映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『女神よ、銃を撃て』

2018-07-25 16:05:57 | Weblog
2017年 仏
監督:ティエリー・クリファ
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ダイアン・クルーガー、ネクフ、ニコラ・デュボシェル、セバスチャン・フーバニ、オリビエ・ルストー

薬物依存症の娘が、恋人である売人に暴力を振るわれ、思わず殺してしまい、母に泣きつく。母は証拠を燃やし、死体を川に捨てるが、結局事件は発覚し、娘も警察の事情聴取を受ける。売人の仲間のチンピラは、横流しした薬の代金を元締めに要求され、母と娘を強請って金を調達しようとする。チンピラの金の出何処を吐かせようと、元締めはチンピラを拷問するのだが・・・

いつドヌープがハードボイルドに銃撃戦をするのかなと思って見ていましたが・・・それを期待してはいけません・・・これは中途半端を楽しむ映画です。メインキャストはドヌープ演じる母と、その娘、ドヌープを強請るチンピラなんだけど、みんな善人ではなく、かといって極悪人でもなく・・・どこにも振り切れない人たちで・・・映画の展開としても、どこにも振り切れなくて・・・正直、はい?って感じで終わるんですが・・・なんか「そっかもな」って思ったりするんですよね。リアルな現実、誰もがもしかしたら落ち込むかもしれない落とし穴・・・なんて言ったら褒めすぎで、それほどのことではないんてすが、でもまあ、そういう要素か全くないこともないっていう、そんな感じの映画でした。それにしても、この時のドヌープって74歳くらいじゃないですかね・・・すごい女優さんですよね。是枝監督の最新作にも主演するんですよね。いや~・・・美魔女とか、そういう言葉では決して表現したくないですよね。本物ですよ、本物(^^)。
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『幸せなひとりぼっち』

2018-07-25 15:50:51 | Weblog
2016年 スウェーデン
監督:ハンネス・ホルム
出演:ロルフ・ラスゴード、イーダ・エングボル、バハー・パール、フィリップ・バーグ、カタリナ・ラッソン

頑固で自分ルールに拘るオーペは人付き合いが苦手だ。けれど、聡明で朗らかで優しい妻との出会いが、彼の人生を素晴らしいものにしてくれた。その妻が亡くなり、オーペは妻の後を追うことばかり考えていた。それを知らず何かと邪魔するのが隣に引っ越してきたパルバネ一家だ。何事にも大ざっぱで騒がしい彼らに苛立つオーペだったが、巻き込まれるように彼らに関わっていくうちに、妻のもとに行くのを少し先送りにしようと思うようになるのだった・・・

頑固な老人が妻を亡くしてますます頑固になり世間との間に壁を築くけれど、騒がしい隣人、多くの場合子ども、あるいは若者に、いやいやながら振り回されるうちに壁がなくなっていくっていうのは定番のお話なんだけど・・・定番でも好いものは好いのでありますな。可愛らしかったですよ、オーペも映画も。ラストも好きですよ・・・ああ~、そうだったんだ・・・ヨカッタ、嬉しいなって思いました(^^)。
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『複製された男』

2018-07-25 15:36:40 | Weblog
2013年 カナダ&スペイン
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ、ジョシュ・ピース、ティム・ポスト、ケダー・ブラウン、ダリル・ディン、ミシャ・ハイステッド、メーガン・マン、アレクシス・ウイガ

大学で歴史を教えているアダムは、何の気なしに見た映画の中で、自分と瓜二つの俳優アンソニーを見つける。どうにもアンソニーが気になるアダムは、彼が所属する事務所にまでいって、住まいを突き止め接触をはかる。最初は警戒していたアンソニーだったが、アダムに会い、後天的についた体の傷まで同じであることをお互いに確認し・・・

よく分からん・・・冒頭のシーンに答えがあったのかな・・・ん~、もやもやする(^^;。不思議に対する答えは明確に示されず、その後についても想像がつかず・・・SF?猟奇的犯罪もの?なんでもいいやって気分です(爆)。注意深い人や想像力のある人なら腑に落ちるのかもしれませんが、ぼー~っと見ていたら何も分かりませんし、見た後の感情の着地点が見つかりません。かといって、もう一度見て確かめようという気持ちになるほど惹かれはしませんでした(^^;。
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『未来よ こんにちは』

