イギリスの旅 （８） Fountains Abbey 最終回

ファウンテインズ・アビー（Fountains Abbey)はヨークシャーのナショナル・トラストの管理下にあり又世界遺産に登録されている廃墟の僧院です。
１１３２年、１３人の僧によって基礎が造られ８００年の歴史を持ちます。

１０年以上も前にこの地を訪れ、感銘を受けました。今回再訪してまたもやその偉大さに驚き，さすが世界遺産になるだけの価値ありと再確認した次第です。広大な庭は噴水の池や湖があり長い散歩道が続いています。
僧院の近くに水車小屋がありそこがインフォメーションになっています。水車で穀物を脱穀したようすや僧院内の生活などを漫画風のビデオにして見せていますが、此れがとっても面白く、大いに笑って又参考になりました。
僧院内ではお互いの会話が禁じられ手話がここから発達したものだと言うことです。おしゃべりな私なら一日も持たなかったと思います。男でなくて良かった。宗教という名で管理された世界に生きそして死んだ数多くの僧たちは本当に幸せだったかなーと思いました。
写真１０のファウンティン・ホールは以前には公開されていませんでしたが、今回行ってみて質素な大広間と図書室を見、一室で若い写真家の写真展をしていました。

この日は素晴らしい青空で、のんびりアビーを見て周り庭を散歩しましたが、残念なことにビデオカメラのバッテリーが切れて撮れず、明日もう一度ビデオで撮ろうと近くのキャンプサイトで泊ってバッテリーを充電しました。
翌朝は打って変わって土砂降り、門が開いた１０時にレインコートにビデオカメラだけで再訪し、２０分でビデオを写して、それからはまっしぐらにロンドン目差して帰ってきました。お昼の１時間休憩を入れて５時間半で帰宅、４週間のキャンプ旅行を無事に終えました。