ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

交通事情

2011-09-27 20:17:06 | Weblog
上海の地下鉄で事故が起きたようだ。
10号線は、会社の人がよく使うラインなので、
思わず社内を見回し、外出先を確認してしまった。
とりあえず、知り合いは巻き込まれていないと思う。
同僚の10号線利用者たちは、みな迂回して帰って行った。
他の地下鉄も同じ設備を使っているからイヤなので、バスで帰ると言う人もいた。

地下鉄も、日本に比べると運転が荒いけれど、
人身事故でストップすることは、あまりない。
日本の電車は、飛び込み自殺さえなければ、本当にいいと思う。

中国では、道路を走るバスや一般車も、かなり自由奔放だけど、
つくづく、変えてほしいなあと思うことがある。
横断歩道が青のときは、直角の関係にある道路は、すべて赤信号にしてほしい。

というのも、
こちらでは、直進方向が赤信号でも、車の右折はできることになっているらしい。
ちなみに、中国は左ハンドルで右車線だ。

ということで、交差点を渡るときに、横断歩道が青信号でも、
左側から堂々と右折車が突っ込んでくる。
しかも、歩く人優先なんていうことはなく、車優先だから、かなり危ない。
そして、右側から赤信号無視の車が突っ込んでくることもあるので、
とくにみんなが急いでいる朝はカオスだ。
バスなんて、カーブでも最小限の減速しかしてくれない。
運転手さんが、携帯電話で話していることもザラだ。

公共の概念が日本と中国は違うとはいえ、やっぱり、いただけないなあ、と思う。

昨晩遅くに『菊と刀』(ルース・ベネディクト著、長谷川松治訳)を読み終わった。
改めて、仕事で知り合った年配の方の考え方を、
客観的に捉え直すことができたのと同時に、
私は日本らしい「恥」を捨てつつあるなあ、と思った。

戦後間もない頃に、アメリカ人によって書かれた日本人の姿だから、
当然、いまの日本とは大きく違う部分もあるけれど、
日本人のもっている「自尊心」について、整理できたのはよかった。

あなたは「無礼者!」って、怒るけど、
そんなことで、いちいち目くじら立ててどうするの? と思わず、
そんな価値観も尊重したいなあ、と、今日のところは思っている。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (永とも)
2011-09-27 21:38:33
とりあえず巻き込まれていなくてよかったよ。
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Unknown (カミムラ)
2011-09-28 00:23:59
おー ぶじでなにより!!
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