2018-07-25 15:23:10 | Weblog
2016年 仏&独
監督:ミア・ハンセン=ラブ
出演:イザベル・ユペール、アンドレ・マルコン、ロマン・コリンカ、エディット・スコブ、サラ・ル・ピカール、ソラル・フォルト、エリーズ・ロモー、リオネル・ドレー、グレゴワール・モンタナ=アロシュ、リナ・ベンゼルティ

パリの高校で哲学を教えているナタリーは、娘と息子も独立し、教師の夫と二人暮らし。好きな仕事をし、生徒にも慕われ、家族にも恵まれて、心配事は一人暮らしをしている認知症の母のことだけだった。けれど突然、夫から好きな人が出来たと言われる。思っても見みなかったことに動揺するナタリー。追い打ちをかけるように施設に入れた母がなくなる。それでも、夫とも別れ、一人の生活を始めたナタリーは、新しい自分のライフスタイルを築きはじめるのだった・・・

哲学教師は教師であって哲学者とは違うんだなぁ~・・・哲学の授業がいまいち浅すぎるでしょ、とか思いながらも・・・ナタリーにはシンパシーを感じてしまうのでありました。もし、今、夫から「好きな人ができた」と言われたら、自分もこんな風な反応をするだろうなぁ~とか思いながら・・・でも、彼女の様な、自分で天職と思える仕事についていないから、もっと侘しい生活になっちゃうかな・・・(涙)。
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『神様メール』

2018-07-25 15:09:34 | Weblog
2015年 ベルギー&フランス&ルクセンブルク
監督:ジャコ・バン・ドルマル
出演:ブノワ・ポールブールド、カトリーヌ・ドヌーブ、フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、ピリ・グロワーヌ

ブリュッセルにある家で、横暴な中年オヤジである父の神様と、自分の意思を持たない父の言いなりになっている中年女の母の女神と、三人で暮らしている少女のエア。彼女は、自堕落で高圧的な父を嫌っているが、父がカギのかかった部屋で一人パソコンを操作し、世界を管理して、遊び半分で人間たちを不幸にしているのを知り、つくづく嫌気がさす。そしてついに、亡き兄のイエスのように外に出て、自分らしく生きたいと思い、父の部屋に忍び込み、パソコンを触っていて、世界中の人々に寿命を知らせるメールを送信してしまう。外の世界に出たエア、兄を見習って自分の使徒となる人たちを訪ね歩くのだが・・・・

ありえない設定だけど、なんかそれが楽しいっ!!登場人物たちの飄々とした感じも嫌いじゃないし・・・面白いじゃん!!って感想です(^^)。好き嫌いはあるかもしれないけど、わたしは好きです(^^)。
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『カルテット!人生のオペラハウス』

2018-07-25 14:34:12 | Weblog
2013年 英
監督:ダスティン・ホフマン
出演:マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ、マイケル・ガンボン、シェリダン・スミス、アンドリュー・サックス

引退した音楽家たち専用の高齢者施設「ビーチャム・ハウス」。音楽家たちが思い思いに、穏やかな老後を楽しんでいたが、経済的な理由から存続が危うくなっていた。資金集めのための入居者たちによる演奏会を必ず成功させようと、伝説のカルテットのメンバーだった三人も企画に余念がない。そんな時、カルテット残りの一人であるジーンがビーチャム・ハウスに入居することになった。周りは四人の演奏を期待したが、メンバーたちの間には大きな溝ができたいた・・・

こういう年配のベテラン俳優さんたちが中心になった映画に感動するようになっちゃったんですよね。もともと恋愛ものは苦手だけど、それが若いイケメンさんや美人アイドルさんの惚れたはれたとなると、おばさん、もうついていけないし(涙)。けど、そういうことは抜きにしても、よい映画だったと思いますよ。笑いも涙も軽やかなんだけど、それぞれの役者さんの過ごされてきた年月がおのずと反映されて、それなりの奥行きがありますものね。それに音楽という最高のスパイスもあって・・・小品ではあるけれどちゃんと楽しめる逸品ではないでしょうか。
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『男と女』

2018-07-25 14:23:11 | Weblog
1966年 仏
監督:クロード・ルルーシュ
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、アヌーク・エーメ、ピエール・バルー、バレリー・ラグランジェ

スタントマンの夫を撮影中の事故で無くしたアンヌと、妻が自殺したカーレーサーのジャン・ルイは、それぞれの子どもと週末を過ごし、送り届けた学校で出会う。終電を逃したアンヌを、ジャンが車で送ることになり、二人は車中でお互いのことを語る。惹かれ合った二人は、子どもたちも一緒に会うようになり・・・

