趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

今日は雨でした

2008-10-26 23:58:04 | Weblog
木曜に飛鳥へ行っておいて正解だったかな?今日だったらまた雨だったかも。

昨夜は市村正親さんの「キーン」を観てきました。
宝塚でトドさんがやったミュージカル・バージョンとはまた違う、ストレートプレイの脚本。しかも、結末が違った・・・ちょっとびっくり。
昨夜のほうが、意外にあっさりハッピーエンド。ミュージカルのほうがシビアだった。ん~気分的には、逆のほうが観たかったですね。宝塚はハッピーエンドで、市村さんが演じるならシビアなほうが面白いのに。
市村さんのキーンは、まさしくコロコロ態度を変え、粋な遊び心があり、かつ演じることへの狂気じみた執念と哀愁もありました。トドさんに感じた物足りなさは、さすが市村さんだと完璧。市村さんのための役のようなもの。
トドさんだと、融通が利かないというか、どうも軽快さに欠ける・・・。
ただ、だからこそ押しかけ娘のアンと市村さんキーンがハッピーエンドってのは、意外というか、どうにも釈然としない(苦笑)。
ミュージカル版だと、キーン一人が結局残るわけですが。
まぁどちらにせよ、すべてのキーポイントは皇太子。宝塚でのれおん君も、昨夜の鈴木一真さんも、その点ではどこか物足りなさの残る皇太子殿下でした。
若く美しく社交界の華で、なおかつ一国の皇太子という重責を担い、その上で役者キーンを友として遇し、才能を尊敬し、虚構を見下し、鏡のように冷静に見つめている。かなりレベルの高い役どころですね。
デンマーク大使夫人のエレナも、エレガントで大人の女性ながらも、茶目っ気と気位の高さが必要。んむむ・・・昨夜の高橋惠子さんも、上品ではあったけど結局は市村さんには太刀打ちできず、という印象。何かが違うんですよね。
アンをやった須藤理彩さんは、体当たりで市村さんに思いっきりぶつかって、いい味出してました。もともと勢いで演じる役でもあるし。
もう一回、ミュージカル版も観たくなった・・・暇がないけど(苦笑)。

今日は、東京から友人が来ていたこともあって、朝から宙組公演を観たあと、ず~っと一緒にしゃべってました(笑)。
宙組は、タニちゃんも相変わらず可愛かったし。これでこの公演は見納めかな?
帰宅したら、夢乃さん主演のAパターン「アンナ・カレーニナ」をスカイステージで放映だったので、これまた観てしまいました(爆)。
夢乃さんのほうが、思い込んだらまっしぐらな情熱が似合って、恋に破滅するヴィロンスキーにぴったり。軍服も颯爽として、カッコいいです。
来月放映予定のBパターンのしゅん君は、ちょっと優等生過ぎるのかな。あまり恋に破滅しそうにないタイプに見えちゃうんですよね。苦悩するシーンは、繊細で悲壮な風情が綺麗でしたけど。
Aパターンのカレーニン、ゆずる君はほんとよくやりました。これがあったから、先日の「スカーレット・ピンパーネル」新公主演も回ってきたんだし。
Bパターンのるりか君は、初演のかしげさんを何度もビデオで観たんだろうな~という感じではあったんですけどね(笑)。全体的に、Aパターンのほうが出来がいいのは、まあ若干は上級生組でもあるので、当然かなとは思います。

観劇で過ぎた土日でしたが、明日からまた仕事で、しかも月末処理に突入・・・1週間、長いなぁ(溜息)。

コメント
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