手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

1876号海の果の異国

2015-06-30 20:55:44 | Weblog
先日TVでみた海辺のコンサートは蝶々夫人。楽団はテントの下、プリマドンナは本当に手すりひとつ隔てて波がうちよせる展望台が舞台。観客はそれを見下ろす席、大海原が背景。
折しも今日のような雨、プリマドンナは淡い紅色の紙の傘をさしました。骨の多い優雅な曲線にふちどられた傘は、あでやかで独特な装飾を惜しまない純白の和風のドレスと相まって天上のもののように彼女を浮き立たせます。結んだ帯は海の色。偏西風に吹かれる雨。
アリアの次の曲は『トゥーランドット』、恋に翻弄される東洋の王女。「ヌーツァイツァイ、コンジュ(参りました、姫様)。」と跪く老公[宦官]の声は何万里も百年余も隔つ。
海はコーンウォールの海。楽団の奏者のひとりが泊まったホテルの卓には喇叭水仙が飾られていました。
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1875号♪Summer time

2015-06-29 21:01:49 | Weblog
旧国道、通勤のバス通りの街路樹に白い花がけぶるような房になり咲いています。夫がハシドイの木だと教えてくれました。木の花は地味で香りでそれと判るものもあります。
天候不順でも北の果てでも夏はあり、惜しい。1日1日が貴重です。
緑の山肌が薄くかすみ、疲れた眼に優しい。しろい月と家路につきました。買い物を終えて出ると、空の青みが雲を柔らかく浮かべていました。
白詰草赤詰草の香がする夏が好きです。虎杖にざわわと風が吹く夏の雨。蓼もハコベも咲き、菫や勿忘草が種。
昨年の盆に長女の破水で早退したのがついこの間のようです。子宮を蹴破ったその孫は週末慌ただしく来て去り、生えかけの前歯をみせて笑っていきました。
彼がおじさんになる頃、どんな世界になっているのか楽しみにしています。
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1874号実の桜

2015-06-27 20:03:09 | Weblog
もう歌う元気もない、データを見過ぎてダメダメの脳と眼しかないわ。夏越の祓で天神様に寄りました。例年つい寄るけど、どうか半年の厄を祓いたまえ。
折しも空はぽつり涙雨か。今夕は夫が職場の宴会。昨日来た長女親子は洞爺湖のコミフェス。まだ湖畔にいるかもな。休みの次女が街に行き遅くなる。夕食は各自の都合で干渉しない。こんな日もそう無いのですが。
疾走する車窓の空も残念色、まだほの明るい。夏の厄災はデング熱ならずとも、そのかみの光源氏がマラリアにかかってた位ですから何かと昔から多いでしょうね。北海道はワクチン接種が義務づけられてません。‥また次女が上京するが大丈夫かしら。
昔の日本人も天然痘やマラリアにかかっても生き残る人はいたんだなあ、と感心します。俺ら世代の人は疱瘡の予防接種の傷あとが肩や腕にあります。子ども達は無い。
水疱瘡の発疹も処置を誤る(治らないうちに入浴。または瘡蓋になったものを自然に落ちる前にはがす)と跡が残ります。俺は小学生の頃、銭湯で母が知人に(俺の身体の発疹を指して)「これストロフルスだよねえ」と聞いてたのを覚えている。実は水疱瘡でした。もう聞いてる時点で手遅れっつー話です。顔はなかったが、首筋や胴体あちこちに薄くふくれた丸い跡になった。
その後の思春期の頃か、佐藤愛子さんのエッセイで娘さんの頬の瘡蓋をついとってしまい(カサブタを見るとどうしてもはがしたくなる癖だそうです‥)両頬にえくぼのような跡をつくってしまった。それを整形手術できると聞いた成長した娘さんが‥という話でした。
自分は母を責めたかどうか忘れました。知らなかったは仕方ないと思えました。ただ、ほんの半秒ほど いつか結婚相手に身体を見られた時に奇妙に思われるかも知れないと考えることがありました。出口の無い、すうと寒くなる感じ。十代は全く自分の身体をきちんと認識仕切れないと今はわかります。
ふとしたきっかけで、幸せな結婚ができないかもと考え続ける。顔や身体のことばかりでなく嫌になる程じくじく悩む。その頃まだ結婚せずにどう寿命いっぱい生きていくか、さっぱりわかりませんでした。
知るお婆さん達はみな家族と暮らしていた。仕事についてもいずれ辞めなければならない。公務員例えば先生にでもなれば、自立する可能性はありました。しかし自分になれるとは思えなかった。進学して更に不向きと感じた。
何十年も経って、もう白髪や皺で肌や体型や顔はどうでも良くなった。と思っていた。パート勤めで制服を着る度スカートの短さに嘆息。更年期太りは太い太さそれなりに、お年頃紆余曲折がございますわ。ああ嘆息。
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1873号昼の間に

