Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

渡り鳥の旅 ポルトガルの昨今

2013-02-17 18:34:30 | キャンプ旅行ヨーロッパ各地 2012-2013

新年のポルトガル英字新聞に拠れば、今年はポルトガルの祭日を4日も減らすという。
それほどこの国の経済は悪化しているらしい。また国民の4分の1が海外に職を求めて移住したという。ポルトガル語が通じる国といえばブラジルが一番で其の他はヨーロッパの北部へ移住しているとのことだ。

英国からの定年退職者による海外移住の一番はマルタ島でここは英語が通じるから。第二がポルトガルで英字新聞に拠れば海外定住の決めては日光照射量、気温、降雨量、家屋の値段、車の燃料費、殺人などの犯罪率、医療設備とその費用、生活費などの総合で、住居の値段はフランスの3分の1だとのこと。
またポルトガルはヨーロッパ3番目に大きな英国コミュニティがあるそうで、だからこの一週間に一度の無料の英字新聞が発行されている。

そのほかに10位まで数え上げられるのが、スペイン、バーベドス、USA、オーストラリア、タイ、ジャマイカ、モロッコ、ギリシャが占める。


 


 


 


昨年1月に今まで無料だったIP1(ポルトガル西海岸からスペイン国境までの高速道路)が有料になったため、海岸と平行に走る県道125が一日3000台の車の量が増えているという。そして道路の保守工事に必要な予算も切り詰められているためか、道路の破損が大きく,昨年11月にポルトガル入国した際、あまりにひどい道路状態に驚いたものだ。

それでも電車やバスなどの公共料金は英国とは比べ物にならないくらい安い。電車のほうがずっと安くたとえばオルニャオからファーロ(Faro)までの片道料金は1.4ユーロ、ファーロ市内バスは一律1.9ユーロで電車と比べ物にならない。
先日のタヴィラ(Tavira)までの電車料金も片道2.3ユーロだったのにその3分の一にもならない距離のフゼタ(Fuzeta)までのバス料金が2.2ユーロだった。


 

食料特にこの地で取れる野菜と、豚肉、魚、そしてオレンジは感激するほど安く、毎週土曜日のマーケットの日が待ち遠しい。魚市場は新鮮な魚があふれていていつも買いすぎる。
先週土曜日の魚市場で大きな縞ダイ(パジャマ・フィシュ)が1kg1ユーロだった。もちろん刺身にして一人楽しんだ。
カレイが1kg4ユーロだったから1kg買って、生干しカレイにした。これが嬉しくてたまらない。

  

昨年2月はポルトガルでも深刻な水不足だったとのニュースだが確かに昨年2月から3月まで私たちが居る間雨が降らなかった。それと比べると今年は天気が悪く2週間晴天が続いたがこの二日間お湿り程度の雨が降って気温が下がる。
昨年今頃は満開だったミモザがやっと咲き始めた。3月に入るとあたり一面黄金色に染められるだろう。色とりどりの野の花が一面に咲き始めた。ポルトガルのルピナス(登り藤)は北欧のそれと比べると背も低く細い。まるで北欧人と南欧人の背丈の違いみたい。

毎夕5時過ぎから日暮れの7時頃まで、白鷺が列を作ってねぐらへ帰ってゆく。夕日の赤が反射して赤く染まって飛んでゆく。この写真を撮るのに2時間もプールサイドでカメラを構えて粘った。飛んでるものも明かりが乏しいと写真写りが難しいのがよく判った。




アイルランド人のピーターからのメールで彼らの友達ドイツ人夫妻が小型キャンパーでこのオルニャオのサイトへ来ているという。キャビンに住むドイツ人、ウオルフギャングとブリジッドの二人に確認して、皆お互いに知り合いだということが判った。
ドイツ人の旦那が 狭い世界だねぇ。といったのが妙に心に残っている。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする