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2770号雀蜂(Шершень)と遠出

2018-08-14 06:11:37 | 作品写真
結論:蜂に刺されて呼吸が苦しくなったら
すぐ救急車を呼ぶ。
#尿をかけても治りません。

祝日の午後、手で首筋をなぞって蜂に触れた。
はたき落とし潰した。左鎖骨辺りが痛む。
ああ雀蜂かあ。こないだの酷暑で窓かどこかから入り、居間のライトのまわりを飛んでたが手が出せなかった。

夫に「刺された」腫れてちょっと痛いと報告。夕食前、大したことないやのノリ。
侮って、毒を抜くことも何もせず深夜に。

…結構腫れた、雀蜂は初めてかなあ。
ベッドに入る頃、たいへん呼吸しにくくなった。腫れがひろがり、何か飲み込んでも喉が片方痛い。指で触れても半分痺れたように感じない。その範囲は二の腕まで。

このへんで焦り、もう応急手当には遅すぎるのに対処や救急を検索し出した。夜間救急は中心街で遠い。日曜の当番医院に朝行くまで、首の左を保冷剤で冷やして横になった。二階の寝室に戻る気力がなく、一階の客間で休んだ。冷やし続けると寒気が来て、室内着を重ねた。

嫌な記憶が浮かんでは消える。

アトピー幼児だった長女の顔が寸時に赤くはれあがりお岩さんに。野良猫を触った手で顔にふれた。姑宅に泊まった翌朝、これから皆で夫の姉宅に移動するところでした。
…やれやれ、可哀想に。
俺は洗面していて、見ていて騒ぐ夫に内心「歯みがきが終わるまでくらい待ってくれても」とイラついていた。騒ぐだけある事件でした。

また、通りすがりに見た御病気らしい男性。首の付根が腫れたまま応急手当?地下鉄に乗ってた。大柄な方なのに腫れがひどく、肩からすぐ頭部に繋がってた。確かスーツにコートでした。首らしい部分が不明。

A.ヘイリー「ストロング・メディスン」
ペニシリンのアナフィラキシー・ショックの場面。余りにも短い間に、患者は喉の内部が膨れ上がり呼吸困難で死に至ります。

一応蜂のアナフィラキシー・ショックも話には聞いている。どんどん心が蜂毒に負けそうになる。2秒くらいああこうやって死ぬこともあるのかなあと思った。3秒目には冷静に考え直した。

こうやって俺がごそごそ階下から行ったり来たりした翌朝は、耳聡い夫が不機嫌。
相談です、と感情や症状を排除して話す。念のため受診したいが、どの救急当番も遠い。普通なら皮膚科らしいが、救急では内科か外科?どこに行くか。
強いて言えば内科らしく、本日は近い順に桑園か琴似か…他数箇所。どうしよう。距離はそうかわらない。
桑園の当番医院は、高架線路際で大病院とショッピングモールに挟まれ、車を出す夫が難色。
「琴似は本通に面しているのか?」
…複合ビルらしく、マップでもよくわからない。曖昧な記憶だが昔行ってた小児科と同じ建物?だったら入口は中小路では…
昔住んでいたから…安心感でとりあえず琴似に向かって発車。

まだ小児科はあり、そのお隣でした。夫に急かされて早めに出たが、 既に十名近い受付済み順番待ちの方々。夫は車で待ってもいいかと聞く。うん、コーヒー屋さんでもいいよ。
問診票を書き終わったら、間もなく呼ばれた。保険証を返され「こちらでは対応できません。渓仁会病院へ行って下さい」
えっ?そちらはお休みでは?救急外来のリストにはない。
「とにかく行って下さい」まさかのレッドカード。慌てて外に出て夫に電話し「さっきの今で悪いんだけど」かくかく然々。「駐車場の車で待ってる」ここまで来るのに拙宅から30分程かかっている。まさか自分が救急のたらい回しにあうとは。夫を待つ間、渓仁会病院を検索して電話で受診可能かたずねる。これも便利なんだかどうなのか。幸い救急外来で対応して下さるとのこと。
琴似から更に区を越え、市内で最も小樽寄り区域。夫が起動したカーナビは近道なのか函館本線に沿い左折右折を繰り返し、手稲駅北口へ。何度か「さっきの交差点(で曲がるんだった)!」と夫パニック。

たいそう昔、知人のお見舞いに来たきりの大病院。駐車場もビル駐。勘でこっちじゃない?と救急入口を探す。俺を下ろした夫はまた駐車場へ急ぎ、俺はまた問診票書き。潰した蜂も一応透明パックに入れて持参した。毒の影響がまわった身体の範囲はなかなか広いが、こんな小さな虫の針。今までアレルギー症状体験はない。

救急外来はお盆直前の日曜でも数人のクラークでそつがない対応。(診察室も5室)待ち時間に看護師さんの聞き取り。はい、今は呼吸は苦しくないです。
受診前にシャワーして、楽な下着にゆったりした袖なし衿なしワンピース。看護師さんが「腫れたところは、日焼けしないように」と教えて下さる。バッグから手拭をだし首にまく。計測すると微熱、血圧は普通。

忙しそうな医師に蜂歴を聞かれた。
小学生の時に、蜜蜂に刺された。
老女の昔話なんで、カルテには「ミツバチ?」とクエッションマーク。
症状のピークは過ぎた、という結論になり万が一 一応の薬を出して頂いた。
夫は待合室にいてくれました。
朝8:30に家を出て、ようやく処方箋を薬局に。もっと重症緊急の方々には恥ずかしいが、月曜火曜の仕事日の時間は使えない。

復路はナビより夫の好みルート。
国道5号線から山寄りの道に入る辺りは、夫が結婚前に住んでいた。

今ハードオフのある場所は、ワイルドワンとか言うアウトドア屋さんでした。

実は往路も、結婚した頃の夫の職場そばを通った。二店ばかりまだ昔の店が残ってた。

西野から二股経由で福井~盤渓。

「そういえば、西野神社来たねえ」
長女の妊娠中、婿の就活成就を願い御守を頂きに。

ああここが、冬の子ども遊びに良いと誰かが言ってた五天山公園。

「お父さんが(長女の幼い時)来ていたスキー場ここ?」ああ。
琴似から父娘でばんけいスキー場通い。

小林峠に新しいトンネルと新道に驚かされる。この峠から、よく独活や苺を探しに行く砥石山の頂上は近いらしい。稜線ルートの登山口。峠は中央区/南区の境界。藻岩山の裏を抜け、中ノ沢南沢を通る。硬石山の裏から浄水場沿い、拙宅エリアの国道商店街に戻って来ました。

札幌の市街の外端を半周したような旅。
これまでの結婚生活の紆余曲折が埋まっている道・街。

腫れた首の左側鎖骨そばはシートベルトがあたると痛い。薬入りの袋と布でクッションにしてベルトの下にはさむ。
…♪思えば遠くへ来たもんだ
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