趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

星☆新人公演&本公演

2010-10-26 23:56:17 | Weblog
お茶会レポの途中ですが、今日観てきた新公の感想を先に。
演出担当は生田先生。流れや動きなどは、ほぼ本公演を踏襲。あとは個々のキャラを、それぞれ演じる子たちの個性を伸び伸び発揮させる方向で作ってあった感じですね。

初主演のキキちゃん。
とにかく一生懸命、素直に思い切りぶつかって演じました!という微笑ましさとキラキラ感一杯のザックでした。心を閉ざした孤独感というのではなく、素直で淋しがり屋の少年という風情。すぐに仲間と馴染んでお友達に見えちゃうのは、お芝居云々というよりもキキちゃんの素のお人柄もあるのかな?(苦笑)
改めて、ザックという役は難しい!と思いましたね。
お顔が小さくて、スタイルもいいですね~!幕開きの銀橋、ジーンズの足の長さにうわ~っと思いました。
ヒロインのみのりちゃん。
キキちゃんのザックを温かく見守り包み込む、お姉さんのようなポーラでした。しっかりした考えを持つ、大人の女性って感じ。・・・「摩天楼」でアンソニーを見守るナンシーもそんなところがありましたけど(笑)。
とっても美少女で、「どっちの女が好みだ?」と訊かれたシドがなぜポーラを選ばなかったのかと思うほど(爆)。
フォーリー教官の真風君が、大健闘!
まず、でっかいビジュアルが威圧感大!しっかりと太い声で士官候補生を怒鳴りつけ、みんながビビる迫力もありました。
それでいて、丁寧で誠実なお芝居がちゃんと教官としての人間の大きさにつながって、イヤな奴にならないところがいいですね。候補生たちからは憎まれ役だけど、ちゃんとそれをものともしない貫禄がありました。
ハプニングで、ザックのベッドが開かずなかなか隠したブーツを取り出せない!なんてシーンもありましたが(苦笑)、とにかく真風君は必死にブーツを引っ張り出し、そのあとザックの足元にガツン!とブーツを叩き付けることで乗り切りました。

シドの天寿君。いや~真面目で誠実な、それこそ女の子たちが憧れるパイロットの王子様でした(爆)。すんごい二枚目。
もともとお芝居の上手い天寿君ですけど、落ち着いてゆったり構えてるのが、すごく存在感あって立派。それがなんでリネットちゃんに引っかかっちゃったんだ?というくらい、堅実な人柄のシドでしたね(苦笑)。だから、ラストの結末が本当に痛恨に思える。卒業式の幻のシド、清々しくてカッコよかったです。
リネットのわかばちゃん。まずは、お声のトレーニングをしないと、台詞が聞き取りにくいですね。大人っぽい美人さんですが、中身はみのりちゃんポーラよりもずっと夢見る夢子ちゃんみたいなリネット。パイロットの王子様な天寿君シドが、DORで王子じゃなくなった時のわかばちゃんリネット、いきなり現実を突きつけられてかんしゃくを起こした、みたいに見えました。

実はとっても楽しみだった(笑)、如月君のデラセラ。期待通り、楽しかったですね~!
ともみんのナヨッとした天然のデラセラ君とは、反対の作り方。四角四面、融通の利かないまさしく委員長タイプ。しかし、どこかズレてておマヌケ、という如月君デラセラ。
これがまた、あちこち小わざが利いてて可笑しいったら(笑)。その名も‘ハンカチ・デラセラ’(爆)。常にポケットからハンカチを取り出し、汗を拭いてるんですね~(笑)。思わずハンカチの色を確認しちゃいましたが、さすがに軍支給のハンカチ、青ではなくて白でした(笑)。しかも、パーティーのシーンで女の子を見つけるために、歩きながらハンカチをひらっと落とした!(大笑)もちろん、誰も拾ってはくれず、淋しく自分で拾う羽目に。そのあと、真ん中の階段でしょんぼりとひとり膝を抱えて座り込んでたのですが、真上にでっかいフォーリー教官がそびえ立っているのに気づき、飛び上がって敬礼すると、一目散に逃げて行きました(爆笑)。
個人的に惜しい!と思ったのは、シーガーが障害物訓練を乗り越え、みんなで祝福している時、せっかくだからそのハンカチで目頭をぬぐう、くらいの芸当があってもよかったかも(笑)。
チアガールの女装では、頭のてっぺんにハロウィンのかぼちゃが付いてた!(笑)
如月君は、新公の長なんですね。主席のデラセラ君と重なり、最後のご挨拶は本当にお疲れ様!と思いました。

