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2095号日々の糧

2016-03-30 20:55:41 | Weblog
パン製造社はたいてい自社の配送車とルートがあります。先日実家そばにも走ってて、この小路にそんな店ありましたっけ?と見てたら閉まったシャッター外に置かれた空バットを積んで行きました。実家に行く度通る小路だが、店らしいものが思い出せない…。見た時も回収のみで配達ではなかったから、毎日毎週とは限らない。
大昔ブームになった「南仏プロヴァンス12ヶ月」で、『パン屋は夜中から働いて…』みたいなシーンありましたね。朝からパンやサンドイッチを売るために、黎明から働きます。日本だと、昔のお豆腐屋さんや弁当屋さんとかかな。桐野夏生さんの初期の小説にありました。深夜弁当工場に集まって働く女性達。作業工程も多く、虚々実々のかけひきもしながら何種類かの弁当を黙々つくる。
子どもが幼い頃、夫に「朝に焼き立てのパンを食べたい」と所望された。買ってもらった電気オーブンレンジのマニュアルをみながらスポンジケーキや素人パンを焼きました。しかしどのパンもやはり成形してからのベンチタイムが長く、暗いうちから起きてやらないと夫の朝食には間に合わない。「ごめん無理!」昼食べよ昼に。
もれ聞くには、どこにもある角食パンを焼くのは職人芸の域だそうです。別のパン製造社さんの工場にある店では、B級品の解放があったようです。工場で働く方々も持ち帰れる。連日持ち帰ると家族も飽きて喜ばないと聞いた。ちょっと羨みました。
大昔小学生の頃、夏休みだかに近くの洋菓子屋兼パン屋さんの店に毎日昼食を買いに行きました。弟を連れて、店頭で長い食パンをスライス機で切ってもらって買った。トーストする道具はなかったから適当にバターやジャムを塗って食べました。親が多分火を使わせたくなかったんだろうなあ。…いま実家には小型のオーブントースターがあります。どの時点で導入したんだか。
実はこうやってスライスして、耳というか長い角食パンの薄い蓋のような両端が残ります。近くの店でそればかり集めた袋売りがあるのを見かけた時は喜んで買いました。お値打で、トーストにしても美味しい。土日はすぐなくなり、平日早朝に自転車でよく行きました。それだけばかり買うのも悪いから、少し他も選びましたが。
パン:日本語
麺包ミェンパオ:中国語
breadブレッド:英語
Brotブロート:ドイツ語
小学校の国語教科書に、パンを食べられるようになるまでの苦労と時間を農夫が狼に説き聞かせる話がありました。耕し蒔き育て刈る。脱穀し粉に挽き練る焼く。米では身近すぎて、外国のお話にしたのでしょうか。
職業病か、いま店頭のパンやおにぎりを見てもつい原価販売利益廃棄ロスなどをが浮かび無駄に数分悩みます。
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