懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

塩谷瞬と、映画『パッチギ!』

2012-05-04 15:28:57 | Weblog
休日にTVつけてたら、塩谷瞬がらみで、大友康平氏がTVに出て、『パッチギ!』の話をちょこっとしてた。(ワイドショーの内容はないようなものだから。(笑)大友氏氏以外は、ずるそうな目をしてたので、TV消した。)

あの映画のことを、すっかり私も忘れてた。不本意ながら、今回シオシュンがワイドショーに出てて、思い出した。

大友氏の短いインタビュー
「井筒監督が、本当に怖かったですよ~。俺も、よく怒られた。」
へ~、そ~なのか~。他の俳優さんの話は前に読んだけど、大友氏も演技指導で怒られてたのは知らなかった。それで、あの好演に繋がったのね~。
すっごい素敵だったんですのよ~、『パッチギ!』での、大友氏。今にして思えば、超かっこいい大人の男だった。

”良い監督は怖い”説があるけど。
当時私が見てた日本映画では、「ワンテイクで撮る」と言ってた監督もいて、パッチギでの井筒氏は、そういうんじゃなくって、正統派の演技指導をする、できる監督さん、ということか、と。

でも、ほんとに私なんて全部だまされて。見る目が無い素人で、塩谷氏も、大友氏も、あの凄くいい演技、「演技じゃないみたい」と思ってて、あんなにいい演技なのに、舞台裏では、俳優が監督に怒られて怒られて、何度も取り直して、それであんなフレッシュな演技が出来てたなんて、想像付かなかった。

大友氏は、よく存じ上げないけど本業は歌手の人かと思ってたし、もう、演技が演技に見えなくて、全部ほんとにその場でやってることに見える。
塩谷瞬もそう。

この二人も良かったけど、あの映画での井筒監督に感心するのは、出演者が皆、生き生きと躍動して、思い出すと、一人ひとりがそれぞれ、いいのよね。
だれもそうだけど。たとえば、あの映画のケンコバなんて、面白くてしっかり記憶に残ってるし。
(そういうの、あの時の井筒監督の、大きな愛と言うか、人間愛的なものを、映画の中に感じてしまうのが観客なのだけど。でも、そういうきれいごとしか見れない私らの裏に、名監督に怒られるまくる役者たちのスパイシー・ワールドがあるのね~、きっと。)

だから、主役の塩谷はともかく、大友氏の話になると偏っちゃうけど。とりあえずTVに出てたから、彼の話で。

【プレイバック「パッチギ!」大友編】
大友氏の役は、主人公の少年を助けるラジオ局の人で、放送していいか分からない「イムジン河」を、会社の上の人とケンカしながら、主人公が歌うことを強行する、というもの。自分の首をかけて。

この、ラジオ放送しようとしてたら、会社の上役がやってきて、大友扮するナイスガイと口論するシーン。台本のせりふ自体が笑えて面白いのだけど、大友氏は本業が役者でないせいか、妙なフレッシュさがあって。
たたみかけるように台詞を言い、何か言われるとマシンガンのように言い返し。
その、テンポが最高なの。
な~んでこんなに上手く台詞をしゃべれるのかしら?と思ったくらい。本業役者の人には、できない良さが出せてたと思う。役の台詞じゃなくて、大友氏が本気で思ったことをいいたい放題いってるか、アドリブかと勘違いしそうなくらい。

大友と悪役の呼吸も絶妙、そして大友&塩谷の、演技のからみも、・・意志ある青年と、闘うオトナの、気持ちの通い合いが、感動するなと言う方が無理なくらい。
あの二人、あの映画の中でも、とくに演技じゃないっぽい、本気っぽくみえる演技だったな。塩谷の表情なんて、一瞬本気だったとしか思えないような表情してたもん。

