手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2590号Открытка-20(はがきその20)

2017-10-31 19:08:06 | 作品写真
10/26付読売新聞夕刊英語クロスワード解答はがき。
紅葉から枯れる山々のイメージで色鉛筆の茶色を枠線に使う。12色等の色鉛筆・クレヨンは赤や黒がなかなか残らない。娘達の遺物をおもちゃ代わりに残してあるのを孫が来る度芯を折る。やはり次女の遺物、手動の鉛筆削りで『短く尖らせない』モードを選び削る。この赤い鉛筆削りも確か町内会からの入学祝では。
数本しか残ってない中、茶色は二本ありました。黒升目にあたる箇所はその数本で彩色。紅葉も台風に吹かれ霰・氷雨に打たれ、深紅は少なくなった風景。余りに早く寒波が来たためまだ曖昧な色の公孫樹も多い。勤務先そばの並木は緑と黄がひとつおき。

秋らしいマスキングテープを最上下にはり、その内側を北海道銘菓店包装紙柄のマスキングテープで和らげる。この木曜はその真ん中に日記風マステをはり力尽きました。帯状ほう疹×風邪の真っ最中。痛みに鈍い性質でものすごく適当に鎮痛剤を服んでボーッとしてた。

その与太郎頭でんーやっぱりなんかハガキがのっぺり過ぎかなーと解答の文字の入る、黒升目部分以外も淡く茶色をのせました。力がないから思いっきり色鉛筆を寝かせてすりすり。多分寝そうだった。本日ももう何だか眠い。バスを降りて寒い月は綺麗です。
退社後すぐ店内で韓国語のご婦人グループ十人弱のざわめきのシャワーを浴びた。乗る駅では女性二人組の中国語のやりとり。上の方を観ながら相談中。聞いてみると札幌駅に行きたいそうで、ならこっちのホームですと身体で案内。
この嶋はどこ領かいな。
一路安全!
アンニョンヒ カシプシオ!
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2589号Вчера(昨日)

2017-10-30 22:09:19 | 作品写真
アゴタ・クリストフ「昨日」は未読。三部作の他にもう一編読んだがタイトルを思い出せない。カズオ・イシグロ「日の名残り」は読んだが「私を離さないで」は未読。ドラマ・映画もあり迷う。いっそ原文で読もうか。未読既読の記憶怪しい今日この頃、近未来を読めるのか?忘却とは忘れ去ることなり。これは「君の名は」ですって。もうお年頃で○の名は?は始終、下手すると毎時間アレ?と考える。
業務書類に『マウントレーニア』の文字を読み、以前のCMに出てた俳優さんの名が‥不思議なもので後半から思い出す。たしか『あらた』だ…いや古田新太じゃないんだ〜新なんだけど○○新‥。数十秒古田新太の顔と○○新の容貌が交錯する。仕事してるんですが。仕事がいったん終わる頃思い出す。そーよ井浦、井浦新さん!
こーやって安全着地できると少し安心する。
前に「大地の子」の主役陸一心:上川隆也さんの実父役の俳優さんが同僚と二人して出ず‥仕方なく頭の中でアイウエオ順に頭文字を探しながら仕事。数時間後ようやく「仲代達矢」さん!ああもっと勘がよければワ行から‥。まっこと、なめたらいかんぜよ!
昨日風邪夫婦二人暮らし、買物に行き食べる寝るで精一杯でした。夫の咳はもう一週間を超えて続き、俺にも感染。熱は二人ともなかった。微熱程度で鼻や喉の症状が錯綜する。鼻が詰まると頭がボーッと与太郎。喉は咳こめば全身にひびき、とにかくだるい。
昨夜降り出した雨音にヤケクソで遅くまで起きててTVを視た。我々は何のために、俳優さんの名前など忘れまいと‥いや知人親戚達もあやしいわ。
台風より風邪が凄まじく、老母見舞も何もかもふっとんだ休日でした。急な風邪で休んだ同僚もひとり‥。霰と雨が風にまじる、ぱらぱらと寒い今夜です。
夫の体調はほんの少し改善。おやすみなさい。
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2588号Сувенир(土産)

