懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

世界フィギュア「男子フリー」

2008-03-24 02:54:57 | Weblog
特に思いいれのある選手ってわけじゃないけど、ジュベールが負けてしまった、くやしい。

別にフィギュアスケートに詳しいわけじゃないので、単なる個人的趣味だが、1位の選手より、ジュベールに勝って欲しかった。

1位の選手の「ショートプログラム」を見た時、とてもTV栄えのする「イケメン」なんだけど、やってることがどこかつまらなく、フイギュアもつまらなくなったと思った。技術がまあまあの、「顔のいい男」がもてはやされるのは、バレエ界での、フリーデマン・フォーゲルへの、批評家のやりすぎな高評価以来、食傷ぎみな自分。

1位のハンサムさんを好きな方、ごめんなさい。私にフィギュアスケートの専門的知識はないので、単なる個人の嗜好の披瀝だす。

ジュベールと、もう一人、元世界王者のランビエールの身体の使い方は、バレエに例えると、ワガノワメソッドに近い気がした。全身でひとつながりの曲線を描く。

対して優勝した男子の選手のは、例えばロイヤルメソッドとか。
頭と腕と脚と銅が、それぞれ分離して見える。

採点方法にくせがあるらしい。
それで、あの選手(名を失念)が勝ったんだろうけど、4回転ないじゃないかとか、つっこみどころありあり。内容的には、ショートプログラムからして、ジュベールの方がずっとよかった、と個人的素人考えでは思っている。

ついでに、勝てそうにはなかったけど、ランビエール選手の、スパニッシュ風の踊りは、玄人はだしで、踊りのうまかった昔のメダリスト、ペトレンコを思い出した。

日本の高橋大輔選手の、ショートプログラムの曲、ありゃなんじゃ???だった。

おおっぴらには、「白鳥の湖」のロックポップバージョンとかで、”これで白鳥の湖がまた親しまれれば、良い”なんて言ったとしても、心の底では「なんだこりゃ~~?」と、小ばかにしている自分があるのだった。

ま~、白鳥なら、昔のウルマノフあたりがやるのが無難だったかと。

女子だけど、オクサーナ・バイウルの「黒鳥」での滑りは、フィギュアスケーターによる、史上最高の「白鳥の湖」だったろう。超えるものはあるまい。

高橋選手はクラシックが好きなのか、フリーでもチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」を選んでいた。選んだ曲は良かったんだけど・・。
これも、昔のメダリストのイリヤ・クーリックが、ベストフィットでこの曲に乗って滑っていたな~。

勝った選手を褒めた荒川静香さんもまた、勝った選手同様、必ずしも最高の技術を見せて勝ったわけじゃなく、周りを見て1つ難度を落とし、ノーミスで優勝したのを思い出した。

個人的には、伊藤みどり選手の「銀メダル」のフリーの演技の時の「根性」の方が感動したのを思い出した。
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