食い意地の日々

食いものネタと、お出かけ日記。

油麩色々

2009年09月19日 | 食いネタ北海道東北
町田の富沢商店で、山形屋商店のスライス油麩(仙台麩)見つけて試しに買い、パッケージ載ってたレシピに油麩丼があったので、似た様な物を作ってみた。
濃いめ味付けた出汁でタマネギを煮て、スライス油揚を入れ出汁を吸った所で卵でとじ飯の上に。食ってみたらコクはあるけど油っこくはなく結構美味かったもんで、油麩数種類をお取り寄せ。

豆腐や大豆食品の店で3店の油麩食べ比べセット見つけて、他にもバラ売りコーナーに別の店の物があったので、計4店分。
左から、熊本油麩店 油麩 、佐々木製麩所 手焼きあぶら麩、山形屋商店 仙台麩、北上食品 宮城県産小麦使用あぶら麩。

油麩は岩手県南一関市周辺・宮城県登米市周辺の伝統食品で、主に夏に食されていいるもの。また登米の油麩屋さんでは揚げる事を焼くと言うそうな。
今回購入した油麩の産地、登米市登米町(とめしとよままち)では、油麩を使った油麩丼も名物との事。油麩丼のレシピは油麩丼の会参照。

熊本油麩店は約5.5x25cm、油麩元祖だそうで、他店より色濃くこんがり揚げてあり狐と言うより狸色?。
佐々木製麩所は約5x25cm、冴えた狐色。
山形屋商店は約5.5x25cm、こんがり狐色。
北上食品は約4x12cm、小さい分、揚げ時間が短いからか他より色が淡い。

早速、賞味期限が最も早かった熊本油麩店のを油麩丼で食ってみる。揚げ時間が長いからか、山形屋商店よりコクがあった。外側はざっくりして内部のきめは粗く、汁に入れるとすぐに戻る所は共通か。

岩手物産展で買った
分含め、3店分を出汁で煮た状態で食った感じ、麩の揚げ煮(車麩などの焼麩を水で戻した後、水を絞って油でこんがり色付くまで揚げ、醤油味の出汁で煮る煮物)を軽くあっさりさせた感じが近いかな。油のコクはあるけど油が過ぎない。お手軽に揚げ煮出来ていいかも。

追記
北上食品の油麩は内部がきめ細かく もっちりした食感で、油を吸っている量が少ないからか他に比べるとあっさり。焼麩と同じく熱い汁に入れると固く真が残った様になるので、水で戻した方がいい。