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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』見てきた

2018年08月05日 23時56分57秒 | 映画

日曜日の試合が終わり夕方いつものシネコンに見に行きました。

このシリーズというのは最初の頃のしょぼいネタから段々痛快アクションと

世界を感じさせるロケ映像など他にない要素も加わり人気の映画であり、

トムクルーズを現役アクション俳優の地位に押しとどめています。

有名なワイヤーアクションのシーンは時代を象徴するシーンとして人々の

記憶に残り、ただの焼き直しから痛快シリーズとして不動の地位を築いたのも

良いものを選択して製作陣、脚本家など超一流の人々を結集してきた結果なのだと

思います。

 

ですから最初の頃から肝心のIMFはいつもつぶれたり、ボスが一番の悪人だったリ

裏切りと敵と味方が入れ替わり実際に出ている人たちの相関関係とか既存のストーリーとの

整合性などつい振り返ってどうなってんだろうと考えさせられるのです。

 

今回のストーリーも前回の女性スパイの存在も一回限りの女性枠として出てきたものと

思っていたら今回前回は全く出てこなかった妻も出てきて守らなくてはならないものが

どんどん増えて追うものも謎の組織だったり、謎の組織のトップを追っていたら、それは

自分を追っていたというような複雑な入子構造のような話で、それなら最初から邪魔だから

パリに降下した時に殺してしまえばいい話だったんじゃないんだろうかとずっと帰りの道

の中、このストーリーを辿り考えていました。なぜ成りすまし、もともとエリート諜報員を都合よく使い

簡単に見捨てたり使い捨てにした結果、そのスパイたちが寄り集まって復讐して来たというのが

前作のローグネーションで前回苦労の末そのボスは捕らえたのです。

 

しかも今回、自らの手で今度は奪還作戦をイーサンハントがしなくてはならないということと

そもそも自らロシアのマフィアから核のコアを買うのはイーサンたちで前作の悪役シンジケートの

生き残りがアポストルという組織で、そのトップがジョン・ラークという顔も素性も解らない人物です。

その人物にすれ違いざま薬で眠らせ顔をスキャンして成りすますという計画ですが、そもそもその顔も素性も

解らない人物になりすませるのか。という単純な疑問を持っていると相手に気づかれ格闘になり、

マスクを作るパソコンで殴って気絶させ、機械が殴った結果すんなり動かない中またまた危機が

襲い益々なりすましが不可能に近くなりますが、なんとマスクなしで会うという行為に出るのですが、

その原因を作った前作登場のMI6のイルサに助けられるのですが、前回の人だと解らないほどちょっと印象

が違うのです。前作ではもっとぽっちゃりした感じでしたが、本当におんなじ人と私は思いましたが、

この人誰と思った人も多いのでは。このように、

前作の知識を要求し、前作出てなかった妻を今回アポストルが人質的に利用するなどイーサンの

弱点を突いてきて、そもそも世界を救うより愛する人や仲間を守ることを優先してしまうという設定に

本当の手段とは何憶何千万の人類を救うために自分は犠牲になるという精神から不可能なミッション

となっていくわけです。

 

つまり、イーサンは愛する人や仲間を大事にするというのを弱点としそれが魅力となりにIMFの存在

意義となっていると主張する展開なのです。既存のCIAが自らの存在から世界の緊張と危機を生み出して

いて、危機を救っていると主張しても関係者を全員抹殺するなどその正当性が問われる安易に想像

されてしまう描き方は実際イーサンの様なスーパーエージェントが世界を守とってるという設定をどこまで

信じて物語に入っていけるかにかかっているのです。

 

それが前回もよく見ていないか見ても結局どうなっていたんだっけという向きの人も一遍で物語に

引き込み最後まで見せるには絶え間ないアクションと展開の速い誰が敵で誰が味方か見ている今はっきりと

解らせる必要があり、とにかくイーサンを信じてついて行けば大丈夫という全体の雰囲気を覆えば

良いという手法により、この複雑な相関関係を構成して人によってはよーく検証してみようと何度も

映画館に足を運ぶかもしれません。

 

シリーズの基本としては新兵器の登場とそれが不具合をおこしたり、敵にハッキングされたりと

見せるものが結局は追いかけっこという映画の基本であり、新兵器ネタより主人公の個性にスポット

が当たることにより危機回復に信憑性が出てきた感じになっています。それは巧妙に取り込まれた

罠であり、そもそも核のコアがロシアのマフィアが手に入れている可能性とかそれが成りすました

イーサンが金で買うという行動を最初からとらなかったらと考えたらなんだか急に現実味がなくなり

変なのとなってくるのです。

 

ですが現実の世界でエージェントと思われるロシア人が核物質に触れ入院して、それがスパイで

処刑されたのだというような報道が何年か前にあり、最近それが実は生きていたという報道が

ありました。さらについ最近マレーシアで北朝鮮の金正男の暗殺などスパイの暗躍する世界を目の当たり

にしています。

 

ただ映画の様なカ―アクションが起きたり元エージェントとテロ組織の話題もニュースに報道されたことはなく、

現実に銃乱射事件とか度々起きていますが、それより最近はただ雨が降るだけで300人も死んだり、地震や

火山の噴火などの自然災害や高温といった環境変化で亡くなる人の方が多いわけです。

 

さらに兵器転換可能のプルトニウムは日本に多く保管されており、それらは武器を持った兵士に

守られてるわけでもなく、もし映画の様なテロリスト集団がいれば日本など一番活躍しやすい国かも

しれません。