2811号インフルエンザ（Грипп）

裏山が朝白かった。
ワクチン接種の季節。しかしどこで？
去年は棚ぼた式に、行きつけのクリニックで接種。
「あの…もしもお願いできるのなら…」
「…実は今たまたま、使う予定がなかったワクチンがあるんです…」あちらも驚いてた。
内科でもないのに、何という偶然。
それを毎年期待してはいけないなーと
来週内科受診予定の総合病院に出向きたずねた。ここは電話でのワクチン予約不可。
受付では「接種の曜日・時間帯も決まっています」来週はもう予約が埋まっていて出来ない。

うわー困った。勤務先に一応11月休日予定を出しているが、この後向かう老母の外来受診予定もわからない。仕方なく再来週の水曜午後の予約を仮押さえ。変更やキャンセルは電話でも大丈夫とのこと。
万一、土曜に自宅そばの別クリニックで予約なし接種できたらキャンセル。夫も先日接種したが面倒くさいと言ってました。
いくら忙しいと言っても怠けて準備が悪いとこうなる。同様に、ヘアカットも未定。また前髪だけ誤魔化すのかな…

毎日出勤しては次々鳴る電話や何やかにやに忙殺されている。これも手が無さすぎじゃねえのか。

大昔、乳児幼児と家にいた頃
「すぐ時間がなくなる」と夫に言った。
どうして、と聞かれ
朝食後登園して公園に行って、
お昼をつくって、遊ばせたり昼寝の後、
お迎えとお出かけと、
また買物したりしたらすぐ晩御飯で…と
話しました。
「時間の使い方が下手過ぎる」バッサリ！
すぐ改善は難しかった。
後に、例えば朝食と一緒に昼食を用意するとか夕食時に洗濯機を回すなど多少改善。

幸い、老母は当面外来受診の予定無しに。
大体 来週の内科受診は早退が前提。
なのにまだ上司に言ってない後手後手。
休みの仕切り直しです。
月二回早退するか、目下月末予定の休日を変更するか。どのみち内科受診とワクチン接種は同じ日に出来なくなったから、下旬の休みに一旦休日を残してリセットするのもアリ？

実は今月、試しに毎週月～金休まず出勤しなんかメリハリなく疲れるなーでした。
有給も使えない訳ではないし…

日曜に買った老母の下着冬物を、発送せず今日の受診で施設の方に渡すほうが安上がりかと思ったが、まあ持ち歩くと嵩張って重い。朝の自分の野暮用から、老母の受診予約時間まで無駄に時間が空きすぎ、疲れた。JR駅のベンチでうとうとしました。
それから病院へ向かった。

今年の人事異動と増えた店・増えた人員の上に震災とも影響大きく、去年より残業するだけでは済まない気がする。
魔法が使える訳でもなく、
周囲状況をよく考えながら冬を迎え撃つ。

過重労働ゾンビやゴースト店員恐い。
迷走管理職の朝令暮改。
85歳老父の運転も。

なんとかノーモア ネンザ、
ノーモア インフルエンザでと祈る。

…トライ＆ホラーの日々…
現実はハロウィンより奇々怪々。

…ウォー！でがんす！♪怪物くん～

2810号Открытка-70（はがきその70)

10/25読売新聞夕刊英語クロスワードはがき

朝 山は雲、夕方小雨。
近い山の北側の稜線から、木の葉が去る。

乾燥して喧騒に満ちたオフィスから離れ、
かじかんだ指を襟元で暖めるのも
昨夜と同じ。

マフラーと手袋はある。
外せばすぐ冷える。
曇る窓の先は、また窓の灯りのみ。

明日は休んでまた野暮用。
自分の着るものでもなんとかしようか。
地下鉄から、同じファストファッションの
袋と降りる人が続く。
…うん、何でもいいんだけどねえ。

封筒を選び、切手を決めるのに似る。
どうでもいいんだけどせめて見ばえよく。

枯葉色、紅葉色。
うんと赤い葉書をつくってみました。

勤務先では52円切手が持て余されてる。
…難しい。俺が平素一番出すのは
定形50g未満の特定記録242円が多い。
残り190円はどうやっても3枚以上切手が
必要で貼りにくい。
「特定記録」の縦書きスタンプも押す。
…なんか見た目コベコベです。
82円分でOKなら、30円の狐切手がある。
こっちで減らして行くほうが無難かしら。
封書発送仕事もちょくちょくあります。
しかし回収に来て下さる時刻ぎりぎりに
おおせつかると、もう慌てて
82円封書でも切手を数える暇なく後納。

