流のバンコク・ゲイパラ白書☆リターンズ(゜∀゜)ノ

流(りゅう)の単純で軽いバンコク・ゲイ体験記。 ヨロシク!

⑪鼓動の波動

2007-02-08 | レンアイ物語

ある夜、N君に電話してみようと思った。

どうしてるかな、何してるかな、誰といるかな~、なんて考えてたらガマンできなくなって。
初めて会ってから毎日ずっとN君のことを考えて過ごした。
会いに行きたいけど会うのが恥ずかしい、そんなよく分からんテレが自分の中にあった。

よし!電話してみよう。 それで会いたいって言ってくれたら会いに行こう!
そんな自分勝手なイタイ妄想で夢をつなごうとするバカな俺。 ←ホントに。

ホテルのロビーの、一番離れたところにある公衆電話。 
静かな場所でN君の声が聞きたかった。

かけると決めてからも、まだしつこく電話の前で迷っていた。 
なぜか緊張しすぎて電話ができない。
途中までダイヤルしては切って、そしてまた受話器を取って・・・ 
中学生でもこんなモタモタしてねーだろ、と自分でニガ笑いのツッコミを入れながらダイヤルをする。

プー・プーって長い呼び出し音が続く回数だけ、ドキドキが大きくなる。
次の瞬間にもN君の声が聞こえてきそう、緊張で吐き気までしてる。
俺って・・・。 ←お前って・・・。


電話に出てほしいけど、出ないほうが安心しそうな自分がいる。