知り合いの人生の先輩に「あれは良い映画だった。見た?」と言われ、「見ましたが・・・」とモゴモゴしてしまいました。そしたら、テレビで放送しているのを見つけ、まるで「ちゃんと見直せ」と言われているような気分になり・・・ちゃんと見直しました。こんな話だったっけ(爆)。あまりにも有名な音楽と、車中の二人を正面から撮った場面は覚えているけど、それ以外は始めて見るように新鮮に見ました。でも、まっ・・・ん・・・そうね・・・フランスの大人の恋愛映画の原型の一つって感じかな(^^;。
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『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2018-07-25 13:56:42 | Weblog
2017年 英&仏&ベルギー
監督:ケン・ローチ
出演:デイブ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、ケイト・ラッター、シャロン・パーシー、ケマ・シカウズウェ

イギリスのニューカッスル。大工のダニエル・ブレイクは心臓病で医者から仕事をするなと言われている。その為、公的援助を受けようするが、たらい回しに煩雑な手続きなど、なかなか必要な援助が受けられず堪忍袋の緒も切れそうになる。そんな時、役所で自分と同じように困っているシングルマザーのケイティと知り合い、何かと彼女と子どもたちの手助けをしてやるのだが・・・

国によって制度は異なると思うけど、いずこも同じ問題を抱えてますよね。役所の人たちがみんな悪者ってことじゃないし、支援を受けようとしている人たちが全員可哀想な被害者ってわけじゃないけど、必要な人に必要な援助が届かないてことは確かにあるし、根深い問題には違いないですよね。何より問題だと思うのは、機械的にではなく、心を尽くして寄り添おうとする職員さんは叱られるっていうのがね・・・役所に限らず、今、どこの組織・会社でも危機管理でやってしまっていることですよね。楽しませるための映画ではなく、告発というか問題提起の映画なので、我がこととして考えなきゃいけませんね。
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『ブリッツ』

2018-07-25 13:44:24 | Weblog
2015年 英
監督:エリオット・レスター
出演:ジェイソン・ステイサム、パディ・コンシダイン、エイダン・ギレン ワイス、ゾウイ・アシュトン、デヴィッド・モリッシー、マーク・ライランス、クリスティーナ・コール、ルーク・エヴァンス、ロン・ドナキー、ネッド・デネヒー、ニッキー・ヘンソン

サウスロンドン警察のブラントは、熱すぎる正義感からルール無視の強引な捜査で、いつもマスコミからバッシングされる刑事。だが、仲間との絆は強く、信頼されている。そんなブラントが、警官ばかりを狙った連続殺人犯ブリッツの捜査に乗り出した。相棒は新任のナッシュ巡査。そして二人は、ブリッツの正体を突き止めるのだが・・・

既観映画を貯め過ぎて、見たとき何を感じたがが思い出せない(爆)。ただ、ということは、そういう印象の映画だったってことだと思います。思い出そうとすると、いくつかの映画がぼんやりと浮かんできてごちゃごちゃになっちゃう・・・(^^;。
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『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』

2018-07-25 12:25:52 | Weblog
2017年 米&仏&チリ
監督:パブロ・ラライン
出演:ナタリー・ポートマン、ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ジョン・ハート、リチャード・E・グラント、キャスパー・フィリップソン、ジョン・キャロル・リンチ、ベス・グラント、マックス・カセラ

1963年11月22日、テキサス州ダラスでで起こったケネディ大統領暗殺事件を、ファーストレディであるジャクリーンの視点から描いた映画。目の前で夫が射殺され、彼女の服に彼の血がついたまま、次々と大統領夫人としての仕事をこなさなければならなかった彼女が、どうしても譲れなかったのは、夫が誰にも認められる偉大な大統領として盛大に見送られることだった・・・

こういう映画は難しいですよね。誰もが知る実在の人物のことを描くのはね。特にケネディ大統領には熱狂的な支持者がいるわけだし、だからこそジャクリーヌに対する批判なんかもあるわけだし、好意的に描くにしても批判的に描くにしても、誰もが満足する描き方なんてものはないですからね。これは一応、、ジャクリーンの立場からってことで、彼女へのインタビューをもとに、彼女の気持ちをメインに描いているわけですね。そう思って、あまり色々考えずに素直に見ると、単純に「すごい体験だよなぁ~、さぞ大変だったろうなぁ」と、すっごく当たり前の感想が生まれてきます(^^;。
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