明日香風景

安野さんの風景画展、行ってきました。
すごい人だった・・・(苦笑）。
明日香のスケッチはまさしく、あ～あそこ！とかあの辺だな～とか思う場所ばかりで、実際の風景を見たことあるのが、ちょっと嬉しかったりして。
粟原とか、ちょっとマニアックな（？）場所でも、行ったことあるある！と思えてニンマリ。
安野さんの絵は、スケッチ画というのもあるでしょうけど、ふんわりぼや～っとしてるのに、動きがあって活き活きしてるというか。風景の風を感じるというか、実際の場所の雰囲気が良く伝わりますね。
飛鳥寺や岡寺の大仏様をスケッチしようとして「大きすぎる、書けない」と違うものをスケッチした、というエピソードが載ってて、その大きさを知ってると、あぁ～あんな大きいとダメなんだ～と、ちょっと可笑しかったり(笑）。
吉野の桜のスケッチもありましたけど、静かで華やかな中に、やっぱり動く風を感じる気がする。
水彩と日本画の違いもありますが、私の大好きな奥村土牛の「吉野」は、ひたすら静謐で時が止まったような荘厳さがありますけど、それとはまったく違う吉野のイメージが感じられて、やっぱり絵って面白いですね。
スケッチ画だけじゃなくて、安野さんが挿絵を描いた「平家物語」の原画も展示されてて、これまたスケッチとは違う細かなタッチの絵が、とても綺麗でした。
思わず絵本が欲しくなったんですけど、とりあえず今日のところは明日香の画集だけで我慢しときました（爆）。

彼岸花の棚田のスケッチを見てると、やっぱり行きたくなっちゃいますね。
それに、スケッチした場所はあの辺だな～とわかっても、実際にまだ歩いたことのない場所もあったりしたので、やっぱりまだまだ歩き足りない、とも感じました(苦笑）。
９月は夜の光の回廊メインで歩きましたし、棚田まで行かなかったので、今年は案山子もまだ見てないんですよね～。行きたいとは思うんですけど・・・果たして時間あるのか？
来週の３連休あたり、ちょっと考えてみようかな・・・。