とちぎ発道路観察日記

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令和5年3月22日

信号機の電球のはなし

2011-02-23 21:40:45 | 交通信号機
こんばんは。

みなさん、信号機の電球。ご存じですか。
信号機の光源はLEDと電球の2種類あります。
そして、それぞれ利点・欠点があります。

〈LED式〉
・利点 消費電力が電球式の1/6~1/7の電力で発光するので省電力。また電球式より明るい。さらに、LEDの回路故障などがなければ10年交換不要。
・欠点 LEDは電球式に比べ発熱しないので、雪国地域の信号機に積った雪を溶かしにくい。

〈電球式〉
・利点 電球が発熱するので、信号機に積った多少の雪は溶かすことができる。
・欠点 電球は60~81Wの電力を必要とするため、電気代も高くついてしまう。また、視認性がLEDにくらべて落ちる。さらに、電球は青・赤の場合1年に1度、黄は3年に1度の交換が必要。
※ちなみに先日、電球を交換している所を見ることが出来ました。業者の方がテキパキ蓋をあけて電球を取り換えていました。(できれば、交換した電球、欲しかったなぁ。

電球は2種類あります。各都道府県で採用する電球がわかれます。
・ソフトホワイト電球(栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川 採用)
・バンドミラー電球(福島、茨城、東京 採用)
しかし、とちぎはブツブツレンズ以前の灯器はバンドミラー電球を採用しています。理由はバンドミラー電球はワット数が高く視認性が高まるからです。ブツブツレンズ以降はレンズの配光がアップしたため省電力のソフトホワイト電球でも視認性は確保されています。

何年か前に渋谷の東急ハンズでバンドミラー電球みたいなものを買いました。(本物の信号機用電球ではなく、こんな感じでアルミのリングが付いています。


そして信号機に電球を装着してみると・・・こうなります。

・ソフトホワイト電球

栃木で撮影したもの。レンズはブツブツレンズです。
レンズの中心はクリアです。

・バンドミラー電球

こちらが、茨城のバンドミラー電球。青の中心がリング状にくっきりしています。また見難いですが、黄の中心にも銀色のリング状のものが・・・このリング状は先ほどのバンドミラー電球もどきのリング状の影です。レンズはブツブツレンズです。

そしてとちぎの、ブツブツレンズ以前の信号機にも・・・

バンドミラー。これも青レンズ中心にはっきりと黒いリングが、黄・赤レンズの中心には銀色のリングが見えます。レンズは網目レンズ(レモンレンズ)。

近年、電球メーカーが電球の減産を発表し、とちぎは2009年頃からは新設・更新の信号灯器はLEDに切り替えました。よって現在、新しい電球式灯器は見られなくなってしまいました。(良いことですケド。)

また、稀に電球が切れてしまって点灯しなくなってしまった灯器を2回ほどみたことがあります。

長文になってしまいました。最後までありがとうございます。
それでは。





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