朝、宿を出るときにはまだどんよりとした曇りでしたが、徐々に雲が切れて、時折、日もさすようになってきました。午前中に歩いた林道ではリュウキュウイナモリ(アカネ科)が多く見られたのですが、まだほとんど開花していない状態でした。花としては、昨日も見たノボタンやヤエヤマノボタンに加えて、マルヤマシュウカイドウ、コウトウシュウカイドウ(どちらもシュウカイドウ科)を見ることができました。道を歩いているだけで、アカショウビンやリュウキュウイノシシが普通に目の前を横切って行くのには驚かされます。さすがにイリオモテヤマネコには遭遇しませんでしたが・・・。蝶の類では、コウトウシロシタセセリ、アオタテハモドキ、オオゴマダラ、イシガケチョウ、リュウキュウウラボシシジミ、が見られました。それと、翅表面が薄青色で尾状突起が長めのシジミチョウを多く見かけました(後日、友人の蝶屋さんに問い合わせたところ、近年、ソテツの害虫として問題となっている発生迷蝶のクロマダラソテツシジミではないかとのことでした)。午後に入った渓流沿いでは、タイワンイワタバコの群生を見ることができました。
ノボタン
ヤエヤマノボタン
マルヤマシュウカイドウ
コウトウシロシタセセリ
クロマダラソテツシジミ
タイワンイワタバコ