜での、あの必死感につながるんだと思います・・・。
アンドレは、オスカルから身を引いたことで、却って、衛兵隊の中での立場がちょっと変化したのかな?と思うのが、あの匍匐前進のシーン。
「仲間同士の隠し事はしないと誓った」なんて、一体いつ!?とツッコミが入りそうなシーンですけど(苦笑)、でもオスカルと離れ、ほかに行き場のないアンドレが衛兵隊の中で過ごす時間が増え、その中で、初めて平民同士として衛兵隊士たちとの交流が芽生えたとしても、おかしくはないのかなぁと。
全体の流れとしても、平民としてきちんと一本通ったともドレのお芝居が、すごく、面白くて、そして孤独で切なく感じます・・・。

・・・さぁそんなともドレも、明日で見納め!
大事に大事に、目に焼き付けたいです。
そのためにも、飛行機がちゃんと飛びますように!!
コメント (1)
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