表題に、この、野村正育(まさいく)の名前を挙げたが、あらかじめ断っておくが、彼個人の罪を厳しく問う記事ではない。
ただ、彼、エグゼグティブ ・アナウンサーであり、現役のアナウンサーとしては、最高に出世していると想われる、「局次長級」という上級職位にある人物。
記者ではなく、現場取材の経験、無いに等しいのかもしれない。
地方局に、新人の若い時、赴任すると、アナウンサーと言えども、現場取材と報告、やらされているはずなのだが・・・・
だが、そんな人物に象徴される、被災現場の実情をまったくと言って良いほど、知らないがゆえに、ラジオで、とんでもない、あり得ないウソ、デタラメな内容の原稿を、連日、読み続けている。
本日、それにストップをかけ、訂正、お詫び、修正を求めたく、記事化しとかねば、と強く想った次第。
以前、永井克典(かつのり)アナウンサーが、「安心ラジオ」という、わずか5分弱のラジオ番組のなかで、3・11の前後の時期感覚のおかしさについて、指摘したことがある。
実は、その記事について、予想外の検索数が寄せられた。
永井に、とりわけ、例えば、元アナの有働由美子や、現アナの、藤井彩子のように、良くも悪くも、注目される存在とは、失礼ながら想えなかった。
一般聴取者にとって、むしろ、「安心ラジオ」で話される、おかしい、現状を知らないままで書かれた原稿のデタラメさに気付いている読者が、多くなってきている・・・・からであろう。
昨日も、検索されていた。
とりわけ、震災にあうと、電源は消え、停電状態になり、頼みの外部情報は、ラジオだけになる。
本日も、TBSアナウンサーの、安住紳一郎が、今回の北海道の大地震に遭遇した被災者から、通電した後のメールを読み終え、「ホントにそうですよねえ」と、痛感の一言。
手回し充電ラジオが、注目を浴び始めている昨今、「日本震災列島」と言い切って良い、今と今後さらに、ラジオからのアナウンスは、予想以上の大きな影響や、波紋を呼んでいくことになるはずだ。
なのに・・・・
だのに・・・・・
先の「安心ラジオ」。
「らじるらじる」で検索しても、誰が5分間の原稿を読み通すかは、記載・公表はない。
このところ、野村正育の声と、名前を、しばしば耳にした。
今回の北海道の旧・胆振(いぶり)支庁管内の「中東部」を軸に起こり 今もって余震が続いている震災。
そう、「東部」では無く、正しくは「中東部」であり、気象庁も、当初そう言っていた。
ソレが、また、「西日本豪雨」のように、事実では無く、あいまい、デタラメになっている今、山崩れにより、家屋崩壊、居住者、圧死状態。
その結果の、停電と、断水。
そして、先の、「西日本豪雨」という、事実にそぐわないデタラメ名称が大手を振って、まかり通っている、
正しくは、「愛媛、岡山、そして広島、3県への、地域集中異常豪雨被災」。
その被災にあわれた方々のなかには、それぞれ、最寄りの「避難所」に身を寄せた住民は多い。
もう、着のみ着のままで、だ。
住んでいた家は、1階は、ほぼ床上浸水。
泥水が、急激な泥流となって、家屋内部・外部を襲い、電話、携帯電話、パソコン、及び端末器具、そしてスマホも、使用不能。
ちなみに、パソコンは水をかぶると、数秒で全面故障し、スマホ、端末、携帯電話は、例え、防水機能が付いていても、水をかぶり、水中に沈み、もぐり、流されると、わずか1分半で、機能すべて故障してしまう。
これ、メーカーの各社研究所に取材、問い合わせて、知った事実。
ましてや、食料は無く、冷蔵庫も1階台所にあるため、その多くは流され、もしくは倒れ、停電。
保冷剤、冷やす類いの物は、氷も含め、冷蔵庫のなかに、運よく残っていたとしても、冷えてないうえ、泥だらけで使用出来なくなっている。
家は、辛くも、残っていたとしても、傾き、停電、断水状態が続く。
ましてや、あの「2011・3・11 三陸沿岸超津波大地震」の被災者は・・・・・・。
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なのに、上記、野村正育。
