ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ギリシャの民族音楽

2008-12-05 03:52:02 | Weblog
今日はデルフィに行きました。
お昼ご飯に寄ったギリシャ料理のお店では、12月4日は何とかという聖人の日で、
地元のおじいさん、おばあさんがお食事中。

やはりよくしゃべる。

妙に勢いのあるおじさんの店員さんに、日本語にすると、
「で、何を食べるんでい」
「ソーダは、2本? 3本? 他の人はどうするんでい?」
というような口調と、かなりの前傾姿勢でオーダーをとってもらったあと、
しばし、周囲のギリシャ人たちを観察。

15時ではあるが、みな酒を飲み、踊っている。
手をつないで輪を組んで、基本的には、幼稚園でやったような
簡単に体をゆさゆさする踊り。
たまに、飛び上がろうとして、腰が痛くなっている人もいた。

旋律は、ペルシャというか、トルコというか、
中国のウイグル自治区あたりの音楽によく似ていた。
同じような旋律が、続く。続く。続く。そして、まだまだ続く。
曲の切れ目がなかなか来ない。

そして。ひたすら輪になって踊る。

楽しそうだったが、仲間に入る勇気はなかった。

楽器はクラリネットやギターなど、西洋の楽器を使っていたのだけれど、
曲の感じは、まったくウイグル。
目を閉じて、周りの人の顔が見えなければ、
私はシルクロードのどこかのオアシスにいると思ったことでしょう。

ギリシャは、オリエントだと感じた瞬間でした。