2015-06-26 18:50:41 | Weblog
北海道へ避暑にいらしたらしい観光のお客様が増えました。いかにも夏本番。
本日はコンビニ屋の照り乞いが天に届いたか、暑くなりました。アイスをまとめ買いしてくださるお客様の話の朝礼。ソフトも最中も、美味しくなれ。自分の仕事はチョコや苺、バニラなどとは遥か離れたデータとプリントアウトの世界。
いつもの雨だれ式に降る書類を、こっち出力にあっち仕分け。そんなど週末の夕方に、やたら他部署上司にもて出した。半期月末の仕事が入る時期になったらしい。入れ替わり立ち替わり、これそれを来週のこの日までと言い置く。
若い他部署の女子社員さんがくれたのは、数百枚の地図。これを担当者別に資料として配布と言われた。幸い地図は通し番号順になっており、その担当者リストも下さった。
広く場所を使ってもいいですよ、とのお言葉。ただ地図には直接メモせず付箋に書いてと言われた。
ちょっと考えて、自分でデータベースからexcelに落とした表のフィルタを使い担当者個人別のリストにし、手元の一山の店番号順の書類束からひとり分ずつ抜き出しては机に置くことにしました。
場所をとらず記入も省略、渡された担当者は自分の担当店はわかる筈です。1時間後、めでたく三十名弱の営業職の机に分け置く事ができました。
一度ヒヤリとしたのは、八割方の所で地図が1枚足りないのに気付いた時。これまで置いてまわった机を順に探しに行かなければならないかと焦った。
これも一旦保留にし、残り二割を分け続けました。意外に多くの地図が残り、ほとんどははっきり不要の店。さらに残りの数件は付箋を付けリストと一緒に返しました。他地区地図が紛れ込んでいたらしい。
そのどちらの条件にも該当しない地図が1枚残り、検索しなおすと既にとある机に置かれている筈の地図でした。その机の地図の中から、先程探していた地図発見。店番号でふたつずれたものを取ってしまってたのが入りくりミスの原因です。この、自分が何%間違うかがすごく大切です。ミスの箇所や割合で仕事のモジュール解析が変わります。
今日は辛うじてセーフ、しかし件数が数倍や十倍以上になれば、段取と見通しも全く変わります。
明日はどんな書類が降る?
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1872号恋しくば

2015-06-25 19:57:16 | Weblog
この葛の葉はもうありません。毎年刈られて根が残るようです。葛根が毒ではないなら、葉や花も食べても大丈夫かしら。若葉ならという方がいました。山菜になるカタクリの葉に似てますね。
数年前訪ねた鹿島臨海鉄道は意外と海から遠く、鉾田あたりからただ葛野の中を走った気がしました。夏の函館本線の小樽から西、虎杖のトンネルを行くのに変わりません。
漢方の葛根は売るほどどう栽培するんでしょうね。野生を採るのかな。ある程度育った根じゃないと葛粉にするまでがいかにもたいへんそうです。あるところにはやたら茂ってはいますが。蔓が毛深い感じで量があると迫力。
住宅地の隅あちこちに、土地の歴史の名残があります。牧草や雑穀が育てられた末裔。果樹の生き残り。蚕の桑や鑞のイボタ。知人のお父様が、娘さんのお嫁入りの箪笥にと植えた桐。(よい頃合いに、以前から目を付けていた下駄屋さんがゲットしちゃったそうな)十薬に千振。御三家の梅、御所の柑子。艾や箒。
人里離れ、蕗や薊の野に分け入ってもかすかにあしあとが辿れます。
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1871号梅雨寒

