日本人というのは変な人種です。
アメリカチームの試合のある今日。会場前の広場には
NBAのジャージのレプリカを来た人が何人もいます。
レブロンジェームスのジャージが目立ちます。なかには
正当にUSAのジャージを着ている人もいます。何で人の
国のチームをそこまで応援するのという感じです。
NBAのジャージで応援するのはわかりますね。NBAの
ファンだから今日はわざわざ来たんだよという感じに
見えます。でも年配の人がひとりでレイカーズのジャージ
を着て応援に来ているのを見たらちょっと悲しい感じでした。
実は私もフィラデルフィアが2001年にファイナルに出た
レプリカを持参していました。着ようかどうしようかと
いうところですが、会場の感じとか設備とかちょっと
そこまで乗れない感じにさせました。それはまた後で
書くとして、会場はギリシャの国旗をマントにした人とか
外国人団体とかがあふれてにわかに国際試合といった雰囲気
がいや増します。私もロサンゼルスのステープルセンター
へ見に行ったときを思い出しました。にわかにまた海外に
いる雰囲気です。
残念なことに、席はそのときの位置より二倍くらい後ろで
選手の顔もよく判別できません。NBAで見ている選手は
解りますが、他の選手はほとんど解りません。最初の
ギリシャとフランスはまず最初に思ったことは、フランス
という国についてです。自由主義が行くつくとこういう
ことになるのかということです。この前のアテネオリンピック
では、大型の白人選手ばかりでしたがこの日に見たものは
細いアメリカ移民系の選手がコートを占めていて、どこと
どこの試合かちょっとみでは判断できないのです。ジャージ
の文字が読めるほど近ければ一発ですが、あまりなじみの
ない人が見ればびっくりするのではないでしょうか。
まあこんな国際試合でも国の状況というかその国が抱えている
ものを感じることができるのもひとつの国際交流です。
日本のサッカーやバレーでも帰化した人が何人もいますから
これを見て何をどう判断するかは人それぞれですね。私は
昨年の暮れに起きたフランスの暴動とジダンのヘッドパッド
とか色々なものを思い出しました。6年前のシドニーの時には
白人のヨーロッパバスケでしたが、今ではフランスはそれに
身体能力とアメリカ型のバスケを入れた物に変わっていました。
そして、その前の試合を見ていなかったので簡単にフランス
が勝つのだろうくらいに見ていましたが、ギリシャはとても
良い動きでフランスを下しました。
アテネ五輪でもギリシャは強かったですね。それは自国開催で
強いくらいにしか思っていませんでしたが、彼らが持つ戦略が
独自のもので、シドニーのときに見たリトアニアのような組織
力とも違い面白く感じました。ただし、NBAを見慣れた身には
ねっちりとした守りとペースの試合はあまり好きになれない
物かもしれません。中国をフルコートプレスで粉砕したと聞いて
守りのチームなんだなとは思いましたが、バスケ選手とは思えない
でっぷりした選手が何人かいてこれでフルコートプレスなんか
できるのかという感じです。
中でも大柄の選手がソフォクリース・スコーツァニーティス選手
で、彼が出てきて中でシュートを打つだけで会場が沸いていました。
チームで210㎝を超える選手がいないのにやけに大きく見えます。
試合もゆったりしたペースで最初の点が入ったのは、3分を超えて
からです。ゆっくりと時間と相手の集中をも奪うディフェンスで
線の細いフランスの選手は満足にプレーさせてもらえません。
こういうチームには、同じように体でスペースをとる選手で対抗
するか、スピードで圧倒して相手に体格勝負をさせないかです。
それともうひとつは、全員が同じ体格をしているわけではないので
ひとつの壁を突くことです。そこをファウルトラブルにしてミス
マッチのところを作るのです。フランスは逆にまんまと相手の戦法
にはまったように見えました。オフェスにも波を付けて速い選手と
中で一対一の選手といるわけですから、常に同じものを出していて
は相手に対処されてしまいます。このようにゆっくりとねっちり
やられるとあまり点差が開いてないんだけど、知らぬ間にそれが