2017-10-28 17:14:08 | 作品写真
俺が「もみじまんじゅう」を土産に頂いた。風邪夫がさっそく開けて食べる。そのそばで「もみじまんじゅうー!」と意味なくギャグを繰り返す風邪頭のアホ妻。我々は一度だけB&B漫才を生で見た。半苦笑の夫は宣伝料払わなければいけないんじゃないかという。頭モーローの俺、ん?誰が誰に払うの?
その翌日赤福到来。とにかく夫は餡が好きなんです。必死背水の陣で風邪出勤した職場で頂いたらしい。食べるかとのご下問ありはい少し。赤福は木箱と木べらが古風で嬉しい。分け合って食べるのは小皿とケーキ用フォークが便利。ふたつずつ食べました。
「じゃりん子チエ」の父親テツも赤福が好き。「オレ赤福好きやのに‥」と留守の間に家族に食べ尽くされたシーンがありました。テツの母親のお婆やんがさらりと「伊勢のみやげのあんころ餅ですわ」と言ってた。俺はそれを読んだ頃まだ赤福現物を知りませんでした。
現物、といったのは大昔この老舗の小史ドラマをTVで視ました。老舗の嫁が十朱幸代さん、その姑が沢村貞子さん。年代を考えると先々代くらいの話。終戦後営業再開した時、「餡の照りが違う」と姑が工場に聞いておいでとダメ出しするシーンが印象に残っています。配給の小豆を混ぜました、と白状する当代の息子に「ご先祖さんが決めた通り、小豆は北海道の大納言‥」ときつい叱責。
もうひとつは偽物というか類似品商売が出てくる話がありました。ライバル品「おか福」社長が藤岡琢也さん。争いの末「皆が羨む老舗の看板をもつ人に持たない者の気持ちがわかるか」と十朱幸代さんに言葉を投げつける。「‥老舗の看板を守るため、新しいことしたくてもできまへん…」と吐露するヒロイン。
赤福の味と関係なく脈絡なくそんなことを思い出す。でもまた同じ話と言われそうで、黙ってもぐもぐ老年夫婦。
俺は「♪笑ってる場合ですよ」のブスコンテストが大好きでした。それは夫に言いました。流す夫。
元気だった頃の老母は小豆や糯米の在庫に固執していました。俺の結婚後は「あるか」と尋ね無いと意地で分けようとした。戦前生まれ開拓農村育ちの老母にはスイーツ=小豆餡・餅。冷凍餅や餅搗器にはまった折はどっさり作ってました。小豆も頑張って煮て漉してました。蓬餅もたくさんつくった。よく蒸す赤飯は道産子らしく甘納豆入り。
残念ながら俺は豆を煮る根性や時間が無い。真空パック個包装の餅と缶詰の餡で夫が汁粉を作ります。
老後になったら薪ストーブや火鉢の火を眺めて暮らしたい。前者は灰や煙突掃除問題で難しいが、なぜか数年前母の日にもらった七輪はある。開いて寒風に干した魚や烏賊、パン・薫製・チーズ。芋。餅ならずとも炭火で焼けば美味かろう。火に小鍋をかけ、汁粉やフォンデュ。バター入りの洋菓子は市販品でも温めれば美味しい。家事に長けてない俺は、せめて夫の老後を美味しくしたい。残りのもみじまんじゅう・赤福も少し温めてみましょうか。
昼食は竹輪・油揚入りの稲庭うどんを葱で勧めた。夕飯は…蕎麦はありかな〜?
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2587号Полукруг(半円)

