映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2018-07-25 13:56:42 | Weblog
2017年 英&仏&ベルギー
監督:ケン・ローチ
出演:デイブ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、ケイト・ラッター、シャロン・パーシー、ケマ・シカウズウェ

イギリスのニューカッスル。大工のダニエル・ブレイクは心臓病で医者から仕事をするなと言われている。その為、公的援助を受けようするが、たらい回しに煩雑な手続きなど、なかなか必要な援助が受けられず堪忍袋の緒も切れそうになる。そんな時、役所で自分と同じように困っているシングルマザーのケイティと知り合い、何かと彼女と子どもたちの手助けをしてやるのだが・・・

国によって制度は異なると思うけど、いずこも同じ問題を抱えてますよね。役所の人たちがみんな悪者ってことじゃないし、支援を受けようとしている人たちが全員可哀想な被害者ってわけじゃないけど、必要な人に必要な援助が届かないてことは確かにあるし、根深い問題には違いないですよね。何より問題だと思うのは、機械的にではなく、心を尽くして寄り添おうとする職員さんは叱られるっていうのがね・・・役所に限らず、今、どこの組織・会社でも危機管理でやってしまっていることですよね。楽しませるための映画ではなく、告発というか問題提起の映画なので、我がこととして考えなきゃいけませんね。
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