3042号11月でも鼻血

柴門ふみ『11月でも花火』を漫研の後輩がもじった。昨夜夫に聞いてしまった。
なぜ男子はいつまでも5年生なんですか！
夫は笑ってました。

何でそんなアホを持ち出したか。
今朝、いつもの朝シャワーで
浴室に座って、シャワーヘッドを
持ち開栓した時からボタボタ鼻血。
鼻血のままシャンプーし
鼻血まみれで洗顔し身体を洗い
鼻血のままコンディショナー。
終わって洗面所に戻っても
鼻血がとまらない。
食事はすんでたが、さすがに化粧が…

とりあえず北海道では「つっぺ」と呼ぶ
紙の栓をして、今日どうせマスクだーと
雑な塗りたくり。夫が呆れて
「横になって冷やせ」とアドバイス。
今日は夫も、リハビリにそのまま出る。
そんな時間ない、といつもの
ストーブとこたつの間の席で
バタバタ化けてると
テイッシュに包んだ角氷をくれた。
マスクに挟み、眉を描き頬を塗る。
化粧の意味あるのか？
それでもまだボタボタはとまらない。

鼻血で休みますとは恥ずかしくて
言えない。慌ててこたつ布団や座布団に
落ちた血を拭く。洗面所の床も拭く。
立てかけた白い体重計に血が着いた。
自分の血でも、なんか生々しい。
「冷凍庫の、小さい保冷剤取って！」
数糎角の平たいパックを角氷にかえて
マスクに仕込む。後は祈るだけ。
どうか、滴りませんように。

幸い、就業開始時間前に止まった。
しかし1時間近くの出血は久々で
少量ながらもダメージを感じた。
さっきしゃべっていたこと
今聞いたことをすぐ忘れかける。
電話取りには致命的、危な過ぎる。
貧血未満だが、失血感はあり
流血は伏せて「今日 頭悪い。三歳くらい」
若い社員殿に呆れられた。
「だめでしょう」
いや、君二日間受け取った郵便物
開封して上っ面しか見てないっつったべ。
知らねーぞ封筒の底に
給与証明書他記入用紙や
切替の健康保険証入ってっかも
わかんねえんだかんな。
駄目なんだよ、開封してすぐ中身全部
一回出して確認しないと。
送る人はなんでも一緒くたに気分次第で
突っ込むんだから。
（未確認の怪しい郵便物を）見るよ、
と言ったが寄越さない。
ババアが頑固か、若者が頑迷なんだか。
自分で見るって。
面倒くせえな！
…などとは言わず、再鼻血を怖れていた。

山、山、山の郵便物。
ああ、レターパックオープナーが
売ってたら買ってしまいそう。

保冷剤は、休憩室の冷凍庫に預けた。
無事、忘れず持って帰りました。

3041号寡婦か不可か寡夫か

年末調整とのバトル?継続中。
俺は、問合せには実際に回答しない。
する面々は、あまりにもの場合
役所の文書を繰返し読み
検索や確認しては果敢にトライ。

その横でまた山と積まれた封書を開封。
レタパ筋（そんなのある訳ねえ）とかの
筋トレみたい。数時間よ。
高校時代、体育館の隅にダンベルや
滑車付き錘、登りロープの
特定筋トレコーナーがありました。
球技部でも、ダンベルで手首トレ
ハンドル付（滑車）錘で投球動作トレ。
そこすらも空いてない大雨の日は、
ステージや廊下で椅子を使い踏台昇降。
封書の内容の大半は
控除関係書類です。

残念ながら、人事所属でも
年末調整の様々な控除に通暁してない。
難しいことは会計事務所さんに
まるごとお願いしています。

俺も配偶者控除や医療費控除程度は
昔自分のをやったが、
一度勉強したくせに
所得税や贈与税・相続税など
すっぱり忘れたわ。オホホ。
全く災害時の備えをしていないのに
地震津波が毎年来る。
とうとう元営業職だった奴が
「営業職にも年末調整を理解して欲しい」
と言い出した。アハハ。

実際の当該役所や
もっと賢い他社はどう説明している？
不思議です。ひとり位いないのかよ、
説明ほぼできる奴。

サイト内では、
思い込みミスで別人のアカウントに
データ誤入力が数件発覚。
アカウント不法占拠された方が
入力できず気づく。
気づく人はいいが、
埋もれたあれやこれやがありそうで
我々は戦慄。

