ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ブラームス 交響曲第1番ハ短調

2008-12-15 23:32:23 | Weblog
今日は知り合いに誘われて、クラシックのコンサートに行きました。

久しぶりに生演奏で聞いたブラームス 交響曲第1番ハ短調。
ブラームスの交響曲で最も好きなのは3番だけれども、1番も幼い頃からよく聞いた大好きな曲。
とても素敵な時間を過ごすことができました。

私にとって、ブラームスの交響曲は、一言で言うと「哲学的」。
男性的で重厚で、思慮深いようなイメージがあります。

でも、今日聞いた演奏の楽団は女性が多く、第一バイオリンも女性でした。
こんなに優美なブラームスは初めて聴いたかも。
これまでのイメージとは全然違ったけれども、こんなブラームスもアリだな、と思いました。

小さい頃からそうだったのだけれど、コンサート会場では、
演奏中、ステージの上がまぶしすぎて目が開けられない。
そして、目を閉じて聴いていると、呼吸がだんだん深くなって、
まるで瞑想しているような気持ちになる。

聴いている間は、音楽に対して無防備に自分を開くので、
演奏が終わった後、一緒に行った友人とでさえ会話ができなくなる。
食欲はなくなるし、頭の芯がしびれたようになって、ただひたすら自分の家に帰りたくなる。

誰かと一緒に演奏をした経験がもう少しあれば、
もっと音楽じたいや、その前後の時間をいろいろな人と楽しめるだろうになあ。