…先日、金券屋で100円切手をみつけて
つい買った。確かに「1シート下さい」
と言ったが渡されてあっと思った。
1シート100枚、額面1万円。
それを数％引いてもらった。
直後は少し後悔しました。
20～30枚でも十分だったんじゃないか。
だいたいちょっと変わった切手ないかな～のノリだったのに。

少し後、老母の施設からお電話が来た。
ボタンのないパジャマを支度して下さい。
先日、とれたボタンを口に入れてしまったそうです。あららあわわ。
その夕方とりあえずみつくろって
フリースや何やの部屋着上下を購入。
翌朝、いつも乗る地下鉄駅に近い郵便局の
ゆうゆう窓口で施設へ発送をお願いした。
ゆうパックの送料は、額面分の切手でも払える。例の100円切手シートを用意。

同一宛先割引もあり、送料1080円でした。
こんな風なら、意外とすぐ100枚使えてしまうかも知れませんね。80円は現金で払い、
通勤を急ぎました。

毎週たくさん社に来る郵便物を開封。
様々な切手を目にします。
今、切手は一時期のキャラシール並みに
山ほど可愛いもの美しいものがある。
郵便局も頑張って販売するのか、
つい微笑んでしまう可愛い絵柄に逢います。中味は請求書のみでも。
今日だったか、驚いたのは大昔の2円切手。黒っぽい秋田犬の図柄。最初の購入者はかなり年配の筈。

多分、処分品から出たんでしょうね。
以前事務所で、店から集まったたくさんの古銭を経理の同僚が仕分けていました。
同様に、誰かの蔵品が市中に出たと思われる。

古い切手は、額面でのみ使えるから
切手収集的趣味からいうと目減り損。
インフレや増税の影響で葉書も割高に。
数十年の後も、変わらないと言えるのか。
変わったと言うべきか。

記憶にある最も古い郵便物切手は、
封書15円マーガレット・はがき7円金魚？
今、未使用のそれを目にしたら
一瞬欲しいと思うだろうな。
（収集家市場では、さてお幾ら…？）

プライベートでは、額面合わせに
2円うさぎ切手、10円朱鷺切手のお世話になってます。まだ80円50円52円切手が…とほ

…誰か、俺の遺品整理をする羽目になる方に
「バッカじゃないの、この婆さん」
と言われてしまう気がします。

2809号手袋（Перчатки）

昨日着た服のポケットに手袋を忘れた。
今年の天候風向きは、中々はかれず
手のひらを冷やした。渦巻き逆巻く風。

小春日和の日曜に野暮用を片付ける間、
夫と長女一家は湖の上流へ渓流釣り。
ずいぶん歩いたそうです。

出発前に長女に「孫の子守りに（俺が）ついて行こうか？」と確認した。不要。

朝出た一行を見送り、用を片付ける。
買物もするから、一行四名様の
お食事でも用意しますか。
先日 長女一家はみなアデノウィルス感染。
心配しながらもうっかり行けない老夫婦。
うっかり感染しました、
休みたいですは通らない年齢になった。

たいへん悩んだが、
あちらから「回復した」と言ってくるまで
待つことにしました。欺瞞的だな。
感染してない誰かが働けば、
僅かでも経済的な足しにはなる。
正しいとは思わない。これが精一杯。