俺達に、明日はあるのか？

3040号紙一枚のお世話にも

預からぬものを、とは
大黒屋の美登利。一葉忌を過ぎた。

紙一枚二枚と笑わば笑え。
幸い?問合せ電話は減った。
複写ではきかない紙を受けとる時期に。

様々な封筒やレターパックを
山と開封しています。
元はと言えば、年末調整の申告書も
昨年まで紙ベース。
同じように粛々と開封していました。
今年、サイトで自力入力のデータ申告。
…大騒ぎ。
俺も最初、渡されたマニュアルでは
ログイン入力できませんでした。

とりあえずスマホ/パソコン類では
何とかなったようです。
ガラケー対応は苦難してます。
現実には、判った方が仲間の分も
やって下さっているのでは…？

俺と似たような年代の
店舗スタッフからは真剣な
「紙ベースに戻して下さい！」の声が。
駄目なんですか！！？
…切ないが、もうルビコン川を渡った。
よくある話で、戻れないんだ。

『紙での明細書は有料』は某カード？
…紙ベース派の活路を残すは人情だが、
どこで線引きをするかは難しい。

精々、一枚一枚を丁寧に受け取ります。

3039号Открытка-120（はがきその120)

11/21読売夕刊英語クロスワード解答はがき

今札幌は、足元時々雪。
内地（北海道以外を方言でこう呼ぶ）は
まだ紅葉の季節らしい。
TVCMや新聞とかで
何となくそう感じる。
園芸番組で菊の花をたくさん観て
まだ菊かあとその気に。

菊柄の深緑マスキングテープ、
菊花を繋げたような柄テープ。
当地の紅葉・黄葉は
とうに吹き飛びました。

解答欄は、表側に作ったもののギリギリ。
裏側に必要事項を記入するきまり。
菊の隙間を場あたり的に
猫で埋めました。

居間にこたつを出しました。
よく猫が入りこみます。

3038号人事の天命が尽きるとも

…とりあえず、電話とる。
質問の内容はばらばらだが、
相変わらず9割 年末調整。

締切は後の日付にのびたそうで
それも知らされてないぞ。
さすがにログインできないは
少なくなりました。
ゼロではない。

入力をミスしたという電話、
入力をミスしたがどうだろうという電話。
○○控除は関係ない？
違います。無関係ではない。
…聞くぐらいだから、やったことある方？

大昔よく雑誌にあった
『YES/NO占い』を思い出す。
ぐるぐるYES/NOの矢印で次の質問に進み
最終的にどこかのカテゴリーに
落ち着くやつ。4～5カテゴリーなら
いけるのか？

配偶者特別控除制度などは難解です。
役所で然るべき質問の順の
フローチャート的なものはないのかしら。
我々はよく『そちらで回答すべき』と
お叱りをうけます。しくしく。

家族も難物だったなあ。
住宅ローンを払い始めた頃、
ウチは住宅ローン控除を受けられないかと
夫に聞かれた。
正直に『対象外物件』と伝えた。
かなりの中古物件でっせ、だんさん。
その時は納得したが
翌年、また同じことを聞く。ため息。
翌年も物件は同じだっ！
新築のローン控除も確か数年間。
夫の社内に住宅ローン控除該当者がいた。
忘れて、またウチももしやと思うのよ。

「所得申告のことですが」
…もう、知らない。

3037号泥沼進軍中

締切を過ぎてなお、年末調整の沼ハマ。
入力の最初からできない人
入力の後、ミスと気づいた人
質問をされ過ぎてキレた人
「ミス→データ初期化」再入力に怯む人。

質問内容も、手順というより
所得や控除の内容に深くわたる。
人事担当社員の人数ギリギリ。
「年金生活者」の場合、などと
電話の向こうでは言うが
年末調整の範疇を逸脱…

配偶者とは、からの説明も
若い店舗営業担当には必要でした。
「所得」も「扶養」も説明する
社員さんエライ！

世界中のあちこちで本当に
こんな風ですか？
社員殿も神ではなく
「市役所か税務署、扶養のことは
ご家族の勤務先にもご確認を」
我々も詰めが甘い。

何でもすらすら答えてあげられれば
良いのだけど、ヤバイ橋が多すぎる。
結果「普通こうでしょ」とお叱り。
普通こうですという仕事では
ありません。お役人や皆さんの
念頭にはいろんな「普通」があるみたい。
我々は、どれが普通かわからない。
わからなくなる量の対象の数。

