折鶴蘭
(城跡ほっつき歩記)より
なんだなんだ この花は
麗人に突如舞い降りた花精なのか
それとも惚れやすい 五月の気まぐれ雲
春から夏への季節の患い見舞い
良家の子女ともてはやされ
風にも当てず 西日にも曝さず
淑やかな深窓の令夫人に行き着いたが
そろそろ更紗を脱ぐ季がきた 夜明けの夢語り
えいさ 瞳の中できらめく星の影にも
つかの間地上で遊ぶ 天からの使者とも
紛争国に届けられた痛み止めの結晶ならもっといい
付き添いの千羽鶴が解き放たれる 異国の空
折鶴は日本の祈りの形だから
恨みを忘れ 傷みを忘れず ただひたすら
癒しを超えて昇華する 大いなる悟性よ
この慎ましき花の名は 折鶴蘭と極めたり
緑色の葉が注目される愛でられる機会の希な花にスポットを当てていただきまして、オリズルランになり代わり御礼を申し述べます。
オリズルランは1996年に栽培を始めてから約18年になりますので、その栽培に関する限りは城跡めぐりよりも熟知しております(笑)
こうした観葉植物の鉢は退職を前に頒布するなどして大分整理しましたが、それでも自宅には4鉢ほどが残っております。
この植物は観葉植物の中でも、とりわけ空気の浄化作用が強くいことから随分と活用しておりました。
通常花が咲きにくい場合は、水不足、日当たり不足、栄養不足などが考えられますが、経験上の最良の置き場所は公共施設のトイレをはじめとした二酸化炭素の多い場所のようです。
なおこうした花が咲いたとしても、まず実生するようことはなく正しく「あだ花」となっておりますが、その白絹のような質感は眺めれば眺めるほどに気高さが滲みだして参ります。
よく枯らさずに今日まで・・・・。
それにしても空気の浄化作用があるとは驚きです。
観葉植物の身でありながら白絹のような花を咲かせ、つかの間の奇跡を演出してハラリと退場する。
「あだ花」だからこそ、心も浄化されるのかもしれませんね。
いつもながら貴重な画像を使わせていただき、感謝しております。
最後の節、折鶴は日本の祈りの形だから、恨みを忘れ、傷みを忘れず、ただひたすら、癒しを超えて昇華する大いなる悟性よ…、惹かれました。
オリヅルラン
福岡ではよく見かけていたのですが
田舎に来てあまり見かけなくなりました
下町の路地のあちこちから
真っ白い花を見ることができ
飛ぶような姿をオリヅルランと知ったのは
つい最近のことのような気がします
沢山折り重なって咲く姿は
まさに気品のある白い千羽鶴のように見えますね
『麗人に突如舞い降りた花精なのか・・・』
上手く表現されているところはさすがです
目を凝らしてさがすと
近所の花屋さんの軒先で育っていました
暖かくなる頃のには
花精を見ることができるでしょうか?
いつもありがとうございます
今日はまた関東一円は寒い一日となりました。
終日雨が降り続きましたが、農園の見回りなどお出かけだったのでしょうか。
次の春に備えて、いろいろの準備があるのかもしれませんが、どうぞお健やかにお過ごしください。
いつも画像を提供していただく植物図鑑の解説によると、花は5月頃に短い期間だけ咲くそうです。
ほかの植物が旺盛に葉を伸ばし、華々しく花を付ける初夏に、折鶴が隠れるように降り立つ姿を想像いたしました。
いつもコメントありがとうございます。