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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

気が付けば

2018年09月21日 09時26分18秒 | 珈琲

昨日もしっかりと雨の中走り出し、通常だったら

ジムに行って目先を変えたいところでしたが、それを

させない事件として昨日タイツを履いたおじさんにキヤノンの前で

抜かれるという事件があった事と世の中の流れというのがなんとなく

不可解に思える空気について考えていたらいつも通り雨の中でも

走る以外にない時間になってしまいいつも通り走り出しました。

 

まず、世の中の空気という事ですが、ネットというのはリアルタイムで

世の中と同時進行で動いているものと感じていましたが、何か見えない

規制に縛られて自由に発声しているようでいて見えない空気に言いたいことも

いえない感じをみんな持っているんじゃないでしょうか。

 

そんな大衆の意志が画面からも見える大相撲では、唯一の日本人横綱稀勢の里が進退を

賭けて上がる土俵に日本中が注目し応援する様は何なんだろうこれと思わずにいられ

ない状況でした。そして意外にも連勝して横綱の表情にも自信のようなものも見えてきて

日本中が安心と喜びを持ってみるようになってきたとき逆に上り調子で大関どりを

期待された御嶽海も場所前に稽古総見でぼろ負けして注意まで受けていたのにマスコミ

などでは批判的な記事はなく、マイペースぶりが御嶽海流と好意的に流れてきたものの

負け続けると続いてしまうという以前の相撲が出て横関取も絶望となり迎えた昨日の結びでは

稀勢の里に9勝目を許す結果になりました。

 

進退が心配されもし負け越しても横綱陥落にならないように既に根回しが始まっているとか

もはや今の実力では勝ち越しも難しいと心配する声の方が強く、場所前の練習でもけいこ不足を

指摘する報道なども多かったのにかかわらず、場所での声援は一番強く、土俵に上がるだけで

その期待と背中を後押しする会場の力が見えるかのようでした。それはただ得意の左を差すという

行為にだけでも会場が安心して拍手と歓声が上がるというシーンにも表れていました。

 

そして昨日の横関候補を下しての9勝目と勝ち越しとは程遠いという予想を覆す成績です。

もはやこれは当たり前なのにかなり異常事態で今日は横綱になって初めての横綱戦という

白鵬との対戦です。

 

横綱として優勝したのにその印象もなく、ずっと休み続けて横綱に上がるのが早すぎたと

いわれたり、横綱に上げた人たちも早すぎたと批判されるのを恐れるかのような報道まで

あり、彼が果たしてきた横関から横綱の連続優勝とその22年ぶりの新横綱での優勝を果たした

逆転での感動的優勝決定戦などマスコミの報道では忘れ去られた事件のようですが、

やはり観客は忘れてなかったのです。

 

彼を応援する声は一番強く、それは唯一の日本人横綱という民族的なものだけではない

のです。そんな大衆の意識を感じつつ私もついツイッターで快勝を祝うと他には誰も

それを伝えていなかったのを見るとなんとなくぞっとするものを感じました。

 

その他走りと今現在体に起きている現状と意識とかこの雨の中で重要な変化を

見せるのですが、それは長くなるのでまたジョギングネタの時に書くとして

今は、この暑さから涼しくなった雨の中皆さんが思う涼しくなったから珈琲でも

飲もうという感覚について触れてみます。

 

皆さんは多くの方がブレンドを注文されていかれますが、先日ブレンドが

季節のブレンドというのは味が変わるんだと気が付かれたという人までいて

季節により味を変えることについて今更に気が付く人とその必要性に気が付く

人と人さまざまであり、それだけ世がブレンドに与えたイメージの功罪を

思わなければならないのでした。

 

前にも書きましたが、喫茶店という文化が日本独自のストレートで各国別の

味を楽しむという一人分をその注文を受けてハンドドリップするという今では

当たり前の方式も実は個人の喫茶店とチェーン店の量販店の役割の違いとか

豆の違いとかあまり感じられていない味という観点からみるとそれをとらえた店も

あり、それが評価された店もあるという事実も最近つたえられるようになったばかり

です。

 

豆屋の場合、新鮮な豆さえ焼いていればそれだけでそこらの喫茶店で飲むより

うまいということでは許されないさらに伝えなければならないものを持つと

いう事を知る現在です。

 

高い豆だけを売るというのも一つの手法であるのは認めますが、手編み焙煎とか

ジェネカフェでさえ焙煎店を出す店が増えてきて焙煎についてこれだけは知らなくては

ならないだろうというものがないことに驚き、消費者に味で差別という事を訴えても

効果はないのかという落胆もあるのですが、気が付く人は気が付いているという季節のブレンドの

味の変化をやはり飲めば解るというのも実感され、さらにスベシャルティとまたより珈琲らしい

豆の発見と知らしめて行くことが多いことに気が付きます。

 

お客様のそんな当店の豆を知り、気が付いて喜んでいただけるという実感が

細々とながら毎日豆を焼くという事につながっていきます。