2017-10-27 19:12:42 | 作品写真
長月八日の月。夫の風邪がなおらない。俺も喉が腫れ気味のまま双方出勤する朝はもう破れかぶれ。
風邪でもインフルエンザワクチン接種できるのか?駄目だろうと夫。「だから焦ってるんだ」お互いだ、あまり寝てない。
服薬以外にできることをなるべくやった。うがい薬でうがい、水分摂取。身体を暖める、マスク。マスクには濡らしたガーゼやティッシュを仕込む。コンビニ屋らしくハチミツホットレモン飲む。電話にはかろうじて出た。いつものアルト(俺と娘達は高音域が出せないと夫は考えてる。声は三人似ているらしい)と違う針金のような細い声を押し出す。耳は聞こえる有り難さ。
朝はまだ稲庭うどん食べたいなーと思ってた。午前の折り返し点、10:30頃やたら疲れた。体調の悪い時は時間がゆっくり進む。体内時計のどこかが変拍子。だんだんペペロンチーノでもいいやの気分に。♪何でだろお〜何がでもなんだ、何がいいやなんだ。
昼食はやっぱりサンドイッチとヨーグルト、ジュース。畳に足をのばして座るのがもうもう横になりそう。
すべるような斜めの月は、夜中なら牛が跳び越えそうだ。
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2586号Мир(平和)

2017-10-26 18:53:34 | 作品写真
山肌の地色が緑系から茶色ベースにかわった。じき裸の梢の色を稜線に見せる。
やっと普段の勤務に近い生活になった。時々要介護ムードがヤバい。おおごとがなければ上々の身。今週前半俺がいなかったりモーローとしてたりの間、同僚達 の少なくとも半分は修羅場だった。電話とってまわしてナンボのパート、机が樹海身体も厄介の俺はスレスレや。
夫が真剣に車の相談をしてくれるが、何時まで勤めが続けられるのか。いやまず来春契約更新なしかも。それはそれで傷つくのかな。年齢的には孤独だが、次のあてもないしねえ。
ここ数日何度か宝くじ売場の前を通り過ぎた。買わないくせにもし当たったらと考えるのは人並み。
ミサイルがもし当たっても逃げようがない仕方ないという先輩の冷静さに見習うべきか。どっちが当たっても人生は破綻しそう。
昼食後の薬のんだかなあと考える脳天気。戦争が耳目に触れねば平和と呼ぶか地球では。台風嵐の後 月を見上げる。食欲はあまりない。
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2585号Ниция(引分)

2017-10-25 23:04:48 | 作品写真
昨日午前は焦って通勤路線沿線の病院にいた。身体の変調は「押したら痛い」程度の赤みが肌に三箇所。以前外来でお世話になった病院だが何せ最後の診察から数年経過。探したが診察券も紛失再発行。まずその手続きに手間取り、受付で湿疹なら皮膚科ですがと言われるも道理。しかし皮膚科の外来受付が終わっていたためとりあえず外科に。久しぶりにマンモグラフィーに挟まれ痛たた。その写真を見た医師が組織的に何でもないですねーと皮膚科医師に直接電話して下さった。
もう午前が終わろうとするはた迷惑な時間にまた受付経由皮膚科へ走る。幸い女医さんで「ああ帯状ほう疹ですねー」。セーフ!触らなければ痛くないのは初期だそうです。腫瘍を疑って大恥かいたが結果はオーライ。内服薬頓服薬が出た。
昼食後は老母の見舞いに行った。これだけ病院と診療科を転々と動いているのについ忘れてまだインフルエンザ予防接種をしてない。夫が毎日ワクチン不足らしいぞと脅す。
本日気温もあがったのか、ぼうっとしながら職場のあれこれをざくざく粗くしかも綱渡り。症状として発熱・頭痛があると聞いたが曖昧模糊。痛いようなのぼせるような。降って湧く業務まであり難儀しましたわ。一日半の不在は一日では解消無理。
そして一昨日俺が早退した日に病欠だった上司のひとりが…
帯状ほう疹でした。本当。こんな偶然があるのか。ずっと若い男性なんで、なんだか言えなくなりました。言わずにすませよう。俺のは老母手術前後のバタバタ過労ではと女医さんの見立て。上司殿は大丈夫すかね。なんだか自分が後出しじゃんけんしたみたいな変な気分。
三歳の孫に「最初はグー!」と声をかけるとじゃんけんにのって来ます。グーパーはできる。チョキは親指だけを立てる。グッジョブ!そーいやこいつ二歳の時チョキできなかったなー。今三歳と言いながら指四本立ってる。チョキはまだ発展途上。あいこでしょ。
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2584号Открытка-19(はがきその19)

