『通常はブレンドに使われることの多いマルヴァジア ネーラを単一で仕込むのはとても珍しいことです。樹齢の古い素晴らしい畑を見つけたため、100%マルヴァジア ネーラで造ることにしたそうです。畑は、タラントとブリンディシの2か所に分かれています。葡萄の仕立ては伝統的なアルベレッロ(株仕立て)、平均樹齢40~50年。収穫は、9月の中旬に行います。収量は、1ha当たり6~7トン。除梗、破砕し、ステンレスタンクに入れます。発酵は、25~28℃に温度コントロールしながら8~10日間行います。その間、ポンピングオーバーを行います。マロラクティック発酵もステンレスタンクで行い、熟成は、フレンチオーク樽で約6~8か月行います(2012年は新樽を10%使用)。
マルヴァジア ネーラの畑を探している際、社長のヴァレンティーノが、この樹齢の高いマルヴァジア ネーラの畑を見るなり、誰よりも早く「この畑の農家と契約をするべきだ!」と主張したとのこと。この葡萄の持つ高いポテンシャルを見抜いていたからこそでしょう。そして、通常では行わないマルヴァジア ネーラ100%でワインを造り出しました。ヴィニエティ デル サレントのエノロゴ、テオ ダッポリート曰く、「樹齢の若い葡萄では、決してこのようなワインにはならない」。葡萄の栽培農家の人々も、このワインの出来を見て非常に驚き、喜んでいるそうです。』
http://www.inaba-wine.co.jp/wine/?id=1443664564-545043&sf=1
やや濃い紫色。
シコし酸味のあるグミのような、濃く甘みのあるしっかりとしたフレーヴァー。
飲んでみると、香りの通り酸味がありながらこなっぽく力強いタンニンが、
アルコールの中に広がる。
イメージは・・・
緑の木々の向こうにそびえたつ切り立った山。
2300円で80点。
落ち着いた緑を感じながらも鋭いワインが飲みたいときに。