かっこいい大人の男の見本のような役を演じた大友氏。年月を経ても、あまり見かけも変わらず、TVでかっこよかったです。(よく知らない人だし、ファンじゃないけど。)
誰かと違って、下らない事、一切言わないし。大人の男って、そういうもんよね。

【井筒監督】参ったな~と思うのは、あの大友氏の演技、あれって、演技指導でああなったのか~と思うと、事実を知っても、あんな演技、どうやったらさせられるのか?
不思議です。現場の雰囲気の作り方とか、もって行き方とか、ノウハウがあるのでしょうね。(私、井筒氏もこの映画と虎ノ門しか知らんし、ファンじゃないですが。)

【プレイバック『パッチギ!』塩谷編】
この作品のこの人のことは、語ると終わらなくなるので、自重、短めに。
今回、マスゴミで売名したい人や、視聴率上げたい人に取り上げられてますが、それは半分どうでもいいけど、今回、変な騒ぎがきっかけで、映画を思い出し、一番最初に浮かんだのは、やはりこの人の演技シーン。(井筒監督の力もあるのかもだけど)

自分的に、映画の中で一番何度も見たシーンは、最後の「イムジン河」絶唱シーン。
2番目が、途中の、塩谷扮する主人公が、失意の中、橋の上で、咆哮しながら、大切なはずのギターを叩き壊すシーン。

塩谷については、他作品でも、印象に残る演技はあったので、そっちの話もすると、ややこしくなるので割愛。

美男子に生まれて、人生なまなかでは、なさげだけど・・、
本人も言ってたけど、
”芝居で結果出しなよ!”って、結論的にはそう思う。

最近、どんな役者になったか知らないし、若いときは良い役者でも、変わることもあるけど、ここまで色々言われたら、芝居で結果出すしか、ないんじゃない?

TVの報道は、じつのところ、彼の美貌を楽しんでみてるけど、外野コメントは興味ない。
すねに傷持つはずのスキャンダル中年たちが、この機に乗じて評論家気取りとか。ぶ男が美男をけなして見苦しいとか。視聴率のために、ビジュアルがいいので映像使われてるだけじゃないかと思うけど。それなりの恋愛経験のある人でないと、恋愛の話はするだけ時間の無駄。当事者間の問題は、大衆共有することではないのにね。


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オルフェ余談とか・・

2012-05-04 15:01:26 | Weblog
ブログの訪問者数が日曜日、月曜日に上がったのは、オルフェ話題のせい?と思い込んで傍観してたのですが、その後も多いので・・。
訪問者がお商売関係なら、気にすることもないけど。

【フィギュアスケート】
この関連のコンテンツ期待の訪問者がいたら、ちょっと恐縮です。
羽生選手の試合に感動した話は、書きたかったけど、この頃そういって書いてないのが多い自分。また次の試合も楽しみにしてるっちゃ。本が売れたら嬉しいっす。

ちょっと直近で、そっち系のユーザーには向かない俗っぽい話題も、ブログで入るかもしれんので。そういうのはスルーしてくだされ。忘れた頃にまた書いてたりして。

友人のフィギュア好きに、世界選手権の感想を求めたけど、ノーコメントだった。(色々好みがうるさいらしい。)マニアは理想が高いからなあ。私はただの芸術好きで、彼女の方が専門的な技術のことは分かるのだけど。

【競馬G1】
日曜の春天、馬場が固く、オルフェが下を気にしてたっていうから・・。
「オルフェは、一完歩が大きく、かつ、ピッチが他の馬より速い。心肺機能は高いけど、」っていう話。
他馬より多少丈夫としても、他馬より一完歩が大きく、ピッチ最速、ってことは、馬場が固く芝もいつもより短いなら、その負担は、他馬よりオルフェの方が大きいってことよね、と思って。馬が利口で、「これは~???」と思って下を気にしてたなら、レース爆走しなくて、もしかして正解だったりして?

な~んて考えてしまいました。かばい目線。

今日は花を愛でる祝日。

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