本日の日報、六時間ほどデータ確認。
本当はその半分以上、電話。
電話が来るだけまだ良い？
来週に、乞う御期待！！

3036号「年末調整下さい」

そんな電話もたまに来るこの季節。
もちろんあのーげんせんなんとかの
ことではないでしょうかと
丁重に注意深くお話を聞き
しかるべき方にまわす。

我々のみならず、年末調整の手続きが
大きく変わりました。
自力でサイトにログイン入力。
締切は昨日、俺は月曜時点で未完。
「ログインしても○○と出ます」と
課長殿に申上げると
それでいーんだそーで
そこで『□□』を選択するそーで
んなこと紙芝居マニュアルに
一切書いてねーぞ。

これからいつおひとりさまに
なるかわかんないババア、何でも
自力更正である。
いつまでも堂々巡りで参り
ヤケクソでワザとマニュアルを
ミスリードした風で無理矢理入力したら
なんか終わった体になり
それでいーんだそーな。
…大丈夫か？！

多分明日まで、困った人怒った人の
電話対応に追われます。
書類でもらっていた頃も
「世帯主:夫 配偶者:無」の人々が
たーくさんいらっしゃった。

…互いに、協力して迎える
年末の始まりです。

3035号長い長い冬の切れはし

水たまりに吹寄せられた
落葉もみな雪をかむり
足跡、轍を残し
鈍く光る道は
凍土の薄皮をつるつると
根雪にはまだと
云われながらも
不親切、不連続に
冬へとたどる

気ぶっせいの正体をつかもうと
廊下で伸びをしたり
階段へミニ散歩に出る
勉強の嫌いな女子高生のように
つまらない つまらない
なにかいいこと ないかなーあと
声なくぶつぶつと
つぶやいては
仕方なくまた席へ
席があるだけいいじゃないの、と
どこかからお説教

何でだろう
去年は多分、これで仕方ないと
普通の冬が来た
何が変わったのか判然としないけど
ぱりぱりりと薄氷
たた、むぎゅ、ぱさり圧雪、新雪と
踏み越えてつま先の雪を蹴飛ばし
家路が尽きる

3034号Открытка-119（はがきその119)

11/14読売夕刊英語クロスワード解答はがき

某菓子店の包装紙拝借。
先月、口切り大福いただいた。

戸外は冬。
黒升目部分は、水色クレヨン。

これから年末繁忙期。
毎週はがきつくれるだろうか。

本日、喪中欠礼の宛名書き。
なんとか終わりました。
…はがきたくさん余った。
昨年の賀状より少し多く用意したが
夫（筆無精）と相談の上作業すると
割愛（もしくは保留）が多出。
不足よりは、まあいいか。
…はがきが、あふれています。

3033号♪かもね鴨ーね

…鴨好きです。公園の鴨は捕らない。

日本の雁ぞ楽に寝よ、の俳句と
「大造じいさんとガン」はだいぶ違う。
後者はジビエ。確か罠の餌は田螺。

すすんで罠しかけたりはしませんが
俺の猟癖は、親由来です。
歳の離れた弟がいるので
保育所のない日の俺は父が担当。
父が行く先は、運がよくて川原の公園。
ブランコや木登りをひとりでする。
ただの川原や堀端も多い。
末っ子の父は子どもの扱いが不得手。
単に父の釣りに同道です。
一緒に遊んだりしない。

春の土手はタンポポなどを摘む。
晩秋の何もない川原はさびしかった。
枯れた虎杖を折って集めて、
しゃがめる程度の窪みの縁に並べた。
寒さ凌ぎです。
話すと、魚が逃げると叱られる。

いつぞやは幼い弟も来ました。
幼いから父や姉の慮外をする。
川にはまり、父の怒ろうことか
怒るまいことか。

十歳を過ぎると、竿を持たされた。
幸か不幸か、蚯蚓や大抵の虫は平気。
湖で小魚を釣れば、揚げて食べる。
クラスメイトに話すと「残酷！」
…難しいですね。
その頃は、さすがにタンポポきつい。
既に、下校してから留守番と
夕飯（母が作り置く）・皿洗い担当に。

冬は、母の農業バイトもなく
実は保育所もやってなかった。
季節（農事）保育です。
冬の思い出は、母の綿入れ縫いかな。
真綿をのばすのを手伝いました。

釣りは母方の叔父もした。
川でヤツメウナギを捕ってたそうです。
両親の実家は同じ町、海なし。
泳ぎも淵で覚えたらしい。

…結婚して、夫が使う釣り餌が
イクラで有り難かったなー
実家そばにいた半野良猫は
トンボも捕って食べてました。
…がんばろう、冬。