趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

トドさんバウ&星

2010-10-30 23:50:48 | Weblog
観劇から帰宅すると、日本シリーズ第一戦。ロッテがまず勝ちましたね~。
ロッテはあの応援の迫力がいつもすごい。応援団の皆さんはそのために発声を鍛えてるのか?(笑)
明日はどっちが勝つでしょうか・・・。

さて、トドさん主演の雪組バウ。景子先生の文芸物というので、楽しみに観てきました。
景子先生でロシア文学といえば、「アンナ・カレーニナ」が思い浮かびますが、どろどろの恋愛劇だった「アンナ~」と違って、今回は恋愛よりもむしろ、人生論という視点の方が大きい。
トドさんの、ダンディで男前な哲学者ぶりが際立った作品になっていたと思います。

オネーギンのトドさんは、もはや風格。とにかく男前で男前で男前で・・・(爆)。ひとつひとつの仕草が洗練されて、惚れ惚れしちゃいます。
幕開き、ベッドから起き上がって身支度を整える、その姿が素敵。でもやはり私は二幕のお髭をつけたトドさんが最高。ダンディ過ぎてくらくらしますね・・・(爆)。
オネーギンが惹かれるタチヤーナのミミちゃん。
端麗で大人びた美貌のミミちゃんですが、雰囲気は意外に控えめで慎ましげ(苦笑)。最初にオネーギンと出逢った時の愛らしさと、再会した時の公爵夫人としての気品と華やぎのメリハリが、もっとあっても良かったかな~と思います。
むしろヒロイン的な役割だったのが、リサちゃんの演じた女優ニーナ。オネーギンと交わす大人の恋愛のやりとりが、とっても色っぽくて素敵。去り際がカッコいい大人の女性で、いいですね~。

オネーギンの幼馴染みの詩人レンスキーのひろみちゃん。
穏やかで優しい表面と、内に抱える鬱屈を、短いやりとりで表現しなければならないので、結構難しい役。トドさんオネーギンとの会話は、そういう意味で奥深く、緊張感がありますね。
いつもよりも素直な発声で、お声のトーンは高めだけどとっても伸び伸びした歌声でした。
次の「ロミ&ジュリ」ではパリスのナンバーを歌うんですよね。楽しみ!
緒月君はオネーギンの友人の革命思想家。こういう役名だったので、ストーリーテーラーかな?とも思ったのですけど、違いました。最後の最後でお名前がわかるようになってます。
う~ん、ロシア文学に造詣の深い人なら、物語が進むにつれて彼はもしや?と思うのかもしれませんけど、素人ではそこまで深読みができず(苦笑)。
緒月君の役割としては、トドさんオネーギンに人生思想の方向性を示唆していくという感じ?短い中にも意味深い問答が詰め込まれた台詞のやりとりなので、聴いてる側も結構大変だったりして(苦笑)。
オネーギンの少年時代を演じた彩凪君が、深い思索を解きほぐしてくれる爽やかさで、とても良かったですね。
オネーギンの叔父と母をそれぞれ演じてくださった一樹さんと美穂さんが、さすがの存在感。トドさんと対等なお芝居ができるのは、やはりこのお2人でした。

景子先生の演出なら、もっと恋愛のメロドラマ風のほうがドラマチックになったんじゃないかな?とは思いますが、トドさん主演なのでよりいっそう高みを目指した、という感じでしょうか。
難しいお芝居でしたけど、さすが雪組さん、しっかりと格調高く堅実にトドさんを支えていて、優秀ですね~。

バウのあと、またもや星組を観に大劇場へ(苦笑)。
今日の日本物、ゆずる君またお化粧変わった?日々研究日々精進、頑張って!
ともみん、今日の若衆ものすごく綺麗でした!研究の成果が出てますね~。
毛槍で2人が向かい合う瞬間の、目と目を合わせたやりとりがすごく好きです♪
若衆で踊ってた時のともみんで、扇を反すときに腰の重心を移動させる一瞬の仕草に、ドキッとさせられました。・・・あ~これはぜひ、ミネちゃんの振付で踊るともみんが観てみたいぞ!

お芝居では、前回ほどザックとポーラがぶつかり合わなかったのが物足りなかったですが、その代わりポーラのねねちゃん、柚美姐さんのママに「ザックを忘れなさい」と言われてからのお芝居が、とても情感こもってましたね。
れおん君ザックを動かすには、やっぱりねねちゃんポーラのガツンとしたぶつかりが必要なんだなぁ。
かなめ君のフォーリー教官、新公での真風君フォーリーを観た上で改めて感じたのが、かなめ君は‘紳士’だなぁと。しごきや怒ってる時のかなめ君は独特の発生で耳障りの悪い声をわざと出してますけど、でもやはり風情が‘仕官’で‘紳士’なんですね。真風君のフォーリーは、まず‘教官’で‘軍曹’でしたけど。
あとフォーリー教官、左手の薬指に指輪がはまってるってことは、ちゃんと奥さんがいるんですね(笑)。ザックと対決する前、必ず外してポケットへ入れてます。

今日のデラセラ君(笑)。最初に出てきたとき、今日はリュックで背負ってる傘が‘きのこちゃん’に当たってしまったのか、後ろが乱れてる!(苦笑)
次のシーンではちゃんと整って綺麗なさらさらカールでしたけど(笑)、それを意識したせいか、今日はやたらとみんなデラセラ君のきのこちゃんを触ってるように見える・・・(爆)。特に、るりか君イーサンと如月君ウォルター(笑)。格闘技でボコボコニされたデラセラ君を、みんなで囲んで面倒を見てたとき、イーサンがやたらデラセラ君の頭をナデナデしてたんですよね~!ウォルターは障害物訓練のとき、転んだデラセラ君をいっつも「大丈夫か!?」って助けてくれるんです。あずさ君アルは、デラセラ君とロッカーが隣同士ということもあるせいか、よくちょっかいを掛けてくる(笑)。
パーティーシーンでは、今日も‘一人ダンス’を最後のほんの一瞬だけ(笑)。
ビリヤードでは、今日はとっても上手く打てて、女の子たちから拍手されて嬉しそうに照れるデラセラ君が超可愛い!その愛らしさのまま、拉致されていきました(爆)。
貸切公演のお遊びか、チアガールの3人、いつもの鬘ではなく今日は日本物で娘役さんが着けている布の被り物を着けてきました!(笑)
お遊びといえば、水輝君のカウボーイが音楽を止められて、「今日はしんきんカードの貸切なのに!?」と指揮者さんに文句言ってましたね(笑)。

残る観劇回数もあとわずか。
明日は1階席で観てきます~!

コメント
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