ひっくり返せない壁のように感じる物になっているという感じ
だったと思います。あまりやられた感じがしないのに終わったら
負けていたような試合でしょう。
次のアメリカはイタリアの時とまるで同じで、これがひとつの
形なのでしょう。前半までは普通についていくだけで相手の
出方を知り、後半に仕掛けて突き放すという感じです。ノビツキー
がまったくシュートが入らず、そんなに抑えられていないのに、
前もあったように簡単なパスミスを犯したり、ハンブルしたり
あまり集中してないような感じです。特に彼にボールを集める
こともなく、逆にアメリカはカーメロとレブロンにボールを
集めると約束ができているようで、時間帯により打つ人を決めて
ボールを回しています。試合の始まる前に、両チームの練習の
様子を見た時に子供と大人がやるようなそれだけ体格差を感じ
ました。ドイツの選手がかわいい感じに見えるほどアメリカは
大きく簡単にダンクを決めてそれを見るだけで日本人の観客
からオーというどよめきが上がります。
その練習の時から、ウェイドはあまりシュートを打たず目立ち
ません。控えの選手がストレッチぐらいしかやらない中、レブロン
とカーメロがかなり長くシュート練習をしていました。試合は
アメリカも守備を意識して、Bチームのハインリックが出ると
オールコートでしつこくディフェンスします。ノビツキーには
バティェが張り付きます。この時点でミスマッチですが、NBA
でもボーエンなどにしつこくつかれたノビツキーが何もできず
に負けるシーンがあったように完全なエースつぶしのつき方です。
ノビツキーが只者でないのは、後半中に攻めに行き立て続けに
フリースローを三回得て一桁台にまで追いついたときです。ただ
その追いつきだしたときにさらに彼にボールを集めて守備を
がんばればもっと面白くなったのに、彼が中でポジションを
とってもらいたがっているのに入れるタイミングが遅くて
チャンスをつぶしているケースをかなり見ました。それも前半
のノビツキーへの守備が効いていると見ました。ノビツキーが
前半早々にファウルを三回したのもブレーキになっていました。
アメリカチームの試合のある今日。会場前の広場には
NBAのジャージのレプリカを来た人が何人もいます。
レブロンジェームスのジャージが目立ちます。なかには
正当にUSAのジャージを着ている人もいます。何で人の
国のチームをそこまで応援するのという感じです。
NBAのジャージで応援するのはわかりますね。NBAの
ファンだから今日はわざわざ来たんだよという感じに
見えます。でも年配の人がひとりでレイカーズのジャージ
を着て応援に来ているのを見たらちょっと悲しい感じでした。
実は私もフィラデルフィアが2001年にファイナルに出た
レプリカを持参していました。着ようかどうしようかと
いうところですが、会場の感じとか設備とかちょっと
そこまで乗れない感じにさせました。それはまた後で
書くとして、会場はギリシャの国旗をマントにした人とか
外国人団体とかがあふれてにわかに国際試合といった雰囲気
がいや増します。私もロサンゼルスのステープルセンター
へ見に行ったときを思い出しました。にわかにまた海外に
いる雰囲気です。
残念なことに、席はそのときの位置より二倍くらい後ろで
選手の顔もよく判別できません。NBAで見ている選手は
解りますが、他の選手はほとんど解りません。最初の
ギリシャとフランスはまず最初に思ったことは、フランス
という国についてです。自由主義が行くつくとこういう
ことになるのかということです。この前のアテネオリンピック
では、大型の白人選手ばかりでしたがこの日に見たものは
細いアメリカ移民系の選手がコートを占めていて、どこと
どこの試合かちょっとみでは判断できないのです。ジャージ
の文字が読めるほど近ければ一発ですが、あまりなじみの
ない人が見ればびっくりするのではないでしょうか。
まあこんな国際試合でも国の状況というかその国が抱えている
ものを感じることができるのもひとつの国際交流です。
日本のサッカーやバレーでも帰化した人が何人もいますから
これを見て何をどう判断するかは人それぞれですね。私は
昨年の暮れに起きたフランスの暴動とジダンのヘッドパッド
