さて眠れぬ夜を過ごした次の朝は、宿の食事が
8時半ということでゆっくりと起きました。
どこの宿でも朝はビュッフェスタイルのところが多い
のですが、ここは違います。食事処で一部屋を使って
給仕もしてくれます。
天気は不安定ながらまずまずの明るさを保ち、傘も
必要のない様子でした。先ずは、金燐湖へ向かいます。
駅から金燐湖までが、観光客が絶えない温泉とお土産
屋さんが並ぶにぎやかな通りです。
金燐湖は、特別風光明媚ということもない池のような
ところですが、周りには旅館やレストランとか美術館
が並ぶ別荘地のようなところです。この湖にいる魚が
日本の淡水魚より、見るからに外国産の魚が泳いで
います。テラピアとかグッピーとか温泉が流入して
いるというので熱帯魚にも住みやすいところのよう
ですが、どうもその泳ぐ様には違和感が募ります。
そして、押し寄せる観光客もほとんど韓国からの団体
客で、日本人の方は一割もいないという感じです。
団体の人は、湯布院は通過するだけのようで、湯布院
に泊まるツアーは少ないようです。気がつくと湯布院は
秩父と同様の盆地で周りには山がぐるりと取り囲み、
田園地帯に川が何本も走り、山の山腹から湯の町らしい
水蒸気の噴煙が見えるというのどかで懐かしい風景
です。
観光客の人ごみから山の水蒸気の噴出す温泉地へ向かいます。
人の流れはまったく無くなり、別荘や旅館がある静かな
通りを登っていくとなかなか目的地の旅館が見つかりません。
どうやら通りを一本間違えたようで、山道をあるって迂回して
やっとたどり着きました。
うわさのコバルトブルーの湯は、大きな露天風呂で平日という
こともあり、2人ぐらいしか他にお客は居らず、ゆったりと
開放感のなかコバルトブルーの湯を楽しめました。
温泉に入って次はお昼ですが、昨日見かけた湯布院バーガーと
いう大きなハンバーガーが気になり、それを食べに行きます。
中の肉は、豊後牛だということでワッパーを思い出させる
大きなバーガーでした。
午後は、今までのにぎやかな通りから一本裏道のような所を
歩いて見ます。目的地は、湯布院で御三家といわれる旅館の
カフェです。丸でそのまま映画に出てくるようなきれいな
純和風の旅館で、カフェは丸で森の中の喫茶店のような
コーヒーは500円とバカ高でしたが、流れる空気は他では
味わえない空間でした。やはり湯布院ではこの御三家の
空気を味合わなければ、わざわざ来た価値がありません。
何も無い処で、目立った観光目的の施設もありませんが、
その何も無いところと細い曲がりくねった細道と田園と
小川と見上げる由布岳が日本の童謡の中の風景そのまま
のようで、それがいつまでもそのままいてくれるそんな
期待と日本のありようのようなものを考えさせる心の
ふるさとのような町なんだと思いました。
町はさりげないのだけときになるというものにあふれていて、
プチ公園の名も無い彫刻にも、流政之の彫刻のような
魅力的なものが置かれていたりします。
そんなものを眺めていたりして時間は過ぎてしまいます。
何をしたとか何を見てきたということもないのに、
気持ちはゆったりと満ち足りています。
夕食の後、また蛍見物に出ます。今日は蛍が飛んでおり
昨日よりたくさんの蛍を見ました。既に秩父でもなくなって
いるものが、ここにはあると実感した夜でした。
8時半ということでゆっくりと起きました。
どこの宿でも朝はビュッフェスタイルのところが多い
のですが、ここは違います。食事処で一部屋を使って
給仕もしてくれます。
天気は不安定ながらまずまずの明るさを保ち、傘も
必要のない様子でした。先ずは、金燐湖へ向かいます。
駅から金燐湖までが、観光客が絶えない温泉とお土産
屋さんが並ぶにぎやかな通りです。
金燐湖は、特別風光明媚ということもない池のような
ところですが、周りには旅館やレストランとか美術館
が並ぶ別荘地のようなところです。この湖にいる魚が
日本の淡水魚より、見るからに外国産の魚が泳いで
います。テラピアとかグッピーとか温泉が流入して
いるというので熱帯魚にも住みやすいところのよう
ですが、どうもその泳ぐ様には違和感が募ります。
そして、押し寄せる観光客もほとんど韓国からの団体
客で、日本人の方は一割もいないという感じです。
団体の人は、湯布院は通過するだけのようで、湯布院
に泊まるツアーは少ないようです。気がつくと湯布院は
秩父と同様の盆地で周りには山がぐるりと取り囲み、
田園地帯に川が何本も走り、山の山腹から湯の町らしい
水蒸気の噴煙が見えるというのどかで懐かしい風景
です。
観光客の人ごみから山の水蒸気の噴出す温泉地へ向かいます。
人の流れはまったく無くなり、別荘や旅館がある静かな
通りを登っていくとなかなか目的地の旅館が見つかりません。
どうやら通りを一本間違えたようで、山道をあるって迂回して
やっとたどり着きました。
うわさのコバルトブルーの湯は、大きな露天風呂で平日という
こともあり、2人ぐらいしか他にお客は居らず、ゆったりと
開放感のなかコバルトブルーの湯を楽しめました。
温泉に入って次はお昼ですが、昨日見かけた湯布院バーガーと
いう大きなハンバーガーが気になり、それを食べに行きます。
中の肉は、豊後牛だということでワッパーを思い出させる
大きなバーガーでした。
午後は、今までのにぎやかな通りから一本裏道のような所を
歩いて見ます。目的地は、湯布院で御三家といわれる旅館の
カフェです。丸でそのまま映画に出てくるようなきれいな
純和風の旅館で、カフェは丸で森の中の喫茶店のような
コーヒーは500円とバカ高でしたが、流れる空気は他では
味わえない空間でした。やはり湯布院ではこの御三家の
空気を味合わなければ、わざわざ来た価値がありません。
何も無い処で、目立った観光目的の施設もありませんが、
その何も無いところと細い曲がりくねった細道と田園と
小川と見上げる由布岳が日本の童謡の中の風景そのまま
のようで、それがいつまでもそのままいてくれるそんな
期待と日本のありようのようなものを考えさせる心の
ふるさとのような町なんだと思いました。
町はさりげないのだけときになるというものにあふれていて、
プチ公園の名も無い彫刻にも、流政之の彫刻のような
魅力的なものが置かれていたりします。
そんなものを眺めていたりして時間は過ぎてしまいます。
何をしたとか何を見てきたということもないのに、
気持ちはゆったりと満ち足りています。
夕食の後、また蛍見物に出ます。今日は蛍が飛んでおり
昨日よりたくさんの蛍を見ました。既に秩父でもなくなって
いるものが、ここにはあると実感した夜でした。