2017-10-24 17:28:04 | 作品写真
10/19付読売新聞夕刊英語クロスワード解答はがき。
紅葉の頃を意識した弁柄格子に差し色の紫。昨日雪がつきスキー場の斜面が白い。黄も紅も冴え冴え。枠にこれでもかの麻葉模様の赤。

格子を頑張り過ぎたので、麻葉の縁をみせる側を表にして宛名を書く。ここまでやって楓の切手では紅葉も暑苦しい。かたち涼やかな萩を合わせた。朱鷺と兔も秋の連れ?

なんとか解いた英語クロスワードの解答記入。格子の枠は細いつもりでも、字を書く升目としては4〜5㎜角は小さい。埋め込むように書いた。

黒升目にあたる升目は麻葉模様のノリで六弁花。景徳宮の花模様の瓦を思い出す。それにしてもイスラム寺院のような密集だ。
このカードの黄色地紙も元は資料用。右端に小さなパンチ穴が残っています。表には切手を貼った処で裏からは白く見える。この面の上部には結局右よりに氏名住所などを記入。左に空いたところを幅広の赤地に洋菓子尽くしのマスキングテープを貼った。
表面の下半分の左隅に黒インク画きの落ち葉を散らし、右側を韻文もどきで埋めた。

横断歩道幾つものコーヒーとすれ違ふ

大雪の昨日から一転、小春日和顔負けの日和。西空の薄朱と針の月がきれい。
病室の老母は術後まだ点滴で、天井をみては心穏やかならず。特に点滴器具や貼るガーゼに不満らしい。昨日看護士さんが危ぶんだ通り、指なしのミットのような手袋をしていました。何とかそれを外そうとして奥様心身お疲れ気味。
実習中の看護学生さんがついて下さってました。今日は老父と病院の廊下ですれ違った。渡す記事コピーがあったのをやり、立ち話で別れた。こんなもんか。病気手術の本人には気の毒だが、病院や施設にいてくれるほうが安心になってしまった。不孝者だなあ。
この後また数日間は来るのが難しい。そのうちに抜糸退院のお話しがあるかも知れない。もう老父と共に、その時頼れるものに頼るしかない。幸い術後順調。子の病の一半に似て、切なくもありいたわしくもあり。
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2583号Операция(手術)

