趣味の日記

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ノーベル賞

2008-10-09 23:55:32 | Weblog
日本人の受賞で世間を賑わしてますが、学生時代に理科をかじった身としては、まったく興味がないわけでもない。
一応、受験のために物理もかじったことはありますし、英語をやるくらいなら数学のほうが面白い!と思ってたので、理論的な話は嫌いじゃない。
・・・にしても、物理学賞を取った3人の先生方の理論は、考え方はわからないでもないけど、理解できるかというと???
テレビのニュースで説明しなきゃならない、アナウンサーやコメンテイター泣かせな研究ですよね(苦笑)。
「対称性の破れ」という概念は、まぁわからないでもない。まったく左右対称なら、安定して変化は起きないけど、ほんのちょっとでも対称性が崩れれば、安定は破れて変化が起きる、とそういうことですね。
大阪の市立科学館に、この「対称性の破れ」を説明するための、磁石を使った展示があるそうな。かなり昔に行ったことはあるけど、そんな展示があったかどうかさえ、記憶にない(苦笑)。
そこから発展させた研究のクオークとなると、完全に???な世界。陽子や中性子や電子、なんてのは習った覚えがあるけど、それよりさらに小さく~なんて言われると??
要は数学の証明問題みたいなもので、結果から逆算していくんでしょうね。変化が起こる→「対称性の破れ」が起きている→対称ではない→別々のものが存在する→・・・みたいな感じ?
理論話はつながっていけば面白いとは思うから、そういった延長で結論が導き出されていくんだろうなぁということは、新聞記事を読んでいてわかりました。
むしろ、化学賞を取った研究のほうが、一般には理解しやすいでしょうね。クラゲがなぜ光るかというメカニズムを研究して、発光するたんぱく質を発見した、と言えば、具体的にはわからずとも、イメージはつかめますから。
この研究対象になったオワンクラゲ、冬にならないと日本近海には姿を見せないそうで、現在展示飼育しているのは山形県の水族館だけらしい。ほかの水族館では、以前飼ってたけど死んじゃったとか、1匹だけ生き残ってるけど小さくてまだ光らないとか、いろいろ新聞に載ってました(笑)。
すごいね~、ノーベル賞を取ると、それだけであちこちからそんな情報まで出てくるんだ・・・。
受賞した先生方も、珍獣扱いで追い掛け回されて、ちょっと気の毒ですね。忙しくて、肝心の研究に没頭できなくなっちゃう。
でも、こういう科学の話題が出ると、今は歴史だ観劇だと文系の話ばっかりしてる私でさえ、昔取った杵柄、研究室で必死に実験してた頃が懐かしかったりします(苦笑)。
でも私は結局、研究には向いてないな~と思って院へは行かなかったのですけど。
もし行ってたら、人生がらりと違ってたでしょうね~(笑)。もしかしたら、篠山で発見された丹波竜の発掘を手伝ってかもしれないし(発掘を手がけた三田の博物館へは、実習で行ってたこともあったりする)。
あ~でもやっぱり、英語が苦手だから研究職は厳しいですね(爆)。論文って大抵は英語だし・・・(汗)。
何にせよ、自分の好きなことを勉強さえしていれば良かった学生時代は、やっぱり楽しかったんだなぁと今さらのように思います・・・。

コメント
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