梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

トノサマバッタ

2014-10-23 18:14:49 | 日記
   一身上の理由により、中国並びに中国人に対する批判は避けて来ましたが、中国の漁船が小笠原海域にまで進出して、違法なサンゴ採取をしているという報道を見て、思ったことがあります。

   昔、三国志というゲームをやっていたことがあります。途中で「イナゴの大群」に襲われて、国が崩壊してしまい、一気にゲーム・オーバーになることが何度もありました。たいていの本に「イナゴ」と書いてありますが、本当はトノサマバッタの大群なのだそうです。「太陽が見えなくなるほどの大群」と書かれていたこともあったと思いますが、そんなに高くは飛べません。地面近くを少し飛行するとしても、大部分は地べたをのそのそと這いながら、畑の作物を食べつくしつつ進んで来るそうです。

   この恐るべき昆虫の大群に襲われた時、どういう対策があるのか・・・。とりあえず、地面に深い溝を延々掘って、トノサマバッタの来襲を待ち受けます。地面を這って来る関係上、大部分がその溝に下りてきます。そこを上から次々と足で踏みつぶして行ったという話です。しかし、敵は大発生した昆虫ですから、恐らく何十億、何百億と数限りなくやって着ます。やがて溝は踏み潰されたトノサマバッタで埋め尽くされ、その上を後から来たトノサマバッタたちが、何事もなかったかのように通り過ぎ、次の餌場を求めて進軍して行くのです。トノサマバッタが通り過ぎた後には、何ひとつ残っていません。

   この天災は割と普通にあったようで、高句麗の記録にも何度か登場します。高句麗といえば、とても寒冷な気候の地域です。その高句麗ですらトノサマバッタの被害にあっていたのですから、もっと温暖な地方ではさらに大きな被害をこうむっていたことでしょう。

   ところで全てを食いつくし、後には荒涼とした荒地しか残さないトノサマバッタが、私には中国人の国民性の象徴であるように思えてならないのです。金になると思えばどこへでも出かけ、彼らが通り過ぎた後には何も残らないといったら大げさかもしれませんが、自国の海域ではす既に取り尽くしてしまった高価なサンゴを求めて、沖縄周辺に出没するも、厳重な警戒のためにサンゴを取ることが出来ず、それならというので、小笠原海域まで遠征しているのです。

   数十隻の群れでやって来るので、巡視船もすべてをブロックすることはできないものと思われます。彼らにとってサンゴは貴重な現金収入となるので、一度取ってしまったら再生が極めて難しいなどということは眼中にありません。まさにトノサマバッタのように、海底をしゃぶり尽くしていきます。

   過去の歴史を振り返れば、戦乱で人口が10分の一にまで減少してしまったことすらあるのが中国という国です。明日殺されるかもしれないのに、先のことなど構っていられるか、という意識がもはやDNAの中に刻み込まれてしまっている感があります。サンゴに限らず、モンゴルで、アフリカで、中国は現地の資源を貪欲に食い荒らし続けています。

   これまでは王朝交代という節目に、中国の人口は半減、三分の二減というように、中国内部で人口が調節されていたために、大陸から外へと進出する必要も意志もありませんでした。清朝において人口は4億。それが現在は公称13億。戸籍に乗っていない人口も多いので、実際は14億を数えることになるでしょう。この人口大国を支えるために、世界の資源が食い荒らされていきます。

   中国人が完全にノサマバッタ化してしまったら・・・待ち受ける未来が恐ろしいです。