深い深い、秋愁。
早く寝ましょう。

2808号段ボール（Картон）

本日のお題は、新人4名分PC機発送。
ノートパソコン・キーボードは各箱入。
マウス他が個別台紙付半プラ包装。
バラバラに納入された。

ノーパソ箱と、キーボード箱をメジャー計測し、段ボール箱を探しに行った。今度は迷わない。キーボード箱が一番長い。
幸いそれより大きい箱が！
大きいから他の雑多な空き箱の入れ物になってました。中身を片付け、カスタマイズ用に缶ビール箱・コピー用紙箱をつけた。

ノーパソ個箱は薄い几帳のような箱。
側面から見た時、この四箱が縦に細長い田の字形になるように外箱の幅を調整。上下の水平面に空洞ができる。これを補強するために元缶ビール箱を三枚に切り、底面・その内裏・上面内側に貼る。キーボード箱の長さより深い外箱の左右均等に二箱ずつ差し込む。隙間に緩衝材として、反古紙のくしゃくしゃを入れた。

反古紙は、FAX受信時に何かのはずみでA4がA3サイズに出力されたものの印字が無い部分。新しい紙ではない。家庭なら古新聞紙などを使うが、職場で何らかの印字（文字です。改ページ部分をとちって余った行・列の枠線のみなどは文字ではない）があるのは「書類」だから規定通りの古紙として出すか、シュレッダーします。
先日、異動デビュタントが課長殿から
「古紙（もし情報が印字されていても、価値がないもの）」と「シュレッダーすべきもの」・「裏紙として使えるもの」を指導されていた。

マウス他も、別箱に中で動かないよう互い違いに置きながら紙を隙間に詰めた。大小の二口ゆうパック。来週届くでしょう。

今日は休みの課員が多く、バタバタ。
新商品のロールケーキの切り分けもした。
どう頑張っても1ダース分割が限度でした。
部長さん達と、女性陣に配るだけだ。
男性達にはたまたま手持ちの
「大人チョコ」配布。すまんこってす。
「新商品の、試食いかがですか～」と商品部ごっこ。紙皿が見つからず、紙コップにサランラップ。うーん久しぶりになんか女性っぽい業務。みんな忙しいこの店舗給与カタストロフ最中、のったりババア向きの仕事です。

明日も人事チームの修羅場、明後日も。
俺は時々 お茶ポットコーナーに
「気分転換の個別包装菓子アラカルト」を開催します。最近は三袋くらい開けて
「ご自由に」ムードを出す。
例えば1つは、すぐ隣の店で買える
チラシ掲載のような『個人販促』モノ。
または定番と言えるクッキーやチョコ。
電話がとにかく忙しい職場なんで、
個包装・ひと口大は重要です。
色どりに「季節・限定商品」。こないだは栗風味クッキー。事務所メンバーの好みでベリー入り定番チョコやおかき・煎餅。
抹茶チョコ、パイ菓子。

思わぬ雨になりました。
精々早寝して、菓子袋開けます。

2807号Открытка-69（はがきその69)

10/18読売新聞夕刊英語クロスワードはがき

先週末が紅葉狩りの盛り、渋滞。
家にいました。

はや長月十六夜。
ああ失敗した。
日没前に雨あがりの空・月・紅葉を
撮影したら美しかったろうなあ。

久しぶりに、絵はがきでトライ。
絵柄はまだ端初の秋色。
切手に雑木林の紅葉色を選んだ。

黒升目部分は赤・緑のまざるかすれ。

元々の絵柄の余白に駄文。
暖かみのあるイラストに、下手な絵は同席できない。トーンやリズムを壊してしまう。写真やキャラものも、なんか違う。
…かといって、毎度様の乱筆も…。
どうなんでしょ。

意外に合うものもあるから、拘らなくてもいいんでしょうかねえ。
のびのびした毛筆であのねのアレや、
たどたどしく、と奨める◯手紙もあんなに人気。
手紙も色紙も、好きに書いたもん勝ち。
書かない出さないよりは、いいですよね。

