梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

T-ARA 最低 🈡

2016-09-15 04:11:09 | 日記
   これはひどいと思ったのは、彼女たちのバラエティー対応力の無さです。すぐにKARAの話を持ち出してしまいますが、さんまのトークショーにKARAが出演した際には、時間いっぱいを日本語で完璧に盛り上げ、当時16歳のジヨンでさえ、きちんと自分の役割を果たしていました。

   T-ARAの場合、正確には、対応力の無さと言うよりは、もともとまじめにやる気が無いというべきでしょう。「私はメンバーの秘密を知っている!」というコーナーでは、なんと、秘密は暴露するものではないから、という発言があって、コーナーそのものが不成立となりました。

   途中、サイン入りポスターやトートバッグのプレゼントの抽選と当選者発表(それぞれ3名ずつ)、メンバーとの記念写真撮影当選者発表(5名)などがあったのですが、ボラムがボックスの中からチケットの半券を取り出し、司会の日本人女性がその座席番号を読み上げている間も、T-ARAのメンバーたちは私語にふけり、それがヘッドセットのマイクを通して場内に聞こえて来ます。その声が大きいので、当選者の発表が時折かき消されてしまうほどでした。しかも抽選と発表だけに費やした時間が馬鹿になりません。

その上プレゼントは発表の直後に舞台に一度に一人ずつ別々に上がっての手渡し、記念撮影も全く同じやり方なので、やたらに時間がかかります。いや、時間をかけるためにこそ、この方式が採用されたのだと思われます。これは、彼女たちが歌う時間をできるだけ少なくするための作戦なのでしょう。ポスターやトートバッグにサインを入れるのは、ことさらに舞台上で行う必要もなく、事前に楽屋で準備して置けばそれで良し、プレゼントなどは、お帰りの際係が出口でお渡しいたします、で済むはずなのですから。

   こうして、いくらなんでも30分くらいで終わるだろうと思った無意味な時間は、何と一時間15分くらい続きました。さすがに最後は彼女たちの歌で締めたのですが、たかだか2曲歌っただけで、もう息が上がっています。到底真摯な気持ちで練習を重ねて来たとは思えません。

   衣装も終始、女子高生の夏服をモチーフとしたもの一枚だけ。金を掛けない、手間を掛けない、真面目にやらない、しかし金だけは一流アイドル並みにふんだくるという、あこぎな公演でした。他のK-POPアイドルは、ずっと良心的です。T-ARAなど足元にも及ばない雲の上のグループである少女時代でも、同じ料金で、もっと豪華に、2時間歌い、踊りまくります。

「最低! 二度と来ない!」

と怒っていらした奥様のお気持ち、お察しいたします。もしかしたら、このグループには来年への展望など無いのかもしれません。調べてみたら、リーダーのボラムとキュリ、二人は既に30歳、ソヨン29歳、ウンジョン28歳、ヒョミン27歳。ファヨンとジヨンは確か23歳ですが、平均年齢の高さは否定できないからです。何でもいいから荒稼ぎしておいて、客が入らなければ解散、というのが本音なのかもしれませんね。挨拶の際、「2階までしか(客が)入らないと思っていたのに、4階まで入ってとても嬉しい。」という発言があったことが、このグループの現状を表していると思います。

   しかし、こんなお粗末な手抜きの公演を確信犯的にやらかしておいて、会場では同時にファンクラブの入会を盛大に受け付けていました。入会手続きをした人はほとんどが開演前に手続きを済ませたので、終演後には、ファンクラブに加入したことを後悔しているのではないでしょうか。そもそも、来年はもうT-ARAなど存在しなくなっているかもしれないのですから。

   「T-ARA最低」はこの回で終わりです。散々文句を言いながら、結局4回も書いてしまいました。T-ARA が同じく弱小クレヨンポップの真剣さを、少しは見習ってくれることを願って、終わりにさせていただきます。