れら工房BLOG

2004年の夏に引っ越して、れら工房をオープンしました。
ブログを始めて10年以上が過ぎました。

百軒店のカレー屋さん「ムルギー」で思い出したこと

2008-12-08 13:07:33 | 母と娘、家族
昨日は渋谷へ行った。
正確に言うと井の頭線の神泉で下りて、帰りは渋谷から乗った。

渋谷で下りるのはほんとに珍しい。

あるワークショップが百軒店の神社で開催されたのです。

皆様はランチで「ムルギー」というカレー屋さんへ行きました。私はカレーを食べたい気分ではなかったので、店の前まで行きましたけれど、そのまま道玄坂から駅の方へ歩いてみました。

やっぱりこのカレー屋は入ったことがあるかも?
けれど記憶はぼんやりしていて、かすかです。

渋谷駅を背にして細い坂道を昇った記憶。百軒店という地名が珍しかった!

約50年前の記憶です。
まだ上京したての私には何もかも珍しく、食べたカレーがまた辛くてスープタイプで初めての印度カレーでした。

デートなんてことも初体験でした。
その頃つきあっていた彼と何回かムルギーへ行きました。
1年ちょっと位のつきあいでした。

なんで別れてしまったんだろう!理由を思い出そうとしたら、父の反対が真っ先に浮かびました。

「まだ若すぎる。相手の家の格がよすぎるので、つりあわない。身分違いはやめたほうがいい。」

そんな父の意見に私は動揺しまくってしまいました。
私の動揺が彼に理解してもらえるわけもなく、そのうちに別れがやってきました。

というようなことを即興劇として再現してもらったわけですが、一晩寝てみるともう一つの理由がみつかりました。

当時大学に入って、2年目の頃には、すでにやり直したい気分になっていましたので、卒業したら、また別のどこかへ編入したくなっていました。
そのことを彼に話したら、話が通じない。なんか会話にならない。
私にとっては、とても大事な話なのに空転している感じでした。

で、そうだったのか!
と納得しました。

そこのところが私にとってほんとに大事なことだったんだ!

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実際、私はとりあえず、入学した学科は卒業し、学士入学というかたちで、も一度3年生と4年生をやり直しました。

でも実際そうしても、その頃の私はまたやり直ししたくなってた。

自分が何をしたいのかわからなかった!

親は特に母親は大学にぶらさがっていればどうにかなると思ってたふしがある。

ただ私は親の家から、離れた所にいたかった!

2回目の卒業をしてもどうしていいかわからないので、大学院へ入った。
何となく先輩たちがそうしていたから・・

どの学科にしたらいいか迷ったあげく、一番行きたいところではなく無難に入れるところにした。

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10代の私は親から離れて暮らしたかった!
そのために大きなエネルギーが必要だったので、何をしたいかは後まわしとなった。

一応私は一人暮らしに成功!したけれど・・
それで目出度しとはいかなくて、迷いの人生だったね!

で、親がいなくなって自由になれたかというと親の「せりふ」が残っていて・・よく浮かび上がってくるのですよ!

だから、まだ当分ハコミとかその他のワークショップにお世話になる次第です。