とか色々なものを思い出しました。6年前のシドニーの時には
白人のヨーロッパバスケでしたが、今ではフランスはそれに
身体能力とアメリカ型のバスケを入れた物に変わっていました。
そして、その前の試合を見ていなかったので簡単にフランス
が勝つのだろうくらいに見ていましたが、ギリシャはとても
良い動きでフランスを下しました。
アテネ五輪でもギリシャは強かったですね。それは自国開催で
強いくらいにしか思っていませんでしたが、彼らが持つ戦略が
独自のもので、シドニーのときに見たリトアニアのような組織
力とも違い面白く感じました。ただし、NBAを見慣れた身には
ねっちりとした守りとペースの試合はあまり好きになれない
物かもしれません。中国をフルコートプレスで粉砕したと聞いて
守りのチームなんだなとは思いましたが、バスケ選手とは思えない
でっぷりした選手が何人かいてこれでフルコートプレスなんか
できるのかという感じです。
中でも大柄の選手がソフォクリース・スコーツァニーティス選手
で、彼が出てきて中でシュートを打つだけで会場が沸いていました。
チームで210㎝を超える選手がいないのにやけに大きく見えます。
試合もゆったりしたペースで最初の点が入ったのは、3分を超えて
からです。ゆっくりと時間と相手の集中をも奪うディフェンスで
線の細いフランスの選手は満足にプレーさせてもらえません。
こういうチームには、同じように体でスペースをとる選手で対抗
するか、スピードで圧倒して相手に体格勝負をさせないかです。
それともうひとつは、全員が同じ体格をしているわけではないので
ひとつの壁を突くことです。そこをファウルトラブルにしてミス
マッチのところを作るのです。フランスは逆にまんまと相手の戦法
にはまったように見えました。オフェスにも波を付けて速い選手と
中で一対一の選手といるわけですから、常に同じものを出していて
は相手に対処されてしまいます。このようにゆっくりとねっちり
やられるとあまり点差が開いてないんだけど、知らぬ間にそれが
ひっくり返せない壁のように感じる物になっているという感じ
だったと思います。あまりやられた感じがしないのに終わったら
負けていたような試合でしょう。
次のアメリカはイタリアの時とまるで同じで、これがひとつの
形なのでしょう。前半までは普通についていくだけで相手の
出方を知り、後半に仕掛けて突き放すという感じです。ノビツキー
がまったくシュートが入らず、そんなに抑えられていないのに、
前もあったように簡単なパスミスを犯したり、ハンブルしたり
あまり集中してないような感じです。特に彼にボールを集める
こともなく、逆にアメリカはカーメロとレブロンにボールを
集めると約束ができているようで、時間帯により打つ人を決めて
ボールを回しています。試合の始まる前に、両チームの練習の
様子を見た時に子供と大人がやるようなそれだけ体格差を感じ
ました。ドイツの選手がかわいい感じに見えるほどアメリカは
大きく簡単にダンクを決めてそれを見るだけで日本人の観客
からオーというどよめきが上がります。
その練習の時から、ウェイドはあまりシュートを打たず目立ち
ません。控えの選手がストレッチぐらいしかやらない中、レブロン
とカーメロがかなり長くシュート練習をしていました。試合は
アメリカも守備を意識して、Bチームのハインリックが出ると
オールコートでしつこくディフェンスします。ノビツキーには
バティェが張り付きます。この時点でミスマッチですが、NBA
でもボーエンなどにしつこくつかれたノビツキーが何もできず
に負けるシーンがあったように完全なエースつぶしのつき方です。
ノビツキーが只者でないのは、後半中に攻めに行き立て続けに
フリースローを三回得て一桁台にまで追いついたときです。ただ
その追いつきだしたときにさらに彼にボールを集めて守備を
がんばればもっと面白くなったのに、彼が中でポジションを
とってもらいたがっているのに入れるタイミングが遅くて
チャンスをつぶしているケースをかなり見ました。それも前半
のノビツキーへの守備が効いていると見ました。ノビツキーが
前半早々にファウルを三回したのもブレーキになっていました。