
読書 『Gray Matter-アメリカの心』
ー全米を動かした75のメッセージ
その75のメッセージの一つを、京都に住むMさんに贈ります。彼女は子育しつつ、さまざまな家事をこなし、また家業の経営の一端をになって仕事をつづけ、さらには地域の発展に寄与したいと日々活動するダイナミックなレディであります。
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アメリカに、ユナイテッド・テクノロジーズという会社がある。航空機エンジンや空調装置、ヘリコプターなどなど工業製品を世に送り出している。従業員22万を擁する大企業である。バロンズ誌で、2012年に「世界で最も尊敬される会社」のリストに、その名が載った。いまでいう複合企業である。
同社は、1979年から1985年にかけてアメリカの代表的な新聞の一つである「ウオール・ストリート・ジャーナル」に「グレイ・マター」と題する広告キャンペーンを打った。通常の広告とは全く性格を異にし、人間一般の人生について語る、というものであった。いわば、人生肯定の歌である。
全米の反響はものすごく、同社は360万通にもおよぶリプリントのリクエストを受け取り、また70万通近い手紙を受け取った。このキャンペーンの基本的なテーマー”個人としていかに生きるかが、やがて国家としていかに活きるかを決めることになる”ーそれが人々の心の琴線にふれたのである。同社はメセージのなかから、とくに反響の大きかったもの75編をあつめて『Gry Matter』として出版した。日本でも、学生社がそれをただちに翻訳し、日本語版として出版した。もう今から25年以上まえのことであるが、これらのメッセージは今も、その輝きを失っていない。
さてMさんに捧げる一編とは、
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”The Most creative job in The World”
It involves
taste,
fashion,
decorating,
recreation,
eduation,
transportatin,
psycology,
romance,
cuisine,
designing,
literature,
medicine,
handicraft,
art,
hortculture,
economics,
goverment,
community relations,
pediatrics,
entertainment,
maintenance,
perchasing,
direct mail,
law,
accounting,
religion,
energy,
and management,
Anyone who can
handle all those
has to be somebody
special.
She is.
She's a homemaker.
(日本語訳)
世界で一番クリエイティブな仕事とは
それに関係するもの
味覚、
ファッション、
装飾、
リクリエーション、
教育、
交通、
心理学、
ロマンス、
料理、
デザイン、
文学、
医薬、
工芸、
芸術、
園芸、
経済学、
政府、
近所付き合い
小児医学、
老人学、
接遇、
管理、
購買、
ダイレクトメール、
法律、
会計、
宗教、
燃料、
そして経営、
誰であろうとこれら全部を
やってのけられる人は、
きっと特別な人に、
違いない。
その通り。
彼女の名はホームメーカー。
注)1980年7月掲載。13万通余の手紙が寄せられました。手紙には、私たち
(同社)が主婦の立場を支持しているばかりでなく、家事担当者(ホームメーカー)という性別のない言葉を使ったことも取り上 げて感謝されいました。
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ほかにも素晴らしいメッセージに溢れています。また折をみてご紹介いたします。
ー全米を動かした75のメッセージ
その75のメッセージの一つを、京都に住むMさんに贈ります。彼女は子育しつつ、さまざまな家事をこなし、また家業の経営の一端をになって仕事をつづけ、さらには地域の発展に寄与したいと日々活動するダイナミックなレディであります。
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アメリカに、ユナイテッド・テクノロジーズという会社がある。航空機エンジンや空調装置、ヘリコプターなどなど工業製品を世に送り出している。従業員22万を擁する大企業である。バロンズ誌で、2012年に「世界で最も尊敬される会社」のリストに、その名が載った。いまでいう複合企業である。
同社は、1979年から1985年にかけてアメリカの代表的な新聞の一つである「ウオール・ストリート・ジャーナル」に「グレイ・マター」と題する広告キャンペーンを打った。通常の広告とは全く性格を異にし、人間一般の人生について語る、というものであった。いわば、人生肯定の歌である。
全米の反響はものすごく、同社は360万通にもおよぶリプリントのリクエストを受け取り、また70万通近い手紙を受け取った。このキャンペーンの基本的なテーマー”個人としていかに生きるかが、やがて国家としていかに活きるかを決めることになる”ーそれが人々の心の琴線にふれたのである。同社はメセージのなかから、とくに反響の大きかったもの75編をあつめて『Gry Matter』として出版した。日本でも、学生社がそれをただちに翻訳し、日本語版として出版した。もう今から25年以上まえのことであるが、これらのメッセージは今も、その輝きを失っていない。
さてMさんに捧げる一編とは、
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”The Most creative job in The World”
It involves
taste,
fashion,
decorating,
recreation,
eduation,
transportatin,
psycology,
romance,
cuisine,
designing,
literature,
medicine,
handicraft,
art,
hortculture,
economics,
goverment,
community relations,
pediatrics,
entertainment,
maintenance,
perchasing,
direct mail,
law,
accounting,
religion,
energy,
and management,
Anyone who can
handle all those
has to be somebody
special.
She is.
She's a homemaker.
(日本語訳)
世界で一番クリエイティブな仕事とは
それに関係するもの
味覚、
ファッション、
装飾、
リクリエーション、
教育、
交通、
心理学、
ロマンス、
料理、
デザイン、
文学、
医薬、
工芸、
芸術、
園芸、
経済学、
政府、
近所付き合い
小児医学、
老人学、
接遇、
管理、
購買、
ダイレクトメール、
法律、
会計、
宗教、
燃料、
そして経営、
誰であろうとこれら全部を
やってのけられる人は、
きっと特別な人に、
違いない。
その通り。
彼女の名はホームメーカー。
注)1980年7月掲載。13万通余の手紙が寄せられました。手紙には、私たち
(同社)が主婦の立場を支持しているばかりでなく、家事担当者(ホームメーカー)という性別のない言葉を使ったことも取り上 げて感謝されいました。
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ほかにも素晴らしいメッセージに溢れています。また折をみてご紹介いたします。
アメリカはダイナミックな国ですから、きっとすごいんでしょうね。ぼくは本の世界でしか知りませんけれど、フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」の世界に、ちょっとだけ、過去のオランダ人がつくった街の、象徴的な緑色のひかりが出てきますね。
それを思い出しました。すてきなエッセイ、ありがとうございます。
のぞいて頂き、ありがとうございます。素敵なコメント楽しく拝見しました。「グレートギャッツビー」には、”緑色の光”が
出てくるのですね。一度読んでみます。アメリカ文学は、ほとんど読んでおりません。またお教えください。