2015-06-24 21:26:29 | Weblog
近山から雲が離れず、なんとなし弱い風も寒い。六月でも寒い時は寒いと『動物のお医者さん』(北海道が舞台の漫画)でも言ってた。帰宅すると半袖姿の夫がストーブつけてた。北海道あるあるだ。
昼休みなでしこジャパンの対オランダ後半戦まともに観戦。久しぶりにしっかりみるとひとりで見てる気分になり独り言で「違う、短い」とか言ってた。
見応えのある試合の後、なんかボール蹴りたくなりました。大昔高校の体育で基本を習った。足の甲で蹴り上げる、内側の踝で受けとめる。
実戦は全校球技大会、雪原のグランドを踏み固めてやりました。女子サッカーでも上級生とあたるのは度胸。力いっぱい蹴ると、ボールより長靴が高く飛ぶ。ライン外は踏み固めておらず、ボールが外れると『ボスッ』と雪がへこみ静止。
グランドの反対側は男子のサッカー。どの試合もキーパー鼻血。雪の上に点々と赤。
早い冬の日暮かた、顔がわからなくなりかけると更に混戦乱戦。誰がやったか判りゃしねえ、ってな。今でも先輩の「このやろおおっ」雄叫びを思い出す。(繰り返しますが、女子のトーナメントです)怖い。
その頃は、女子にサッカーやらすなんて珍しいなあと思ってました。今こんななでしこ全盛の世になると、試合を経験した身で観戦できるのは楽しい。教育って大事です。
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1870号♪小雨そぼ降る

2015-06-23 18:47:44 | Weblog
本日曇天一時雨。午後窓から眺めたアスファルトが濡れていました。暑くもなく冷房ルールの話が朝礼であった。まだそんな温度ではない。
ビル内の温度湿度はまちまちで、やたら寒い箇所があります。社長殿の席は寒いそうです。末席の俺はそうでもない。営業職皆いなくなり、そばのプリンタのご機嫌とりながらちまちま仕事。プリンタ壊したかと焦りました。勘弁です。
ある意味新着データを漁りながらの仕事、網にかかるものが少ない日は店単位でデータ到着状況を確認します。ある意味開店からの歴史のかけらを辿るのに似ています。
指示された順に確認します、データ量の多寡はバラバラです。網にかかる獲物が小蛯名だけだったりオヒョウだったり。さばくのに難儀するような蛸や烏賊、海月(ほとんど使い道がない)みたいなのもある。
夫が先日「自分が一番美味しいと思う魚は新鮮な鰈」ともらした。故郷(オホーツク沿岸)でよく刺身でも食べたそうな。次女は鮭かな、とつぶやいた。うーん俺は‥魚より貝や蟹が…強いて魚をあげるなら、氷下魚(干物)。焼き魚なら干ホッケ。煮魚はソイ。刺身は悩みました。よーく考えると育った辺りが田と畑の道産子所謂『農家』エリア。海には憧れてました。野菜やイモ米には困らなかったが、やはり浜育ちではない実家の母の台所は海から遠かったと今思い出します。一番しみじみ美味しいのは、イカ刺身。
不思議なものですね。
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1869号ほととぎす

2015-06-22 19:38:15 | Weblog
嵯峨へは一里京へ三里水の清瀧夜の明けやすき 晶子

夏至の頃短夜の朝、とてつもなく眠く眠ったまま社に着き着がえ、寝たまま書類を分け始めました。
本当に毎週早退しようかと思う日があるモチベーションの低さ。駄目駄目です。久しぶりの土日休み、他市に嫁いだ長女の遺物と私物の移動をちょっとやってはうたた寝の体調。俺は本格的に元長女の部屋を棲家にする。今までなし崩しに居間の隅に積んだごちゃごちゃも何とかしないと。裁縫・紙クラフト・文通の用具材料ほか諸々。
最終的にはその中心になっている古机を捨てます。…解体するかも知れない。とにかく年々増えるモノは何とかしなければ。
目下在宅時間で睡眠と家事以外は、ほとんど居間ソファで横に(…ああ、海馬みたい)なって新聞読書かテレビ。テーブルで手紙書きや繕い物。昨日はやっと思い出して夫のパジャマボトムの裂けを繕った。毎度夜夫が着るとき、あっ直さなきゃと思ったのですがもう着てるものを今脱げともいえず、自分も眠って朝から夕食後までまたペロッと忘れている。夫のお年ごろだと破れがあっても着慣れた柔らかさが好いのかと思い買っても来ませんでした。よくしたもので父の日にパジャマボトム(短パン:STARWARS柄)がTシャツ(BACK TO THE FUTURE柄)と一緒に届きました。喜んだ暑がり夫、シャツは普段着にするそうです。丁度パジャマの横裂き鍵裂き(鍵裂きの名は小学生の時「若草物語」で初めて目にし〈ドレスの背中が急に鍵裂きになり踊れず、打ち明けて誰もいない部屋で二人だけで踊る場面があった〉、繕い方は何故か父が買った学習百科事典で見覚えた。実際に縫ったのは成人後)も繕ったがまたそれはそれ。裏あてはやはり着慣れた古パジャマから切り出した同系色です。
俺のパジャマもやはりボトム膝から(もしかしたら左右どちらか一定してるかも)駄目になります。色柄の好みの範囲が一定してるから、いずれ夫や娘達の古着もキルトにしたい。
最近俺も夫のように上下バラバラで部屋着兼パジャマにしています。Tシャツや単品の部屋着ボトムで寝てしまう。ボトムの古いのはやはり膝から傷む。両膝が駄目になり切り落として短パン化したのもある。カットソーでも、端を二つ折りにし∧∨ジグザグに縫えば伸縮します。
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1868号てんで空っぽ