ペリマンの麻央君は、デラセラの如月君が可笑しくて目立った分、ちょっと地味になっちゃったかも。でも、ガッシリと大きくて、家庭的に頼もしい旦那様なんだろうな~という風情は伝わりました。
海君のアル、最初とっても言葉がなまってて、大笑い。デラセラの規則説明の台詞にまで、「地方なまりも禁止」なんて要項が入ってました(笑)。
パーティー委員の夫人役のりこちゃん、奥様笑いがすごく可笑しくって、客席も大ウケ(笑)。
シーガーのりりかちゃん、すごく現代っ子風。ブレザーの軍服がOLみたいでした(苦笑)。
ザックのパパ、夏樹君。どこか父親らしさのある雰囲気で、決してザックを突き放してるわけじゃない、という風に見えました。その代わり、アル中には見えにくいかも(苦笑)。
ポーラを誘うカウボーイのしゅう君。これって一発芸だけど、とってもおいしいところ。本公演の水輝君も、毎回毎回大笑いさせてもらってますが、しゅう君は、「ヘイ!ポーラ~!」じゃなく、「ローラ~♪」と西城秀樹で歌いだしました(大笑)。しかも、戻ってきたポーラちゃんが「私はローラじゃないわ!」とビンタして去っていくという・・・(爆)。
校長のひろ香君が、すごく落ち着いた包容力のあるお芝居で、ブラボー!でした。

全体的に、とにかく元気一杯、素直に真っ直ぐお芝居に向き合って工夫して、まさに‘青春’な新公だったと思います。

あとになっちゃいましたが、今日のお昼の本公演。
まずひとつ、お茶会話で私の書いた内容を訂正(苦笑)。
デラセラ君のダンスシーン仕様眼鏡、直前のシーンは格闘技ではなく、DORの子たちを見送るシーンでしたね(苦笑)。なので、出てきた時にすでにデラセラ君は眼鏡を付けてます。それでよくよく見れば、きのこちゃんカールに隠れてますが、後ろをバンドで留めてあるのを発見!なるほど(笑)。
ちなみに格闘技のあとは障害物訓練その1。でもそれだって、デラセラ君あんなにジタバタ走り回ってて、眼鏡よく飛ばないなぁ(苦笑)。ちなみに格闘技のあとに眼鏡を掛けてくれるのは、間違いなく真風君でしたね。

お茶会のお話を思い出しながら公演を観てたので、もうデラセラ君がなお一層可笑しくて可愛くてたまらない(爆)。
パーティーシーン、すずみんペリマンがデラセラ君を奥さんに紹介するのに、口元が確かに「きのこちゃん」と動いた~っ!!(大笑)しかも紹介されたデラセラ君、「きのこです~」って自分で言ってませんでした?(爆)やだも~可笑し過ぎて、観ながら笑いこらえるのに必死でしたよ~。ビリヤードシーンは、ちょっとカッコつけて台に腰掛けて打とうとして、見事にコケッ(笑)。そしていつものように女の子たちにさらわれて行きました。このシーンと卒業式シーンの裏話も、お茶会にて(含笑)。

今日のお芝居、れおん君とねねちゃんがとても良かった!
コテージのシーン、ねねちゃんポーラがすごい勢いでれおん君ザックに突っ掛かって怒った!するとザックもまた、ものすごい怖い形相で怒鳴り付けた!
ポーラが、ザックの心の扉をこじ開けた瞬間でしたね。だからそのあとの二人のお芝居も、ラストのハッピーエンドまで、すごく流れがあった。
ねねちゃんが思いっきりれおん君に体当たりでぶつかったので、れおん君のほうがザックとしての感情の波に飛び込むことができた、って感じ。こういうやりとりができるのって、さすがコンビですよね。
ザックとポーラのハッピーエンドがとっても良かったので、リネットの哀れさがますます際立ち、二人を祝福するれみちゃんリネットに泣けて仕方なかったです・・・。

今日は修学旅行生がたくさん客席にいまして(複数校来てたんじゃないかな)、日本物幕開きのチョンパで、うわ~っ!と歓声が上がりました。そんな反応を聞くと、嬉しいですね。
フィナーレの軍服燕尾、大階段にずらりと並んだ男役が浮かび上がった瞬間も、私の隣にいた高校生の女の子が「すごいカッコいい!」と言ってるのも聞こえましたね♪
やっぱり歓声が上がるとテンションも上がるのか、しかも新公を控えた昼公演、とっても勢いのある今日の舞台でした。

コメント (2)
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