1974年 日本
監督:神代辰巳
出演:萩原健一、桃井かおり、壇ふみ、森本レオ、河原崎健三、赤座美代子
石川達三の『青春の蹉跌』が原作。妊娠した女子大学生が交際相手の大学生に殺された「天山事件」がモデルだそうです。
資産家の伯父から学資の援助を受け、司法試験を目指している主人公。学生運動真っ盛りの時代にあって、クールに現実的な野心をもっている彼は、援助してくれている伯父の娘との縁談を打算から歓迎する。けれど、その為には、家庭教師をしている時に手をだした腐れ縁の女学生と上手く切れなければならない。が、女子学生は逆に、妊娠を理由に彼に結婚を迫ってきた。主人公は、雪山に女子学生を呼び出し・・・というようなお話。
ちなみに、実際の「天山事件」が大いに話題になったのは・・・殺された女子大学生の身ごもっていた子どもの父親が、DNA鑑定の結果、殺した大学生ではないことが判明。そして、それを当の大学生が知ったのは、自分の裁判の初公判の時だったという、なかなかショッキングな展開があったからだそうです。事実を知った彼は、傍聴席に聞こえるほど「ああ」と深くため息をついて、両手で頭をかかえたそうですよ。
ところで・・・この映画の感想、ひょっとしたら、以前にもUPしているかも、なので重なっていたらゴメンなさいです。
というのも・・・70年代後半から&80年代前半くらいの日本映画って、けっこう量を見ているわりには苦手意識があるんですよね。自分の年齢的に、いちばん影響をうけやすい頃に見ているのに不思議なんですが・・・なんていうんだろう・・・「二つ上の先輩と上手くやっていけるのに、一つ上の先輩との間には何か見えない壁がある」というような感じなのかなって思います。つまり、70年代後半から&80年代前半くらいの日本映画には、一つ上の先輩的な印象があるのかもしれません、ええ(^^;。
で、この映画にも、そういう苦手を感じるんですよね。それが上手く説明できないから、見ていても、感想をUPしていなかったかもと思って・・・いまさら、こういう言い訳をしているわけです。
映画として悪いところがあると思っているわけじゃないし、キャスティングも面白いと思うんですが・・・なんだか、楽しめる年齢に制限がある気がするのは、わたしだけでしょうか(^^;。
『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/
監督:神代辰巳
出演:萩原健一、桃井かおり、壇ふみ、森本レオ、河原崎健三、赤座美代子
石川達三の『青春の蹉跌』が原作。妊娠した女子大学生が交際相手の大学生に殺された「天山事件」がモデルだそうです。
資産家の伯父から学資の援助を受け、司法試験を目指している主人公。学生運動真っ盛りの時代にあって、クールに現実的な野心をもっている彼は、援助してくれている伯父の娘との縁談を打算から歓迎する。けれど、その為には、家庭教師をしている時に手をだした腐れ縁の女学生と上手く切れなければならない。が、女子学生は逆に、妊娠を理由に彼に結婚を迫ってきた。主人公は、雪山に女子学生を呼び出し・・・というようなお話。
ちなみに、実際の「天山事件」が大いに話題になったのは・・・殺された女子大学生の身ごもっていた子どもの父親が、DNA鑑定の結果、殺した大学生ではないことが判明。そして、それを当の大学生が知ったのは、自分の裁判の初公判の時だったという、なかなかショッキングな展開があったからだそうです。事実を知った彼は、傍聴席に聞こえるほど「ああ」と深くため息をついて、両手で頭をかかえたそうですよ。
ところで・・・この映画の感想、ひょっとしたら、以前にもUPしているかも、なので重なっていたらゴメンなさいです。
というのも・・・70年代後半から&80年代前半くらいの日本映画って、けっこう量を見ているわりには苦手意識があるんですよね。自分の年齢的に、いちばん影響をうけやすい頃に見ているのに不思議なんですが・・・なんていうんだろう・・・「二つ上の先輩と上手くやっていけるのに、一つ上の先輩との間には何か見えない壁がある」というような感じなのかなって思います。つまり、70年代後半から&80年代前半くらいの日本映画には、一つ上の先輩的な印象があるのかもしれません、ええ(^^;。
で、この映画にも、そういう苦手を感じるんですよね。それが上手く説明できないから、見ていても、感想をUPしていなかったかもと思って・・・いまさら、こういう言い訳をしているわけです。
映画として悪いところがあると思っているわけじゃないし、キャスティングも面白いと思うんですが・・・なんだか、楽しめる年齢に制限がある気がするのは、わたしだけでしょうか(^^;。
『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/