ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

苦手

2011-09-29 01:33:39 | Weblog
私には、あまり中国にいるという実感がない。

これは、住むうえでは違和感が少なくてラッキーと言えるし、
逆に、「中国だぜ~! 冒険してるぜ~!」という盛り上がりがなく、
せっかく外国に住んでいるにもかかわらず、たいへん残念とも言える。

上海は、もう十分すぎるほど便利だし、
会社の同僚の中国人は、なかなか日本人に対する理解もあるので、居心地がいい。
唯一、ネットの規制だけ、どうにかしてほしいと思うくらいだ。

ということで、街にひるがえる中国の国旗を、
非常に不思議な気持ちで眺めてしまうこともある。
「ああ、ここは、中国なんだな」と。

それにしても、日本のバブル世代のおじさんたちは、
どうして1人で「冒険」ができないのだろうか。
「冒険」をしたがって、いい恰好をしたがるわりには、
「これを手配して」「ここに連れてって」と、臆面もなく人に頼ってくる。
そして、中国に来ると、わがまま全開になる人も多い。
基本的には、「安全な冒険」がしたいんだろう。

日本国内の閉塞感から離れ、欧米ほど萎縮する必要もないから、
中国だとあんなになっちゃうのかな、と思う。
上海だと、日本人も多いし、日本人に慣れている中国人も多いから、
うまい具合に転がしてもらえて、いくらでも勘違いできるし。

ということで、上海あたりだと、
みっともない日本のおじさんがウヨウヨしてて、
こういう人は国外に出してはいけません、という気分になる。

自分が中国語を聞きとれないからと言って、
周囲にいる人が、日本語を分からない人だとは限らない。
私なんかは、外見上は中国人に見えるかもしれないけれど、
OSは日本人だから、君たちの会話は聞きとれるのだよ、と、
たまに驚かせてやるのが、最近は楽しい。

それにしても、バブル世代は苦手だ。


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