2017-10-23 18:06:13 | 作品写真
到着するともう回復室に戻された老母は薄いメリヤスの帽子を被り、点滴・ガーゼ・マスク。医師からの説明は簡単で頭部から体内へシャントを入れた。排出というより時々落ちる程度だが脳ストレス軽減へ望みを繋ぐ。
本日台風最中の氷雨霙雪の悪天悪路。昨日も来た道なのに遠い。少しだけ遅く来た老父も中々の格好。黒長靴に黒ジャンパーで来るのに必死だったのか、なんか脱走犯ぽい。車で見舞に来た筈なのに。
老母はたまに手をばたばたさせる。さも邪魔そうに左腕の点滴器具をいじる。看護士さんが万一の為の「場合によってはやむなく手袋などで動きをとめる」旨の書類にサインを求めて来た。後で(耳が遠い)老父が自ら云うには「医者は自分で解ってるから小声で早口で適当に説明する。半分も聞こえないがハイハイと言って置く。」‥もうそれが解っててこちらも来てるからいいんだが、病室で言ってるその声も難聴者特有にデカい。そして老父がサインした書類の控え一枚残して看護士さんが去った途端「こんなのもどれもこれも責任逃れで書かせる」と口走る。患者さん十名ほどの回復室に他の看護士さんも来ているだろうに冷汗ものだ。そして控えにもサインする不可解。まあ日付位は良いけどねえ。
この猜疑心の塊の老父が運転免許証をとりあげられるかも知れない、TVで老人の事故ばかりニュースで流すのはいじめだと嘆く。はあ。眼鏡屋補聴器屋行ってから行きな。俺だって毎年視力はヤバい。今のメガネはPC仕事と読書用で運転用ではない。「大型や特殊の免許も持っているから尚更(老人から免許を取り上げる)標的にされる」もうなにをかいわんや。‥しょうがねえなあ。
俺がウンザリすると老父は術後日程表をためつ眺めつし老母に話しかける。やれ飲まず食わずで明日まで飯は出ないぞとかミカンもやれないとか。悪気はなさそうだがしかし。飽きると他のベッドになぜたくさん人がいるとか老母がバラバラにした雑誌(確かに理由不明だが病人のすること)を大きさ順に揃えろと命令しだしうるさい。
さすがに少し静かにしてくれと言った。手術直後でベッドから動けない認知症患者なんだ。飯が出ない出ないと枕元で言って、お腹がすくし心細いだけでしょ。珍しく老父は黙りました。黙るとすることも無いらしく、用がどうのと言って帰った。どうせ明日もお互い来る。
意外に眠らなかった老母にはまたいつものお笑い草の孫曾孫猫や姑の昔話をして笑って帰りました。
ほんまに明日も雪かいな。
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2582号Выборы(選挙)

2017-10-22 17:51:49 | 作品写真
1247に最寄からひとつ手前のバス停に来るバスに乗り込んだ。これは札幌駅行。
1355札幌駅発快速エアポートに乗り、北広島駅で各停に乗換。下りた駅そばの病院のラウンジに老父母がいた。老父は見舞に来る度持参したミカンをむいて食べさせているらしい。そんなに良いご夫婦なら、何で俺の顔見たとたん命令するんだろう。
「むいてやれ」結構ですわと辞退。優しい旦那様おやり遊ばせ。
弟が話し相手にならないから、老父の感情と罵り半分の饒舌は俺に向かう。耳のある者に聞かせたいらしい。ある意味女子力?気分は450φ塩ビ管。とにかく排泄物を受ける。罵り激昂愚痴の対象は北風から弟、暖房不調や一票お願いの某会員の古い知人からの電話に及ぶ。『ナンバーディスプレイじゃないから』そんな電話まで出る、と頭に来ていた。以前FAX付電話機の中古(新品はかえって逆鱗に触れる)を譲ったのに多機能も電気代がかかるのも嫌がった。好きで緑色プッシュホンをお使いなのだから知りませんわ。
明日また来るから、と別れた。明日老母は全身麻酔手術。職場には早退と明後日の有給の許可をとった。よく考えると俺がいてもいなくても手術や経過に変わりはないのだが。
1455病院の最寄駅発の各停、帰路も往路と同様に乗換。
1558札幌駅に到着。風邪をひいた夫の昼飯夕飯に何もできず出て来た。本当はうどんの乾麺でも茹で置こうかと考えたがうどんがなかった。在庫は素麺・蕎麦・スパ。なら夫はむしろインスタントラーメンを選ぶかも知れない。その場合邪魔になる朝の若布汁の残りを冷蔵庫にどけた。夫自身が思いつく「食べたい物」は昨晩から偶々来ていた長女が買物に行ってくれた。パンやリンゴ、牛乳はある。その間孫息子の相手をする。随分語彙は増えた。長女が戻る頃婿が迎えに来た。長女一家が帰った後夫とひとつずつリンゴを食べた。
道々考え、駄目元で復路みよしの弁当を買いに地下鉄澄川駅下車。ひとりで来たのは初めて。旧宅エリアの琴似商店街にあった店と同じカウンターだけの小店。通り道のスーパーの中の和菓子屋に目がとまり、栗きんとんと豆大福。消化のよいものなら、少し入るだろうか。
1625地下鉄真駒内駅発定山渓温泉行に乗車。JR車内で紅葉に感嘆するお客様の声がまだ耳に残る。
往路で最初のバス停に着く寸前で、投票用のはがきを忘れたと気づいた。南無三。風邪夫は棄権だ。
今朝一番早く起きたのは孫息子。泣く声に起きた長女が発見した時は玄関で指が痛いと泣いてた。扉にはさんだか?
『ネコ、いない』と三歳が言う。長女が慌てて二匹を探し、牡猫はいた。だっちゃんが逃げた!と長女が騒ぎ皆起きた。夫は昨日からモーローと検温。簡単な朝食を長女母子に出し、猫を探しに出た。
カラスの鳴くほうをそろそろと確認に行く。来月までの工事のために小学校のグラウンドの隅にスーパーハウスと車一台。お仕事ご苦労様ですとまたそろそろ公園をまわって戻る。カラスが気にしているのはスーパーハウスより俺になった。ゴミでも期待されているのか。よく聴くと、小学校の周辺も公園も周りのお宅も数十の鳥の声につつまれている。脱走猫はたいてい戻って来るのだがしばらく間があった。投票に向かう車が上がる坂も見たがいない。冷えていったん俺も戻った。食後また探そう‥
孫息子が二階でまた『ネコ!』と叫ぶ。…夫の机の下の一番奥に潜んでいただっちゃんが発見されました。わああーごめんと長女。‥ああ良かったわねえ。
夕方帰宅し弁当と菓子を置き自宅を出て、最後の投票用紙を書く頃
1700のチャイムが鳴りました。
‥国の行く末が心配だ。隣の国もそのお隣も。
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2581号МертвоПоле(枯野)