紅葉の頃思い出すのは大昔秋の旅行で観た
「新婚さんのチマチョゴリ」原色が鮮やか。絵具そのままのような、緑と赤！
はたまた黄に赤！紅葉もかすめとばかりに縁や襟に飾る刺繍や金糸。

たっぷりギャザーをとった、わきの高さで着付ける巻きスカートのチマ。（乳房より高い位置で締める）上着のチョゴリの小ささは、少女らしさの強調と聞いた。
ウエストも締め付けず、下半身も自由で走れる。和服とは違う良さがあります。
そんなビビッドな色彩の新婚さんと同じ道を、観光に来たお婆さん達も歩く。
彼女達のチマチョゴリは、パステルカラーやベビーカラー。ごく淡い紅や薄青の上下同じ色のチマチョゴリをはんなり着ます。

和服も帯と着物・羽織/肩掛で反対色を合わせる着こなしはあります。しかし元々原色の地色が少なく、中間色が圧倒的。
江戸時代の倹約令や、粋を鼠・茶に求めるわびさび文化か。歌舞伎衣装などは、ダイナミックで冴えざえとしています。

近年またドラマCMなどで和服が多くなった。昭和とその戦前・戦中・終戦直後は既に時代劇らしい。
（最近の異動で隣席に来た若者は、固定電話は使わないそうです）
ヒロインが上背のあるスレンダー美人だと、娘さんらしくするためかすごく赤いキュートな色柄ものを着せる。帯がたまご色だったり。その母親役だと、ぐっと地味。

俺の歳になると、もうぼろを着ても綺羅を張っても、どうということも無い。
薄汚くならないようにさえすれば、まあなんとか…。通勤着も、着たきりすずめで『通勤制服』化しつつある。

いや、雀・烏だって身身繕い羽づくろい位するよな。朝に、行水ならぬシャワー浴び慌てて飛び出す。まだ俺は黒や茶が似合うだろうか。頑張れ、そそけた白髪。

2806号全部（Все）

「これ1枚、全店FAX」言うは易し、
行うはパート。
深夜時間設定もしないのですか？
「10店ずつ同報に区切れば、受信できる」
大丈夫かしら。
おっしゃるならやりますが。
区切っても数百店宛てFAXすれば渋滞だ。

複合機1台で、コピーや別件FAX、PDFデータをこなす。別プリンターは2機。
FAXの送信・受信はいつも滞る。
店舗から「何度やっても送れない」と電話が来て見に行くと、大抵数十件送信中。

外回りに出る前に営業職が担当店宛入力。
我々の部署でも送信し、かつ依頼する。
「送れない！」電話には
①少し間をおいて、再度送信してと頼む
②こっそり他部署の別FAX宛に送信依頼
…こっそり拾いに行きます。

河原の鷺のように立ちつくし、
ざっくり送信入力してから日にちが変わり
…まだ律儀な機械は送信してます。
予想通り。俺は概ねアイウエオ順に入力。
今日 昼前に（回線が繋がらず、エラー）機械が音声で知らせた店は「ハ行」。
ヒフヘホもマミムもこれからである。
送信先の通話中エラー等を手元に集める。
ひと通り、終わらないうちは遅れるだけ。

同僚上司には優先送信してもらう。
経理には「人事が大量に送信してる」
と言われてる。皆電話相手に状況を説明しなくては。
だから１日半かかると申し上げたに。

…今夜、終わるだろうか。
再送信は、それからだ。

地方営業部の次長殿が
「利益出てない、経費使うなとの指示」
と、ぼやく。あるなら中古を、となる。
結果『中古のクリアファイルを100枚くれ』
…難っ！！入用なのは分かるが。しくしく。
いきなりは、よろず無理ですて。