2015-06-20 04:45:42 | Weblog
朝から身体が辛くて、欠勤いや早退と迷った。しかし悪寒や別状はない、単なる生理痛だ。頭痛薬を服みなんとか出勤。朝礼が簡単で助かった。
痛みは仕方ないとやり過ごせても、脳まで全く血がまわってない気がする。思考力ゼロです。立つも坐るもゆっくり迷う。
もう閉経の時期だろうになんでこんなに身体は抵抗するんだろう。痛みの重さは陣痛MAXの8時間前、いや6時間前位かしら。
昨夕上司に渡された数件の作成資料リストをつくづく眺め、数種の出力方法をメモしひとつひとつゆるゆるとりかかる。自席のデスクトップで数分かかるデータ抽出を行い、時間節約に離れた席のとあるソフト専用機まで移動しマウスとテンキーでこちらも台帳作成。やはり数分かかることが多く、自席に戻る途中にある書類棚ラテラルから当該の票を抜き出します。この地点からだと、さっき入力した台帳がプリンタから出力されたかも自席PCのデータ作業の区切メッセージが出たかも判る。票を探し終わらないうちにたいてい自席メッセージが出て、また操作してはプリンタやラテラルを見に来て、とオフィスの片隅を往復しながら進みます。
それでもこの日全然考える頭や危機を予想する感覚を欠いてた。書類に明らかに書いてある手書き新情報を省みる作業が抜け落ちました。
指摘され、申し訳ありませんと理解したつもりだった。普段の書類抽出コピーや仕分け、急な発送というのも飛び込み、昨日自分がイメージした手順をひとつひとつ立ち止まって考え考えやる。愚鈍に近いながら大事故は起こすまいと精一杯。次々開店した店の数ほど閉店した店の手書き書類は十件を超えたが昼食前に無理やり終えた。食後更に低血圧になり書き損じの上に書き損じを招くのを怖れました。
遅い昼食、いつもはグレープフルーツジュースを飲むがこれも低血圧化が恐くて鉄分入りヨーグルトブルーベリー飲料に。本当に、血圧計測したら大昔の数値(95-50とか)に近かったかもしれない。
もうその頃は早退してもポンコツに上乗せして我儘なパートと思われると勘念した。いや勘念は上司か。さっき指摘された不注意を再度説明された。もうそのとき上司が持っていた資料が午前に指摘された時既につくってしまっていた別件なのか、またはそれと気づかず時間を置いて重複作成した(同じ誤りをした)同一の書類なのか思い出せない。
すみません、と言いながら全くうわべの言葉しか頭に入らず。従って頭に来る事も全くない。わかってないですね。上司も変だと思ったかしら。
時々上司が余裕が無いこともあります。が、こんなんではわかったかどうか、叱り甲斐もなく虚しいのでは。こちらもこんなに無確信?でやっていることも少ないのです。慣れた作業の細かい齟齬は半ば確信です。
天然の勘違いなんて始終ですが、こうなると黙ってハイとやるだけのパートも取り柄がなく地雷めいて来ますね。ヤバい。
数時間後、退ける頃には全く気づかず同僚にも迷惑気遣い厄介をかけたかもと不安になりました。でも倒れも転びもせず、何かを血で汚す事もせず(…多分。)帰れた。
有り難く休みます。
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1867号スポーツ大会

2015-06-18 23:00:57 | Weblog
朝机にスポーツ大会のしおりが置かれていた。パート関係ないのになぁ。(パートは全員強制休日)例年大会の後はジンギスカン屋へ繰り出す。道産子企業らしいわ。
顔見知りの若手社員がかなり出るリレーは8チームで予選までするそうな。プレッシャーキツそう。
週間予報では曇り、暑すぎずほどほどの陽気かも。ご家族の参加もある。もう小学校や幼稚園の運動会が懐かしい。
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