懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

青い薔薇

2015-05-09 02:38:14 | Weblog
青い薔薇を買って、食卓に飾ってみた。
一輪挿しより、葉の緑と、赤い花と合わせた方が映えた。

さて。

ダンチェンコのブルメイステル版「白鳥の湖」の話を、ちょっと書いたので。

この版で特に独創的な3幕の迷宮のような不思議な世界を初めて見た時、て。
自分もまだ若いころで、恋愛とかして、異性と付き合いだした頃だったから・・。

この、王子が悪魔舞踊団に幻惑されて、恋する女性が見えたり隠れたりする場面。

若い、恋する男の人にとっての、女性って、こんな感じなんだろ~な、って思ったりしていた。

というと普遍的だけど。もっと直接的に言えば、自分はどっちかというと受け身で、口説かれる立場だったこともあって、悪気はなくても、
当時付き合った相手とかから見て、こういう思いを、させてたんだろ~な、と思ったりとか。

最初っから、全てが分かってたわけじゃなく、何度かダンチェンコが来日して、作品を味わう中で、だんだんに、恋の色んな面が分ってきて、
この作品よく出来てるなと思ってみた。

現実の恋のことを考えると、こういう思いを相手にさせてたんだなっていうのは、苦い部分も、もちろんあるのだけど。

芸術の味わい。

青い薔薇を眺めながら、ふと、思い出していた。


3幕で盛り上げて、4幕の白の世界の静謐さも、他と異なる理にかなった振付世界で、3幕に気を取られて批評が忘れがちな4幕の振付の見事さも、強く印象に残った。

言い出すときりがないけど。

今どきは、バレエというと、公演の全体水準とか、質は落ちてるので、多少ゆとりある目で見たい。

話変わるけど、一方、シルヴィ・ギエムの引退興行。これもちょっと迷ってて。演目見たけど。隔世の感あり。

もう一人、ルジマートフって、かなり年齢高いはずだけど、未だに見かけがかっこよさを一定キープしている精進力は、凄いと思った。上体とか。
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