井戸を掘るように、クリアファイル集積場をつくった。各地方事務所に、少しずつついでに送ります。

2805号ピンクの電話

先日来気になっていた、主任の足下の
ピンクのダイヤル式電話。
若い社員さんはお笑い芸人の
「ピンクの電話」も知らないかもな。

先月の震災では、地区センターにある同じもので夫の姉夫婦に連絡できた。
とにかく狭い事務所内で目立つ骨董品。
その発送をとうとうおおせつかりました。
とほ。

昔住んでたアパートの共有電話もこれだったかなあ。貸間の呼び出しブザーも知らない人には説明難しそう。

ピンクの彼女は勿論ヒモつきで裸。
送り出すドレスに四苦八苦。主任殿がNTTと話を着けたらしく、着払発送伝票を渡された。
元々どこかの店の、解約モノ。

ノートパソコン程度なら、一番多く手に入るコピー紙用段ボール箱でのりきってた。
とりあえず、受話器とコードを本体にガムテープで固定。本来の箱サイズには入らない。ふた箱分を一度完全に展開し、機器背側から寸法をカスタマイズ。新しい折り線に切れ込みを入れながら、ガムテープ留め。かろうじて高さは長辺の範囲内。

寄せ集めて重ねる底面・上面の補強には、箱本来の側面を折って使わざるを得ず。
三個目の箱も解体して、左右から正面に合わせて重ねるように蓋を閉じた。

こんな工作は狭い自席では不可能です。
現物・道具・材料を抱え営業部の空きデスクを拝借。営業部各課員ほとんどは外回りに出ている。

残ってた副参事が、喜色満面で教えてくれた。彼の担当店の物かい、全く。
俺の小学生工作的業務もお笑い草だが。

「これねー、これ、…あった場所に緊急時の連絡先案内もあったんだよ。

それには『#何番を押して』とか書いてあったんだよー！！」

苦笑。確かに#ボタンどころかボタン無え。
ダイヤルを回すんだもん。

あー緑電話とかに案内ありますもんね…。

うっかり左手の指に傷をつくった。
NTTの方が血まみれの箱に驚くといけませんや。とりあえずセロテープを貼り止血。
何の血かと思われる。ヤバい。

途中くじけそうになり、丈夫そうな箱の商品を必死で考えた。ビル隣の店のバックヤードに段ボール箱拾いに行こうか。

グループ内別会社からの、大量の書類が来る場合は焼酎の箱でした。それもずいぶん前のことで、今使っている箱より大きいのか不確か。
確かめるには、ピンクの彼女と店に行く？
結構彼女重いわ。メジャーで計るのも、あと知恵であり得たが。しかし今下手ながら半分位箱できてる気もする…。長方形ととらえるには、難しい彼女のプロポーション。採寸どうしよう…。

そんな悩みをコベコベに貼りまくった箱完成。ピンクの彼女にも、その実家NTTの方にも『感謝』とまでいかなくても『敬意』が伝わりますように。

σ(￣∇￣;)現物を撮影できず、残念。

2804号「寒い朝」いしかわじゅん

朝食どき、TVで見る大通公園が暗い。
日の出が南に寄り、並ぶビルの影に。

今年の台風で、枝先の葉をなくした木。
連日朝つゆにしとど濡れる自転車。

朝に中島公園をプチ散歩。
池を望む岸から、ぐるりと撮影する方。

低い低い木の紅葉に、ヒメジョオンの白。
高みから、枝を移る烏。

小さな天満宮に新しい幣。
児童館の庭の元気なバラ。

仕事ではたくさんの学生証画像を見る。
ああ今はこんな校名なんだ…

家から近い駅で乗り、次の駅で降りる。
そんな汽車通学をした。乗っているのは10分足らず、降車後30分位徒歩で登校。

朝シャワーした髪を編んで、一本早い時刻の汽車に乗る。真冬は髪が凍り霜のように落ちた。

大学区で、同級生の半分くらいは札幌から通学。国鉄千歳線か中央バス国道36号線。
バス通学のほうが少し徒歩距離は短い。
バスは冬場の渋滞があり時間は読めない。

偏差値の低さで知られた公立高校。
「お母さんの高校のランク、あり得ない」と娘達にほざかれる。バカヤロウ。
偏差値を笑うと、偏差値に泣くぞ。
娘達は小学区のアホ高校をめでたく卒業。