震災の被害に遭われた方たちの、避難所での暮らしと、熱中症対策として、先の「安心ラジオ」で、平然と、且つ、堂々と、読んで、言ってのけている。
体育館などの施設のところでは、なるべく通風の良い、涼しいところに座り、寝るなどして、熱中症の予防を心がけてください。
体育館では、網などを、窓に貼り付け、立てかけたりして、熱風と害虫の予防対策に励んで下さい。
具合の悪くなりそうな方は、保冷剤などを、首のうしろに巻いたりして、予防してください。
こまめに、水分を補給するなどに、勤めて下さい。
今後の震災、豪雨、見通しなどをお知りになりたい方は、各機関の必要と想われるホームページなどを開いて、ご覧になり、情報を得てください。
また、お住いの地域の、ハザード・マップ、我が局のアプリ、などをご覧になって、今後の見通しなどを、お知りになってください。
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アナウンサー稼業一筋だったから、わたし野村、「正しく育」ってきたつもりだけど、な~んにも知らないんだもん。
としてもだ。
避難所に充てる、体育館には、新設でない限り、エアコンは無く、通風状態は良くない。すぐさま、汗をかくために使うのだから。
網戸も付いていても、2階のバルコニーが多く、誰が、震災の緊急時に、網を持参出来る、異常な余裕がある被災者が、居るであろうか?
保冷剤? 冷蔵庫に、例え、あって、避難所に持参したとしても、冷たさはすでに無い。
拳で割って、急速冷凍出来るモノを、誰が、事前に予防に持ち、さらに避難所に持って行ける被災者がいるであろうか?
水、充分に足りているわけも、無い。最寄りの店は、全壊状態が多い、
そもそも、・・・・・スマホを軸とする、外部情報を得られる、使える通信機器を持って避難所に来れる、着のみ着のままの被災者は、いるであろうか?
実は、野村正育だけではない。
この現実を知らない、同局のアナウンサーは、無数にいる。
「安心ラジオ」に、象徴されるのだが、日本の人口、産まれ立ての赤ん坊も入れて、約1億2000万人。
その日本人全員が、家の据え置き電話ではなく、携帯電話やスマホ、ないし端末機器や、パソコンを持ち自由自在に操り、操作出来る・・・・・はずと、勝手に、調べもせず、確認もすることなく、思い込んでいる。
震災で、被災にあう、80歳代の御老人たち。
豪雨、山崩れ、川の氾濫で床上浸水や、家が傾き、例え、持っていたとしても、外部通信機器を持ち出せないまま、避難所に、やっとの想いで来ることが出来た被災者。
体育館ではなくとも、村の畳敷きの部屋がある施設や、センターに避難してきた被災者。
避難所の多くは、自家発電機能も持つところがあるものの、通信機器は常備しておらず、わずかに、テレビ1台があれば良いほう。
これまで、さまざまな地方に、山間部にも、昭和の大合併で、社会から置き去りにされた、山あいの地区、地域も、震災ある無しに関わらず。観てきた。旅も兼ね、取材してきた。
村、地域、地区の、緊急無線が有れば良い方。
携帯、パソコンなど、無い。
都会の住人、老人は、器用に操作出来てるから、どんな被災地でも、ホームページが、いとも簡単に観られるはずだ!
アプリや、アリの金玉も
そう、想い込んでいる、信じられない、現実を知らない愚かアナ、解説委員、記者達。
ましてや、停電。ましてや、泥水かぶり、沈み、浸かりして・・・・・・・
これまで、被災地の「避難所」も、多く見てきた。
見てきたというのは、入り口から先には、踏み入ることは・・・・常識としても、出来ないからだ。
しかし、見渡し、見詰めていると、どんな状態で寝起きしているか?は、分かるし、なるべく、被災者、避難者の顔は映り込まないようにして、望遠で写真を数枚納める。
掲載は、まず、しないが・・・・。
そこで、分かる実態。
体育館などの、周囲を何度か巡れば、網戸、通風状態も、知ることが出来る。
暑さ、寒さは、もちろんこと。
実態を知らぬまま、読む原稿の恐怖、愚かさ、無知さ。
もう、即刻、止めて戴けないものであろうか・・・・・。
こんなウソを、こんなデタラメは!