2017-10-20 19:25:04 | 作品写真
「くるねこ大和」を最初読んだ時、飼猫が膝の上で動かなくなるシーンがあり参った。立派に葬られるペットは多い。夫が子ども時代拾っては飼った野良猫は、みな死骸を見せず姿を消したそうです。臨終に立ち会ってない。今の家に越してから、人並みに金魚や雀・ハムスターを見送りました。猫はまだ。室内飼いだから、いずれ見送るだろうが夫のメンタルが心配ですね。
我々夫婦は、まだ近親を見送ったことがない。夫の父は早世していてまだ赤ん坊だった夫の記憶にない。
俺の祖父母は皆亡くなりましたが、伯母伯父同様遠さで出向かず関わったとは言えません。父方の祖母の時は胃腸炎になり葬送欠席。母方の祖父の通夜葬式は共通一次試験とかぶった。俺以外の家族は葬儀に向かったが受験生は一人残りました。
死と向き合ったことがないのは漠然とした不安。ほとんどの人は病院で亡くなると聞く。
芥川龍之介はなぜ「枯野抄」を書いたのか。門人に看取られる芭蕉の死は、漱石を連想させる。
身近にいた家族などが臨終を描写するのはわかります。宮中の女房が主上の死を書いた讃岐内侍日記。拷問で声なく帰宅した多喜二に、立ってもう一度闘えという母。
主上薨去による新帝即位は三種の神器の移動を伴うと以前読みました。原文テキスト出典を忘れた。神器の移動は女房が担当。「神器に触れた者は新帝の宮中に勤められない」禁忌があり、誰もやろうとしない。歳とった女房も職場は離れたくないのです。見かねた年若い女房が申し出た。
そんな話をどこかで読んだのですが、枕草子・徒然草や源氏平家でもなさそう。
そんな風に、いざ近親の葬送にこの歳でデビューしたらさぞかし…と思う晩秋です。
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