新卒の時の上司に
「お前よりいい高校出てる」と叱られた。
この国では、一生ものなのか。

寒さは、人間に平等だ。

2803号ヨーグルト（Йогурт）

歯ならびの悪さ、粗忽さでよく傷をつくる。口内炎はなるべくひと晩で治そうと、牛乳やヨーグルトをとる。

結婚前はヨーグルトを食べなかった。
夫が食べる。俺がちゃんと食べられるようになったのは、入院中の流動食です。
だんだん慣れた。

二歳目前の長女と行った上海・北京旅で
必死に朝ホテルのティーラウンジで聞いた。

有没有 牛乳（不＋シンニョウ）是 酸乳？
（乳も女偏＋乃）
『牛乳かヨーグルトはありませんか？』
ミネラルウォーター飲みながらの長旅は、幼児にしんどかったようです。確か牛乳を出された。

その年観光客に解放されていた天安門楼上へ、おんぶ紐姿で登る日本人母子。アホですな。
大陸の人はおんぶしない。抱くのかな。その時分は、今日ニュース映像等で流れる天安門前の車列は無い。

夏の紙オムツも、暑そうねえと笑われた。
現物を目撃しなかったが、下着なし股割れズボンが普通でした。

ツアー旅行で、現地コンダクター（男性）も日本人の添乗員（女性）もいました。
長城や故宮ではコンダクター同士すれ違いながら挨拶。しょっちゅうこうやってすれ違ってるんでしょうね。日本での同じ会社のバスやタクシー同士の挨拶に似る。

そんなツアーに参加した中で、
昔大陸で働いていたお爺様が少し喋れる。
心配でついて来た奥様に
「湯冷ましはリャンカイシュイ（涼開水）だ」などと思い出すまま語る。
最後奥様半ギレ。「わかんないって！」
大陸では生水を飲まず、一度沸かす。

そのお爺様が、長城そばのレストラン昼食後姿を消した。必死で探しに行くコンダクター。食事は済んだのだが動けない我々。
レストランの服務員は動かない我々に困っている。
別の紳士が、筆談で説明していた。
結構皆さん中国語いけるんじゃん。
何とかお爺様生還。我々も出発！

それからあっという間に三十年余。
俺の通勤駅は、中国語であふれています。

2802号Открытка-68（はがきその68)

10/11読売新聞夕刊英語クロスワードはがき

季節の変わり目とはいえ、朝晩寒い。
寒いと猫に湯たんぽがわりにされる。
乗られて新聞も読めず重い。
しゃあねえなあとストーブをつける。

クロスワードの解に"December","November"
半分無くしたようなSeptember,
既に半分のOctober.

昨日も今日も眠いのは、冬眠態勢か。
初冬は一番苦手な季節。一面白い根雪になれば、身体もあきらめるのか。氷雨や霜がこたえます。

こんな老体のくせに、サハリン行きたいとか言ってます。シベリア鉄道に半島から繋がらないなら、船で樺太でもいいや。

昨夜はフィンランドとロシアの国境を旅するTV番組を見た。ロシア側には人気の高級別荘(ダーチャ)地がある。リゾートというより菜園付き田舎暮し。手作りダーチャが紹介されてました。

休日を無為に過ごすこの頃、自己嫌悪に陥らないようにする。駄目駄目と考えても無駄だから。考えるより何かするべき。
わかっていてできないのは、
生来のぐうたらかプチ鬱。

…何の助けが欲しいんだろう。
家族と自分で何とか出来ないなら、
どこかで割りきるしかない。
人並みに先へ先へ、サボって先伸ばし。

枠無し、フリーハンドで解答欄を作った。
黒升目は黒テープシールの切貼り。

秋の進みは、冬の予告編。
古いドラマの中では、
姑役の（今の俺よりはるかに）若い女優。
また更にはるかに若い樹木希林さん。

昭和への懐古、平成の先への期待。
先伸ばされた老後は、その先にとどくか？