梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

イオン・シネマに行く

2015-07-12 09:03:20 | 日記
   さてどうしたものかとしばし思案したものの、結局越谷のイオン・シネマへ行くことに。まずは朝一番、9:25からの「アベンジャーズ」を見た後、続けて12:20からの「ターミネーター」を見ることに。せっかく行くのですから一本だけ見て帰るのは効率が悪いというもの。

   とりあえず朝から会員登録をして、先に見る「アベンジャーズ」の予約をしておきました。・・・のつもりでしたが、行ってみたら、実際に予約されていたのは後に見る「ターミネーター」の方でした。相当いい加減に予約を入れていたようです。それでも開店とモールの開店と同時に入っていたので、時間はあります。

   本日はボケ防止も兼ね?新しいことにチャレンジするために、きれいなお姉さんたちが並んでいるカウンターを避け、券売機に向かいます。クレジットカードで支払おうとしたら、4桁の番号を入れなさいという表記が出ます。そんなものは覚えちゃいません。うーん、これだと海外へ行って使えないかも・・・と思いながら、現金支払いに切り替えて終了。

   しかし、何ですかこれは?券売機で指定されているのは前半分の席で、私の好きな後ろの方の席は購入することができません。お姉さんから購入すればどこでも自由に指定できるのに、これは一体どういうつもりなのでしょう。映画館の狙いがわかりません。やむなくその中でも最後尾の座席を指定して購入。前の方の席だと、画面全体が一度に視野に入らないので好きではないのですが。

   「アベンジャーズ」、はっきり言ってこれは画面が賑やかなだけの駄作ですね。「頭で考えただけで、何もないところからロボット・スーツを身にまとえてしまう」のは未来永劫できない業ですし、他の3人のヒーローも、「一人の武器は弓矢だけ」・「一人の武器は特殊な金属の盾だけ」・「一人の武器は誰にも持ち上げることが出来ない重たい金属の鎚(つち)。カナヅチのお化け」「一人怒ると巨大化する体」です。

   しまいには改造人間にされた女性が念力を飛ばしてロボットをなぎ倒してしまいます。紙に書かれた漫画やアニメとしては成立する世界ですが、実写化してしまうと、あまりにも下らなくなります。これで無数に空を飛んでくる高性能のロボットたちをばったばったをなぎ倒していくのですから、8歳以下指定とでもした方が良さそうです。

   「アベンジャーズ」、朝一番だったせいか、人気がありません。劇場内もすかすかです。朝っぱらからポップコーンやホットドッグを持ち込む若者の姿が目立ちます。どうやら朝食抜きでこの「傑作」映画を鑑賞に来たようです。

   一転、昼からの「ターミネーター」はまあまあの入りです。こちらは最後部から二番目の列に座席を取ったので、画面全体が見渡せ、余裕をもって鑑賞できます。ざっと客席を見渡したところ、目立つのが禿げ頭の老人。中には老夫婦でおいでの姿も。第一作は、はるか昔の作品なので、皆さん昔からのファンなのかもしれません。

   確かシュワルツェネッガーは私と同年代だと記憶していますが、途中の台詞「表皮は老化するのだ。」が笑えます。すっかり老人の顔になってしまったシュワルツェネッガーが演じる関係上、ロボットであるにも関わらず、T800型ロボットがすっかり老け込んでしまっているのです。

   今までの作品と比べると、老いをネタに笑いを取るという構成が目立ちますが、まあ仕方ないことなのでしょう。ストーリー自体はどうしても荒唐無稽なところがありますが、それでも「アベンジャーズ」と比較すれば、大人向けに出来ていると言えるでしょう。観客の中の子供は、私の隣に座っていた2人だけでした。しかし見たところ、お母さんが見たかったというのが真相で、休日に子供たちをほったらかしにして映画館に行ってしまう訳にもいかず、やむなく連れてきたということなのだと思います。小学校低学年の女の子二人が、どちらかというと成人男性向きのこの映画を、楽しく鑑賞できたかどうかは、?です。

   第一作ではひたすらプログラムに従って一人の対象を抹殺しようと追跡を続けるT800、第二作ではT800が未来を救うはずの少年の父親役を果たすという側面がありましたが、この作品ではなんとなく頑固な祖父っぽい雰囲気となっていました。

   他の役者がターミネーターを演じた作品もありましたが、やはりこの作品はシュワルツェネッガーの当たり役で、他の人が演じるのは到底無理だと感じました。この日見に来た全ての人たちが同意見だと思います。

   最後に、重箱の隅をつつくようなケチをあえてつけるなら、液体金属ロボットとして登場させたのが、韓国の俳優、イ・ビョンホンなのはなぜなのでしょう。はっきり言って、彼では存在感が無さすぎるのです。存在感が無いついでに、話の途中で消されてしまいました。あえて登場させた意味がわかりません。イ・ビョンホンにとっても、さして意味の無いチョイ役で終わってしまったのではないでしょうか。まさか出演料を「払って」出演させてもらった訳でもないでしょうに。