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そんな野村正育が司会を務めて、本日、夕方まで、ラジオで被災特番を今、放送している。
もう・・・・・あきれ果てて、怒りが、湧いている。
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最期に、震災ではないが、同局の、非常識な実態を、一つだけ、書いておこう。
今から、33年前の、猛暑の、群馬県下。
日航機123便が、御巣鷹の峰に墜落。
520名もの、貴い人命が亡くなった。
その時、取材に行っていた。
結局、遺族や親族になられた、全国各地から約3000名の方たちが、いちるの希望を抱いて、6つもの、藤岡市の体育館に、何日も、じっと、耐えて、詰め込まれていた。
峰、山,には行かないでください。生存情報を、こちらで待ってお待ち下さいとの、アナウンスの繰り返し。
猛暑の中、下着や食事の配布、配給が、やっと行われていたものの、ただ、ひたすら、待たされるだけの3000人の怒りと不満と、いらだちは、日々、募っていた。
じっとりと汗をかいているため、見苦しいほどの、下着の奪い合いも行われていたが・・・・・
そんななか、ある体育館の入り口のド真ん前に、大型のマイクロバスが停車、駐車されたまま。
見ると、NHKの中継ロケ車。さすが、全国に支局が網羅されているからか。
そして、そのなかで、女性記者ら数人が、取材を交代して、山積みされた弁当を食べている光景が、窓から見えた。
食べるのは、いい。
ただ・・・・遺族や、その親族になる可能性の極めて高い、詰め込まれているだけでなく、満足に弁当も配給されていない人達が、わずか数メートル先から奥にいるのに、おいしそうに弁当をほおばっている。
体育館の中の暑さに、耐えかねて、外に出ていた遺族・親族予定者たちは、ロケバスの中の光景を見て、あきれていた。
私、手が窓に届かない女性記者の窓には向かわず、グルリと回って、運転手のいる窓を、叩いた。
ん?という表情を浮かべ、開けてくれた運転手に言った。
「あんたらさあ、どういう神経してんだよ」
「堂々と、それも、カーテンも閉めずに、クーラーの効いた冷房を浴びて、弁当を、目の前で喰ってるなんてさあ・・・・・・・」
「いくら、取材という名目があったにせよだよ、普通の神経を持った人間なら。カーテンを全部引いて、外から見えないようにして、さらに、体育館の外側の駐車場に停車させて、弁当配らないか? もう、神経、疑うけどさあ・・・」
運転手。バツの悪そうな顔をして、無言で、窓を閉めるや、あわてて、車を遠くに移動させていった。
古い記憶が、野村正育の声を聴きながら、あざやかに、まだ暑さの残るなか、クッキリと脳裏に、ふつふつと静かな怒りを伴って、よみがえってきた・・・・・・・・
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≪ 2021・11・26 追記 ≫
先程、野村正育の声で、ラジオの午後7時のニュースを聴いていた。
今春くらいから、言い間違い、読み間違いに加え、ニュース原稿が鉄板やアルミ板の上に記載されてはいないはずなのに、
ガサゴソ、ガタゴト、グシャグシャと、雑音響かせまくっている。
いわゆる、局の言う、「ペーパーノイズ」の頻発。
そして、息。
吸い込む息、吐く息、息継ぎ、リスナーに聴かせる。
肝心の、ニュースを聴かせずに
上記記事の3年前は、野村。
そんな愚かなことは、聴かせなかったのに・・・
老いか、気の緩みか、 来年の2月10日で、定年退職を迎える。
スッパリ、辞めて、局を潔く、去って戴きたい
老害披瀝、迷惑だ
なお、この3年間で、スマホ、携帯
津波や、水害で、埋もれ、落として、流され、水の中に沈んだら・・・
わずか、3分で、全電源も機能も、ダメになる
どこに、遺体が沈んでいるか
位置情報すら、分からないという
さらに、山岳地帯での、遭難
基地局のアンテナ、近くに有る無しと、その向きで、通信と位置情報が、キャッチ出来るか、出来ないまま、餓死するか、死を迎えるか
運に左右されるのが、いまだ、現状だという
冬山以上に、お寒い「厳状」
政府は、そこの研究に「投資」して欲しい
冬山で、「凍死」しないためにも・・・・
ソコ、野村、取材、しませんか?