懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

フィギュアスケート世界選手権

2009-03-29 23:23:14 | Weblog
気のせいかと思ったけど、VTRを見て、やっぱり自分は今回のは優勝したキム・ヨナ選手より、4位の浅田選手の演技の方が、感動したことは変わらなかった。

浅田選手は、衣装も良かった。前見た「仮面舞踏会」とは違って見えた。
2度目のジャンプの転倒さえも、曲想とあいまって、どこかにどんでん返しが待っている現実を思わせた。

生の不安を掻き立てる曲想。
プロコフィエフの音楽を思わせた。

キム・ヨナ選手は、悪い意味で水戸黄門みたいになってしまった。すべてが既知の世界。次に何をやるか予想できてしまう。
選手も観客も、それをなぞっているように思えた。

一回は成功しても、一回は感動させられる新鮮な演技ができても、

2度目からは自己模倣が始まる・・・。

今のキム選手からは、安定した自己模倣の世界を感じる。
こういう表現者になってしまったのね。
残念だ。

もちろん彼女の競技は、文句なしで素晴らしかった。
表現性の面では、私的には好みでない方向に行ってしまったのだと思う。
衣装位は変えてくれてもいいと思うのだけど。
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